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【12】 | この先が思いつきません、懺悔します 勃つんだじょー (2010年04月02日 23時26分) |
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創作劇場 お父さんの愛 その1 「あなたぁ、そのお金だけはやめて!それは風子の入学費なのよ!」 妻のまつ子は泣いて夫を止めようとするが、夫の啓二はまつ子の手を 振り払い「今、潜伏してんだよ、ここでやめられるか、じょーだんじゃあねぇ!」 「これっぽっちのカネ、何倍にもして返してやるから、そこをどけ!」 まつ子を足蹴にして、わずかの金をわしづかみにして、ホールへ駆ける 啓二であった。 一人娘の風子は今春休み。桜が満開になる頃には高校生になる。 図書館から帰り、家に着くと母が目を真っ赤に腫らして座りこんでいる。 何があったのか、すぐに想像がついた。 お父さんとパチンコのことで また喧嘩になったのだ。 お父さん、バカだから、どうせ今日も負けて 戻ってくるに違いない。仕事もしないで、パチンコばっかり。 前はあんなに酷くなかったのに、リストラされてから変わってしまった。 風子は悲しい。 父には辛くあたるけど、本当は大好きなのである。 「このニオイお仕事のニオイなの?いいニオイ!」幼い頃そう言って 仕事帰りの父に抱きついたことがある。 今はもうあの頃の父ではない。 もうすぐ新しい生活が始まる。だからあんなバカなお父さんのことなんて 気にしないようにしよう。 風子は自室に向かった。 まつ子は思う。いくら世の中が厳しいからって、探せば何かひとつくらい 仕事あるだろう。でもあの人は探しもしないでパチンコ三昧。もうこの家 にはお金がないのに。いくら私が新聞配達してスーパーのパートに出ても 家賃払って光熱費払ったら、いくらも残らない。わずかの貯金もすべて 食費に充てた。あの風子の入学費も返ってこないだろう。風子だけは せめて高校へ通わせたい。なんとかしなければ。入学費、「にゅうがくひ」 と呟くと、ふらふらと立ち上がって、洗面所へ向かった。 啓二は息を切らしてホールに戻ると、驚くようなものを見つけた。 なんと・・・ (その2へ続く) サルですまん 様 わがトピへの投稿ありがとうございました。 あれはホント感動しました。 |
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【13】 |
サルですまん (2010年04月03日 00時55分) |
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これは 【12】 に対する返信です。 | |||
うぉぉぉぉぉぉお。 何の宣伝もしていないのに!!!! じょーさん訪問。感激の至り!!! いえいえ。こちらこそ、汚らしい話で申し訳なかったっす。懺悔します。 思いつきませんとか言いながら。 きっと、この続編は感動のフィナーレを迎えるに違いない。 頑張れ!!!まつ子!!! 負けるな!!!啓二(すでに負けてるが)!!! まぁ。ぼちぼちと。気まぐれにカキコしております。 また、いつでもおいでくださいまし。 オイラも、じょーさんの部屋、また遊びに行くからね。 |
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