今週のピックアップ!
2000年 5月 25日 第43号 (5/29追加) 【新台情報】
■CR不二子におまかせ(平和)
24日に大々的なキャンペーン(恒例)でデビューした平和ルパンシリーズの最新作。名前でおわかりのとおり今回は峰不二子ちゃんが主役。前作のCRルパンシリーズに比べ、キャラクターがコミカルになり、アニメチックな動きになっている。
スペック的には今まで通りの99年基準フルスペックで、確率1/300ちょい、1./2で次回まで。今更この手のスペックについて語ることはないだろう。皆さんお馴染みのごく一般的なCR機だ。だからそんなことはどうでもいい、といったら言い過ぎか。いやいやこの台はアタッカーの拾いが、ミニアタッカーの性能が云々といったことは本職さんたちだけが気にすればいいコトだし、いやいやこの台は朝の立ち上がりが、大当たりの波が云々といったことは1日単位で結果を出さなければいけないホール管理者とその辺のおっちゃん達が気にすればいいコト。ココを見ている大多数の一般ファンの人達はやっぱりそんなことはどうでもいい。
んじゃ何を気にすればいいのか?そりゃもうもちろん盤面右側を占領している不二子の特大フィギアに決まっている。ほとんど釘の無い状態でスタートチャッカーにもほぼ入賞が望めないのだから、普通の人は弱打ちするのが普通だが、あくまで不二子にこだわるならばそこをあえて不二子に沿って玉を流してみるのも手だ(大嘘)。右側の入賞が望めないのだからレールの天辺にゴムをつければいいものを、あえてそれをせずに右に行った玉がそのままストレートにアウトに流れるゲージを作った平和の開発部には脱帽だ。損得勘定の出来る人はそんな策略に引っかからないように要注意。まじめな話、この機種には非常に癖の強そうなステージが搭載されている。写真ではわかりづらいが高低差の大きい波型ステージ、しかも3段構成、トドメにそんなステージにもかかわらずワープルート無し。ジャンプ釘から跳ねて乗るコースがメインなだけに、ヘソより先に寄り釘重視で行くべきだろう。なるたけステージに乗り、なおかつ揺れがおさまってから落下するためにもネカセはキツメが良。 そして皆さんお待ちかねの画面アクションはといえば、何だかどこかで見たよーなリーチが勢ぞろい。各アクションについての説明は省かせてもらうが、デジタルアクションよりも色々盛り込まれた小技に注目したい。大当たり確定の隠れキャラ達(超小さい!)や確変の期待度が変化する再抽選アクションなど、どこかハレンチなメーカーが作った機械のようだ。主役が主役なだけに、お色気アクションもバッチリ。公共の場で披露しても差し支えない程度の露出度でさまざまなリーチにサービスショットあり。リーチは当たってこそうれしいものだが、この機種の着替えリーチなどは外れた場合のほうがうれしいかも?とはメーカー談。
早いところでは6月頭の導入もあるので、それから7月にかけての新台入れ替えの主役となるだろう。
■ハイパーラッシュ(山佐)
アラベスクが思いの外好調だった(かな?少なくても筆者の周りでは)山佐から、またしてもテトラな機種が登場。今までのテトラは全てノーマルなAタイプだったが、今回は獲得枚数の違う2種類のBIGを搭載。乾杯に代表されるあの手のヤツだ。ちょっと違うのがスーパーとノーマルの振り分けがメインリールではなくテトラで行われること。これによってネットの機種で話題になった両BIGの狙い分けはまず不可能だろう。ちょっと残念。
テトラアクションもアラベスクとは一線を画したものになっているようだ。これについては実践してみないとなんともいえないが、どうやら毎回動くタイプではないらしい。
テトラリール機も今や珍しいものではなく、BIGに格差をつけた機種も幾つかのメーカーから出されているが、この2つが合わさってどのようなゲーム性に仕上がっているか?気になるところだ。1+1=2にはならないような気もするのだが…
■ニュートラッド(岡崎)
