まず、名前がよかった。と思いました。次に、とっかかりの、暴漢撃退、というエピソードもよかった。主人公が秋葉系もよかった。
なにより、参加しているみんなが真剣なのが非常によかった、と思いました。

と、知らない方にはなんのことかとお思いでしょうが、今、ちまたで話題の「電車男」の話です。私も遅ればせながら本を読みました。内容をカンタンに説明すると、こうです。
電車で酔っ払い客にからまれている女性をオタク系のもてない男性が助けたところ、その女性からお礼にカップが送られてきたのをきっかけに、電車男というあだ名でインターネットの掲示板にアドバイスを求める。アドバイスは電話のかけ方から、食事の場所や服装まで、それに対してまわりの人たちが精一杯のレスとハゲマシを送る。その掲示板のやりとりをまとめたものが一冊の本にしたものだそうです。最後にどうなったかはここでは伏せますが、なかなかリアリティ満点で面白かったです。

掲示板、という媒体が人を正直に、優しくさせるのかなあ、とも感じました。
名前がわからない、顔もわからない、素性のわからない相手に、本気で心配し、アドバイスし、心からの応援をするやりとりを見ていて、感動すらしてしまいました。

コミュニケーションのスタイルはどうあれ、他人に優しくするのは当人も、見ている周りも気持ちがいいです。逆は醜悪に尽きます。
応援、いい言葉ですね。
応援されるの、うれしいですよね。
みなさんも、身近にいる人にぜひ応援を！
応援するのも、気持ちいいものです。