2000年 9月 2日　第４8号

【アルゼ回胴遊商除名（脱会？）・新着情報】

先週ホールにいる子供について筆者なりの見解を書いたところ､多数の方から反響を頂きました｡その内訳はホールに子供を連れてこないほうがいい…１００％、その他０％｡ある程度予想していたことだが､１００％とはちょっと驚き｡実際現役で連れて行っている方からの意見があれば面白かったのだが､なかなかそうはいかないらしい｡も少し深く掘り下げていくと､託児所など無いほうが良い､とにかく子供連れは断固反対という方が７０％以上いました｡筆者も賛成です｡え？先週といってることが違う？いえいえそんなこたぁありませんよ。うまく表現し切れなかったのですが､要するに子供禁止を立法化し罰則をつけるか､それが出来ないのならば託児所を､ということです｡かなり厳し目の罰則をつけない限りホールに連れてこられる子供はいなくならないでしょう(減ることはあっても)｡託児所の無いところにいるよりはあったほうが良いと考えたのです｡考え方に賛否両論はあるでしょうが､子供にとって良い環境を､というのは万人に共通しているはず｡死亡事故が起きるのは今に始まったことではないのに､根本的な対策はされていない現状をふまえ､世論は絶やさないようにしていきたいものです｡

とまぁありがちな締めでくくったあとは気を取り直して業界ニュース｡

業界最大手メーカーアルゼが回胴式遊技機商業協同組合(回胴遊商)を除名になりました。そのことで、アルゼ側では脱会するとの見解ですが、回胴遊商では脱会ではなく”除名”を決議しました。アルゼ側の見解はこちらですが、これでは全然何のことやらわからないですね。

回胴遊商では、組合員過半数の賛同の下に「確認シールの取扱規則」（規約第５号）を制定して、平成11年４月１日から組合事業の一環として「流通段階におけるセキュリティー確保」のため、確認シールの貼付事業を実施していたが、アルゼは再三の催告に応じず、子会社であるミズホ、エレコ、メーシー販売の機種に至るまで確認シール事業をまったく利用しなかったらしい。そこで、中小企業等協同組合法による組合は、これは間接的に組合事業を妨げる行為であって、定款第13条第３号の除名理由である「本組合の事業を妨げ、または妨げようとした組合員」に抵触するとの判断から、臨時総会でアルゼの除名を決議したとのこと。

ただ、このことでアルゼは法的な制約は何ら受けないようですが、ただ１点、中古業界においては多少動きがありそうです。筆者だったら自分チに都合のいい組合を新たに作っちゃうな、多分。業界最大手だし。まさかそんなことはしないよね…

そしてその話題のアルゼからは大花火沖縄バージョンが正式発表に｡BIG中の役配分を調整し､音声出力を装備した新しい大花火だ｡一説によれば２５φのシェアが飽和状態のため､新たな市場開拓に向けての第一弾だとか｡この後にドンちゃん系でもう１機種待機しているらしいので､年末に向けて目が離せないところだ｡

ニューギンからＣＲパロディウスだが登場。スペック的には目新しいところは無いのだが､やはり３０代近辺の筆者の世代(の一部)にとっては思い出深いキャラなのでは？データベースはこちら

マルホンからは野球をモチーフにしたCRワイルドスラッガーが登場。守備チームのパーラーズと攻撃チームのスラッガーズが繰り広げる死闘(？)のアクションが売り｡野球物は過去に何度も発表されているので特別目立つ存在ではないが､技術の発達による高度な画面アクションに期待したいところだ｡

そろそろ巷に浸透しているCRサンダーバードシリーズだが､実地で打ってみると玉持ちがかなり良くなることが発覚｡左右に２個ずつ入賞口が配置してあるのだが､このうち最も入賞しやすい左上が１５個戻しになっているのがその理由｡そのためチョロ打ちが有効で、玉がギリギリ戻らない程度に弱く打ってみよう｡入賞口周辺が極端に引っ張ってない限り､そこそこ入賞してくれるだろう｡打ってみた感じおよそ７〜１０％ほどアップしたので､見かけたら是非お試しあれ｡