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気まぐれピックアップ
2000年度版


第57号(2000.12.28)
 パチンコ動向
 登場予定の機種
 長期休暇の戦略

第56号(2000.12.15)
 サムライスピリッツ
 DH2
 ブラックジャック777

第55号(2000.12.7)
 コラム

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 コラム

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 ファウスト

第52号(2000.10.26)
 CRお天気スタジオ
 キャッツアイ

第51号(2000.10.19)
 コラム
 
第50号(2000.9.19)
 パチンコ依存症
 新着情報

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 フライデー掲載記事について
 ドミノLTホールデータ分析

第48号(2000.9.2)
 アルゼ回胴遊商除名
 大花火沖縄バージョン


第47号(2000.8.23)
 CRスーパーコンビSP

第46号(2000.8. 5)
 ビッグボーダー
 実践データ

第45号(2000.7.31)
 盆前新台発表

第44号(2000.6.26)
 CRめちゃいけナース
 CRゲイルファイター
 バトルナイト
 玉緒でポンDX 他

第43号(2000.5.25)
 CR不二子におまかせ
 ハイパーラッシュ
 ニュートラッド
 半蔵


第42号(2000.4.21)
 CRハクション大魔王

第41号(2000.4.2)
 スロット業界&ホール選び

第40号(2000.3.11)
 アルゼ確率表&機械割

第39号(2000.2.24)
 幕張産業フェアレポート
第38号(2000.2.15)
 CR寿司屋の大将
 CR牛若外伝FL3
 CRたぬ吉2000 他


第37号(2000.1.26)
 CRジャングルパークXLTD
 カンフーレディー
 (データ分析)


第36号(2000.1.16)
 勝率を上げるために

第35号(2000.1.8)
 F山寺日記
 CR海
百景
 CRスーパードラゴン




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今週のピックアップ!

2000年 4月 21日 第42号

【攻略ネタ!?と、新台情報】


いやぁ、とうとう発表されました、ネット2機種の攻略法。ちょっと前からうわさが先行し、わたしも色々試してみたのですが、正確な手順はわからずじまい。某セブンダラーズ設置ホールに協力を仰ぎ、一晩かかって計30回ほどのBIGを引いてみたのですが、うーん、かなりいい感じだったんすよ。その時試したのはボーナス成立後の2枚掛け。結局最後に止める右リールがすべてビタで止まったために、目押しさえ正確ならスーパーBIG獲得率はほぼ100%。逆に1コマ手前で押してしまった場合は全てノーマルになった事もあり、この手順でバッチリだと思っていたのですが・・・(セブンダラーズ)後日他ホールの乾杯にて試してみたところこちらは散々。たとえ右リールの乾杯絵柄をビタで狙ったとしても1コマ滑ってしまうのがほとんどで、最終的には普通打ちと同程度のスーパー突入率で終了。当初はBIG成立後にチェリーフラグを引いたときに云々といった情報が錯綜していたため、こちらも試してみたのですが、とにかくチェリーの確率が悪すぎ、これじゃぁフュージョンじゃねぇかということでこちらも断念。まさかリプレイフラグ成立時にBIGが揃うとは夢にも思いませんでしたよ。ホール側とすれば変則打ち禁止等で規制をかけるところと技術介入の要素として逆に煽るところで2分されるだろう。もともと渋めの機種だったので少々割が上がったところでいいじゃないか。。。と言いたいところだが、それはホールのやり方次第。目押しに自信のある方は今のうちにどうぞ。

気を取り直して新台速報から。

CRハクション大魔王(サミー)

こちらのメーカーはまたもやタイアップ物。呼ばれて飛び出てジャジャジャジャ〜ン、の例のやつ。スペック的には現在のフルスペック機とほぼ同様の1/318.5、確変率1/2、15ラウンド。ゴールデンウィーク明け5月第3週頃から導入予定。今月の20日より全国のショールームにて展示が始まっており、ホール関係の方ではもう実機を見た人も多いはず。筆者もついさっき伺ってもらってきましたパンフレット。ついでにプロモビデオも見せてもらってきたが、かなりいい出来。キャラクターの声もオリジナル音声を使用、動きもまずまずの出来栄えで、まず間違いなく人気が出るであろうと思われる。リーチアクションは全てノーマルリーチから発展し、一旦停止後に動き出せばスーパーリーチに。通常1ライン構成なのだがキャラクター登場で2ライン3ラインに増えるケースと、1ラインのままでキャラクターアクションを起こすケースに分類される。ただ、ゲージ構成的にはヘソまでの道のりが遠いこととガンダム同様大きめのステージがあるので、回りムラは激しいだろう。ヘソ釘はもちろんのこと、道釘も要チェックだ。

