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今週のピックアップ! 1999年 7月 30日 第14号 そろそろ秋の新台ラッシュに向けて各メーカーからの新機種発表が相次いでいる。さぁ、本命はどれだ!? ■CRかましの金ちゃん(タイヨーエレック)
画面のきれいなことで好評だった銭形君の後継機として登場したのが、この機種。10インチの巨大液晶をフルに使った演出で今回も期待に違わぬ出来になっている。 銭形君で気になった大型デジタルならではの回転時のちらつきも解消され、格段に見やすくなった。予告、リーチアクションも豊富に搭載されているうえ、絵柄が10種類に減ったために通常時のリーチ確率がアップし、退屈することなく進行していく。背景が1種類になってしまったのは残念だが、まぁ許そう。お約束の100%大当たりするプレミアムアクションも搭載している模様。 また、巨大液晶故の回転ムラにも対策が施されている。初代10インチ液晶のCR海底天国で不評だったのっぺりしたステージに改良が加えられたのが銭形君の2層ステージだが、これでもまだ回転ムラはかなり残っており、金ちゃんでは新たに横方向からの入賞もサポートするようになった。サイドワープとでも言うべき部品が新たに取り付けられ、液晶横から中央までのルートを造っている。これによって2方向から入賞するようになり、一般の機種並に回転ムラは改善されたようだ。 8月2日にメーカーショールームで正式発表され、導入は9月になる見込み。 ■CRフィーバーカジノRX(SANKYO) 個人的にはドラム系のアクションはもう出尽くした感があったのだが、そこはSANKYO、またもやいろいろ盛り込んできたようだ。ドラム物としては珍しい再抽選アクション、フィーバーギンガにあった超コマ送りリーチの発展アクション、逆回転アクションなど。もちろん全回転リーチはお約束。予告も何種類かあるようだが、中でも突然BGMがフィーバークィーンのそれに変わる物は、オールドファンには涙物だ。 盤面構成としてはワープルートが採用されていないため、横方向からの入賞のみとなっている。大型のドラムや液晶を搭載した機種は、ゲージ構成に無理ができる点をワープルートで解消するのが普通なのだが、この機種にはあえてそれがない。どうしてもドラム物の原点としてフィーバークィーンと比べてしまうので、少し物足りない感じ。玉の動きが単調にならなければよいのだが。 こちらも導入は9月以降になる見込み。 ■CR南極カントリー倶楽部(大一) ファイナルバトルの時も感じたが、また焼き直しか。キャラクターを入れ替えてアクションや発展系などはほぼ同じで、プログラムの使い回しが見え見えだ。リメイクで成功した海物語などの例もあるが、バトルヒーローシリーズのようにある程度の知名度がある機種ならともかく、入れてなんぼにそれほどのネームバリューがあるとは思えない。 大ヒットした機種のリメイクを作るのは戦略的に認められる点もあるが、あまり乱発するのはどうかと思う。メーカーの開発力を軽く見られてしまうのではないか?再考を求む。 その他の登場予定機種 ■CRミスターマリック(マルホン) 詳細は不明。続報に期待して欲しい。 ■ゴング7A(NET) こちらはスロットの新機種。本邦初の7ラインにしてA−600タイプ。資料によればB−MAX並の出玉が得られるようだ。しかしA−600機といえばその破壊的な出玉の影響で低設定域での確率の辛さに定評(?)がある。一方7ライン機はライン数を増やした分確率を甘めに設定できるのがメリット。この相反する要素を一つの機種に同時に盛り込める物なのか?この機種の場合、レギュラーボーナスを思い切り辛くすることでバランスをとろうとしているようだが、果たして完成度の程は? フライングアイズVCTなど、最近NETは今まで無かったスペックの台に挑戦している。先駆者としてハズレの機種も当然含まれるだろうが、その姿勢は評価できると思う。 それにしても99年基準が登場してしばらくたつが、なかなか斬新な台は出てこないものだ。せっかく細かな内容の変更があったにもかかわらず、出てくる物といえば1/2、もしくは1/2弱の確変率の物ばかり。これでは宝の持ち腐れだ。 逆に現金機の方が元気がいい。サンダースケルトンやパープルアイスなど厳しい規制の中で斬新なアイディア、スペックを持った機種が登場してきている。 特にパープルアイス、最近になって導入店もちらほら見かけるようになったが、ダブル変動は良くできていると思う。あれを勘違いしている人も多いんじゃないかな?権利物並に甘いスペックの台を戻しのあるスタートチャッカーで使うために、打っていてストレスがたまらないように工夫してある。何だ思ったより回らないんだ、だまされた!なんて思っている人はスペックをもう一度見直してみよう。ボーダーラインを見ればデジパチとしては破格の数字が出てくるはずだから。 話がそれてしまったが、せっかく99年基準になって規制が緩和されたわけなのだから、メーカー側にはもっと冒険してもらいたいところだ。カジノには筆者も期待していたのでレンチャン機でないと知ってがっかりだ。各メーカーさん、次こそ頼みますよ!
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