こちらはAT(アシストタイム)機。AT機といえばサミーから鬼太郎が登場して間もないが、今度は岡崎からトラッドの後継機として登場。鬼太郎が3種類の小役を狙い分けることで 通常時とAT時を区別しているのに対し、こちらはリプレイの確率を変動(約1/1.5にアップ)させることによって実現している。文章では伝わりにくいだろうが、これは非常にすばらしいことだ。引き込み100%のリプレイを利用しているから、順押しであれば何も狙わなくてOK。これによって今まで大量獲得機やCT機に参加できなかった客層もBIGの連荘を味わえることになる。毎BIGごとに50プレイのATだから、パチンコで言うところの穏やかな現金機といったところだが、このスペックがパチスロになったときどのような挙動をとるか、楽しみだ。
■半蔵(ネット)
こちらはBタイプながらなんと3種類のBIGを搭載。ノーマル、ミドル、スーパーで各種が約100枚ほど差がつくようになっている。このうちミドルBIGについてはいつでも揃える事が可能だが、ノーマルとスーパーは制御によって振り分けられるようになっている(1/2)。7ライン気ならではの高確率と大量出玉が重なれば一気にドル箱カチ盛りも可能。乾杯でちっともスーパーが引けなかった筆者のような人はこっちをプレイしたほうがいいかも。ええ、そりゃ10回中スーパーが1回しか引けない筆者はこっちをやりますとも(涙)。
■ターミネーター
こちらは大物タイアップ機種。詳細は不明だが、ターミネーターといえばあのシュワちゃん、出演料も超大物なことで有名な人だけに、版権がいくらなのか気になるところだ。ロッキーと違って肖像権も絡むだろうし、しかもシュワちゃん2コマぶち抜き絵柄だし…(関係ないか)。
ゴールデンウィークが明けてもスロットは各メーカー山盛り新機種を出してきている。上記以外にも、NJ(アルゼ・CT機)、ジャイアン(マックスアライド)、ハイハイシオサイ、キス(パイオニア)、などが名前を連ねている。しかーし、今業界内で最も注目されている機種といえば、サンダー2000(アルゼ)しか無いっしょ!早ければお盆前に登場のこの機種、あのサンダーVの後継機というだけでヒットは間違いない上、7.5インチ液晶画面搭載機種だというのだから否応にも期待がかかる。あの大花火の一件で現在じわじわと立場がまずくなっている(らしい)アルゼとしてもココで一発スマッシュヒットを飛ばしたいところだろう。今後の動向に注目!これを書いている時点で一通のダイレクトメールが届いた。差出人は豊丸産業。もちろんコマコマシリーズ最新作のCRコマ道楽に関することだ。来週29日に展示発表するとのことなので、次回はこの機種を重点的にお伝えできると思う。
華やかな新機種発表等の表舞台とは裏腹に、パチンコ業界の側面では相変わらずいやーな事件も後を絶たない。当社のある前橋市では全国に先駆けて(?)幼児の死亡事件が発生している。毎年毎年、これでもかというほど発生し報道されているにもかかわらず、無責任な親の監視不行き届きによって早すぎる人生の幕引きをされてしまう幼児・乳児をこれ以上増やさないためにも、見かけたらためらうことなく通報していただきたい。全国的に見れば交通事故で命を落とす子供のほうがはるかに多いのだろうが、こちらの場合は100%防げる人災なのだから車中に置いていくことは絶対に避けて欲しい。エアコンをつけておいたとか、ドアロックをかけておいたとか(拉致・車両事故等)言い訳にもならないのだということを肝に銘じて欲しいものだ。また、こういった事件を少しでも減らしていこうという運動をされているサイトもあるので紹介しよう。 ■幼児車内置き去り事件撲滅推進運動公式サイト http://www2.tokai.or.jp/moahome/kyoudou/SC-index.html
それともう一点、全国的にゴト師による被害が急増している。偽造チップやハーネスなど、大胆にも営業時間内に交換していく手口が各地で報告されている。それらの場合大抵はギャングさながらの荒っぽさで行われる上に多人数の場合がほとんどだから、もし万が一現場に遭遇してしまった場合手出し口出しは絶対にしてはならない。完全に無視するか速やかにホールのスタッフに通報してしかるべき処置をとってもらうこと。お仕事中にどんな形でも関わりあってしまったら最悪の場合命を落としかねないのでこちらも厳重に警告しておく。