そしてグランシェルデータ分析。今回は設定3に絞り、6台分を用意。等価交換以外のホールではこの辺がベース設定になると思われる。ちなみにメーカー発表の確率はBIG1/277.7、REG1/606.8。

台番号 1 2 3 4 5 6 TOTAL
  39 30 315 422 361 466  
  575 85 188 135 111 77  
  154 383 251 119 100 194  
  1327 160 1294 383 98 381  
  83 357 303 344 288 219  
  679 426 116 710 75 109  
  524 234 25 37 15 46  
  293 158 126 378 379 6  
  57 422 278 268 297 62  
  53 283 107 262 453 111  
  58 55 576 32 90 610  
  229 75 401 53 165 158  
  963 450 497 57 13 134  
  94 435 584 15 25 506  
  285 109 282 47 86 53  
  76 86 0 137 816 540  
    221   887 249 125  
    4   166 342 208  
    129   197 62 183  
    626     111 185  
          20 808  
          513 79  
          105 542  
          100    
          304    
          67    
          136    
          53    
          115    
          122    
アウト 17687 15930 17481 15493 19809 19526 105926
補給 15427 17048 14980 16059 24529 20344 108387
差メダル 2260 -1118 2501 -566 -4720 -818 -2461
BIG 15 19 15 18 29 22 118
REG 14 11 8 9 21 11 74
総回転数 5453 4678 5308 4610 5582 5735 31366
機械割 87.2 107.0 85.7 103.7 123.8 104.2 102.3
BIG確率 363.5 246.2 353.9 256.1 192.5 260.7 265.8
(リプ込み) 421.2 285.3 410.0 296.8 223.0 302.1 308.0
REG確率 389.5 425.3 663.5 512.2 265.8 521.4 423.9
(リプ込み) 451.3 492.8 768.8 593.5 308.0 604.1 491.1
ベース 51  
枚数 383  

データ上、BIG確率が下回り、REG確率が大幅上回った結果、機械割的には若干下回っている。気種別性格分析的なものは他に任せるとして、ここではこのデータの偏りについて少し触れておこう。総回転数で3万(リプ抜き)なので、軽くBIG100回以上のデータなのだが、BIG、REG共に10%以上の偏りが見られている。確率どおりにBIGが引けていれば(31366/6.3*7.3)/278=約130になり、期待値的には−12回分になっている。この数字を多いと見るか少ないと見るかは人それぞれだろうが、わたしはこれだけずれるとちょっとやりきれない気持ちになる。もちろん、プラス方向にずれてくれる分には一向に申し分ないのだが、確率の神様は気まぐれなので当然このケースのようなことも多々ある。平均獲得枚数を等価交換で割れば約7600円、12回分だから9万円以上の誤差となる(もちろんこれは概算なのでREGのことは一切考慮していないが)。ほぼフル稼働6日間分のデータでこれだけずれる。

プロまたはセミプロとして打っている人のほとんどが”確率は収束する”事を前提にして打っているはず。これは至極当然のことで、今の算数ゲーム的なパチンコパチスロ必勝法の基礎だ。しかし、ある程度長い期間にわたって収支と試行回数をデータとして収集し、それを振り返ってみたときに新たに気づくことも多い。その一つとして”確率は収束する”が、”収支は収束しない”のだ。確率が収束するということは試行回数を増やした結果、単位数が上がっていくために末端の単位においては誤差が小さくなっていくということだ。しかし収支に関しては違う。あくまで末端の単位まで金額としてはじき出すから、たとえ1万円の単位が末端にまで下がったとしても実生活とのギャップで誤差として受けとめられるかどうか?比率的に1億円の中の1万円と1万円の中の1円が同じだと理解できてもそれはあくまで机上の空論でしかないから。他にいくら大金を持っていようとも1万円は1万円であり、それ以下にはならない。

上記ケースのようにマイナス方向にずれていくケースは決して珍しくない。それが際限なく続くことはまずありえないだろうが、極まれな不運が続いてマイナス方向にずれてしまった結果は、同じく極まれな幸運が続いてプラス方向に補正されない限りずれたままだ。現在パチンコパチスロで飯を食っている人、これからこの道で食っていこうとしている人はこのギャップをよく考えておくことだ。筆者の場合このギャップに耐え切れていない。実際精神的にもかなり落ち込む時期があったし、後から意図的に確率どうりでなかったことが判明したケースもあったし(笑)。


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