返信元の記事 | |||
【581】 | 福島原発に思う 2ndインパクト (2011年07月11日 22時45分) |
||
また、ウザイって思われるかもしれませんが、ちょっと気になる事を。 福島原発による放射能汚染の影響が、本当に大きくなってきています。 ここまで来ると、日本という国自体に大きな患部ができている印象で、もう収拾がつかない状況になりつつあります。 今回の出来事の直接の原因は東日本大震災で、自然災害なわけですが、ここまで問題が大きくなった原因は、一つのシステムの一番の弱点がどこかを見極めていなかった東電にあると言わざるおえません。 まず、エネルギー政策の方針とか大きな観点は別として、核という諸刃の剣を内包する施設を作ってしまった立場として、その施設を安全に運用するという観点では、東電が100%の責任を負うでしょう。 そう考えた場合、システムとして安全性を突きつめて考える必要があります。 そう考えるとマグニチュード9.0という100年に1回の大地震は想定外だったというのは言い訳にしか過ぎません。 システム的に一番信頼性が弱い部分をクリティカルポイントと言いますが、それは、設備の基幹的な部分とは限りません。 今回の場合は、補助電源設備という、通常運用ではどうでもいい部分がクリティカルポイントになりました。 普通の設備では、地震等が起きた時、停止処理さえきちんと実施されれば、一応は危機的な状況は回避できます。 でも原発の場合、燃料棒という放っておけば危険な状態になる要素を抱えて居たため、それをサポートする補助電源設備が一番重要な設備になったのです。 例えば、今回のように自然災害ではなく、テロ行為によって補助電源設備を破壊し、何らかの方法で原子炉を停止できれば、全く同じ状況を作り出せたのです。 このようなシステムとして致命的な弱点を看破できなかったとは、東電って(まあ政府、自治体、他の電力会社込みで)システム的な思考ができる人間が全く居なかったって事なんですかね。 私も仕事上(今は休業してますが ^^;)東電の規模の大きさ、人材の優秀さは知ってる方だと思いますが、日本の代表的企業の一つとして、今回のような事を引き起こしたのは、日本企業というものに共通な弱点があるのではないかと思うのです。 それは、何か一つの重大な判断が行われる時、ある特定の人物の利害とか、面子とか、思想とかに左右され過ぎると言う事。 まあ、安全性に関してはあくまで理性的で、その辺のルールにシビアなアメリカでさえ、スペースシャトルの運用に関して面子的なもので失敗したほどですから、無理もない出来事だったのかもしれませんが。 優秀な人は、優秀な人として、その立場に見合った仕事をして欲しい。 そう、切に願います。 |
■ 714件の投稿があります。 |
72 71 70 69 68 67 66 65 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 |
【582】 |
写メ鬼武者 (2011年07月12日 09時30分) |
||
これは 【581】 に対する返信です。 | |||
作家「K」は言ってました。 日本人に今必要なのは「覚悟」じゃないか? 誰が悪いとか、そんなことよりも、自分が生きている社会は、自分も参加している社会であり、 そこで起こることや、決めごとに対する自分なりの行動理論を持つこと。 言われて初めて気づくようなことばかり、(自分だけかな?) 「えーっ!そうだったの?」と思うことが毎日のようにある 「わたくし、貧乏人でこれ以上失うものはない。」 そんな風に思っている自分なので、無責任発言もしちゃうのですが、 社会が向く方向(自然な流れにしろ、人為的なものにしろ)は、いつの時代も「誰か」の一時の思惑。 100年、200年後に分析されるまで渦中の人は流され生きてゆく。 なぁんてことを無責任に主張しても、とりあえず逮捕されることは無い。 なんだか、色々と書いてたら、筋道も一貫性もありゃしない。 俺の頭じゃ無理かぁ、、、 そうだ、忘れていた。「ゆるく生きよう」 そんじゃーね |
|||
72 71 70 69 68 67 66 65 64 63 62 61 60 59 58 57 56 55 54 53 52 51 50 49 48 47 46 45 44 43 42 41 40 39 38 37 36 35 34 33 32 31 30 29 28 27 26 25 24 23 22 21 20 19 18 17 16 15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 |
© P-WORLD