2001年 3月 8日　第５８号

【気まぐれ情報】

さぁ年も明けて既に３月中旬にさしかかろうとする今日この頃､貯まりに貯まった情報をやっと皆さんにお届けできます｡思えば去年の今ごろは幕張でパチンコフェアが開催され､非常に多くの機種が発表されたわけですが､筆者が最も期待していた一般台（羽物）は出品されたものはすべてお蔵入り､ダイドーから1機種発表されただけにとどまっています｡今年こそちょっと元気のないパチンコ業界に新風を巻き起こす斬新な機械を期待したいところです｡

■先日筆者は老舗のゲーム屋さん（店舗ではなく納入業者さん）とお話する機会がありました。そちらの会社は創業三十云年、ブロック崩しより前から業界を見てきたそうですが、最近（ここ1〜2年）、ゲーセンでの主流がテレビゲームからパチスロに変わりつつあるそうです。1店舗で20〜30台も設置する大型店舗も増え、売上的にも主役になり、今後もしばらくこの方向性で進んでいくとのこと。道理で最近の学生さんたちが古い機械に詳しいわけだ。中高生たちがサンダーがどうの、HANABIがどうのと話しているのを聞く機会が増えたのはゲーム業界の移り変わりがあった訳です。需要があるからシェアが広がっていくわけで、シェアが広がればどんどん新しい機種や人気のある機種が投入されるようになります。今ではホール登場と時期を同じくして新機種がゲーセンに設置されるケースもあるとか。もちろんそこでもＳＮＫを吸収したアルゼが幅を利かせていることは業界内での周知の事実だそうで。今まで筆者はＰ業界ほど物価の高い業界はない、と思っていたのですがその点でも認識不足でした。ゲーム業界での新品スロットの値段といったら、それこそ目の玉が飛び出るほど高いです。そりゃぁ儲かってしょうがないですね。

■そんな感じでいろいろな他業界に手を伸ばしているアルゼから雑誌も出版されました。『月間アルゼ王国』。一冊丸ごとアルゼの機種、ゲーム関係で埋め尽くされており、とてもじゃないけど月間ペースではネタが尽きてしまうであろうと思っていたのですが、無事第2号も発刊されています。大手書店コンビニであればどこでも置いてあるので、見かけた方も多いと思います。単なる1メーカーとして月刊誌を発行するのはもちろん初ですが、パチスロだけのメーカーでは不可能でしょうし、多角経営を目指すアルゼならではと、素直に賞賛を送りたいところですが、ますます他メーカーとの格差が開いてしまう気がして、気になります。頑張れ他メーカー！

ついでに本日（8日）より受注開始の機種があるそうです｡営業によると完全告知の技術介入正ほぼゼロ､売り文句はポストジャグラーだそうですが､5千台限定販売で本日受け付け開始にもかかわらず今の時点で既にほとんど残数無し､というのもこの業界ならではの笑えない話｡

■そういえばネットのブラックジャック導入当初、奇妙な現象にあたりました。新台で入ったＢＪのシマでお客さんが騒いでいます。様子を見に行くと、端の台でどうやら告知が入っているのに揃えられないとのこと。ンもうしょうがないな、と見に行くと液晶画面に”ＲＥＧＵＬＡＲＢＯＮＵＳ”の告知が。しかし話を聞いてみるとなんでも既に100Ｇ以上回しているのに揃わないそうです。そんなことがあるものかと代わって回してみましたが、なんとホントに揃いません。結局どうにもならないのでその時はお客さんに了解を得てリセットしてしまったのですが、直後ネットに確認を取ってみると何件か同様の報告があるそうで、原因はサブ基盤のコネクタがきっちり刺さっていなかったせいだそうです。むきになって回してしまいましたよ、先に言って欲しかったなぁ、ネットさん。

■各地で爆裂と大ハマリを演出しているサミーの獣王ですが､筆者に入った未確認情報によればなんでも設定６で25000枚出たとか､設定１で20000枚！出たとか､噂が飛び交っており､導入から速攻増台を決めたホールや新たに導入を決定するホールが激増､生産が追いつかない状況だそうです｡この様子だとゴールデンウィーク前の入れ替えに新台で入る可能性まであります｡新システムも順調に受け入れられたってトコでしょうか｡最新のインディージョーズより獣王の方が人気（ホールに）というのもなんだかなぁ。

■パチンコの貸し玉料金を見直そうとする動きがあるようです。現在２５玉／１００円のところを２４玉／１００円に変えようというものです。消費税の導入が名目ですが、実質的な値上げですね。約４％ほどの値上げになります。わずか１発くらい打ち手にとってはほとんど意味がないものですが、ちりも積もれば山となる、ホールにとっては大きな売上向上になります。

■脅威のＢＩＧ確率を引っさげて登場した山佐のナイツ。最低設定でも1/200を上回り，最高設定に至ってはなんと1/120という気前のよさ｡まぁその分ジャックゲームが１回しかなかったり通常時のベースが低かったりときっちり帳尻を合わせてはいるわけですが､あまり爆裂振りを見かけないのは筆者の気のせいでしょうか？ということで某ホールにご協力をいただき､採ってきました設定６猛爆データ。

総回転数　4859回　　ＢＩＧ52回（1/93.44）
ノーマルｏｒハイパー比率　Ｎ14：Ｈ38
差枚数　+9833枚

確率的に上回っているのもさることながら､やはり勝因はハイパー比率でしょう｡約４回に３回ハイパー引いて確率２ケタ台なら負けようがありませんな｡途中の２４回連続ハイパーの時はかなりシビレました。しかもほとんどは100回転以内のレンチャンです｡ということで終日ブン回せば１万枚オーバーもかなり現実的な感じのナイツですが､これはあくまで設定６でのお話｡低設定域でのＢＩＧ確率の高さに惑わされないよう､

■○イオニアから登場した○アシス、見た目がまんま○イ○イ○オ○イで２５パイなこともあり､かなりの導入が見込まれていたのですが､ここに来て各地のハ○ハ○が突然”なぜか営業できない病”にかかりシマ閉鎖続出！なのでオ○シスにも当然飛び火が予想され､残念ながら導入を見合わせるホールもチラホラ｡むぅ、慣れてしまって油断していると､こんなことになったりならなかったりの繰り返しですな､この業界は｡伏字で御免。

■たくさんの叱咤激励のメールを頂きましたので､この場を借りてお礼申し上げます｡ありがとうございました｡更新を休んでいる間にもWEB上のパチンコパチスロ関係サイトでは様々な動きがありましたので､次回はその辺に焦点を当てていきたいと思います｡