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【4139】 |
メルカトル (2011年03月26日 22時59分) |
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これは 【4137】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >これは、小さいお子さんだけでなく、被災された方には関西に来てもらいたいです。 >本格的に引っ越しというわけではなく、一時的に避難するだけでも。 現在ほとんどの他府県が、受け入れを了承している訳ですから、一刻も早く避難生活から開放される為にも、一時の住処として少しでも安定した生活をしていただきたいものですね。 >そうは言っても色々と難しいでしょうが、橋本知事も公営住宅を用意する、と言っていましたし。 >こちらでは、ほぼ普段通りの生活なので。 取り合えずでも何でもよいですから、早く受け入れ態勢を整えて、普段の生活をして、心の平安を取り戻して欲しいです。 >何て贅沢な。(笑) もしかしたら、本能で満腹になると食べないだけかも知れないですが。 いかなる理由なのか分かりませんが、少しずつ食べて、後でまた残りを食べるという習性でもあるのかもしれませんね。 >これはスルメイカの成分が、猫に何らかの影響を与えるのでしょうか。 >マタタビみたいなもんですかね。 マタタビのようなものかもしれませんね。 それにしても、スルメイカを少しずつ与えると、際限なく食べようとします。 コタツの中で眠っていても、匂いを嗅ぎつけると目の色を変えて突進してきますよ。 まさに「ねこまっしぐら」って感じです。 後で腰を抜かすと分かっててもやめられない、ねこにとっては麻薬の如き魅力があるのかも。 >納得しました。 確かに、そういう傾向は宮部氏や東野氏にはありそうですね。 その代わりストーリー性や、人物描写などに優れているとは思いますけど。 でもやはり、両氏には驚愕の大トリックや、叙述トリック、多重構造などは似合わない気はしますね。 積極的に読もうとしないからかもしれませんが、正直、なぜこれ程東野氏が持て囃されるのか、こんなベストセラー作家になったのか、私には不思議です。 最新作の『麒麟の翼』がこんなに売れるのなら、なぜ『隻眼の少女』がもっと売れないのか、どうしても納得できません。 >これが細部を削って、上下2巻くらいだったら、平凡な作品と私は評価したかも知れません。 なるほど、なんとなく分かる気がします。 それだけ細部にまで拘って、丁寧に描かれているのは、ドウコクさんの書評から十分に伝わってきますよ。 >派手なサイキック対決を期待していたら、違っていた、ということです。 ああ、なるほどそういうことですか。 しかし、宮部女史に派手なアクションを期待してはいけないのだと思いますよ。 そういう作風ではないんじゃないですかね。 行間から少しずつ教訓を匂わせながら、予想を覆す方向に話を持っていく、みたいなイメージです。 > 小松左京「復活の日」 > 曽根圭介「熱帯夜」 両作とも未読です。 もしかして曽根氏のホラーの新作が出ていたのですか? それは早速チェックしてみなければなりませんね。 ではまた ^^ |
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【4138】 |
メルカトル (2011年03月26日 22時27分) |
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これは 【4136】 に対する返信です。 | |||
びなぞうさん、かじかじ。 さて、早速ですが、『容疑者Xの献身』についての記述があるのは【1018】【1026】【1076】【1077】辺りです。 【1018】ではびなぞうさんが興醒めするような私の書き込みがありますが、あまり気にしないでください。 本作に対する私の期待が大きかった為に、少々辛口の書評になってしまったようです。 本来、びなぞうさんが書かれているような評価が一般的なものだと思います。 私はひねくれ者なので、素直に面白かったと書けないんですね。 >天才対決っていうのが良かったですね。わくわくしながら読んでました。(^^) 確かにそうなのですが、私はもっと火花散る対決を期待していたので、残念ながらあまり高揚感を感じませんでした。 >電車の中なのに、かなり泣けてしまいましたので、花粉症用マスクで隠蔽工作をしました。(笑) 本当に花粉症なのですが。(笑) おっしゃる通り、感受性の強い方なら、ラストは泣けるシーンだったと思います。 犯人の最後の慟哭は、まさに純愛を貫いた者だけに訪れる感極まる傷心だったのではないでしょうか。 ところで、びなぞうさんも花粉症だったのですね。 今年は相当花粉の飛散量が多いと聞いておりますが、症状はかなり酷いものと想像します。 どうかお大事に。 ちなみに私も以前はひどい花粉症でしたが、現在はほとんど症状がなくなりました。 何をどうしたというわけでもないのですが、いつの間にか治ってしまったようです。 市販の薬でお薦めなのは、コ●ゲン鼻炎用カプセルでしたが、調べてみたところ、現在ミニカプセルしか販売されていないらしいですね。 こちらの方はどうやらあまり効き目がないようです。 お役に立てず申し訳ありません。 >ああいう状態なのだから、いざとなれば、全て初めの予定通り、○○すれば良いだけですから。 私が本作を不満に思う点のひとつに、石神ほどの天才ならば、もっと他に解決策があったのではないか、と言うのがあるんですよ。 自分を傷つけることなく、母娘を守る方法を考え付かなかったのかな、と素朴な疑問を抱いてしまうんですね。 無論、それではこの物語が成り立たない訳ですが。 >あそこまで献身的になれる人間に対しては、恋愛感情とは違っても、強い感情が芽生えると思います。 ある意味、自分を救ってくれた母娘ですから、あれほど献身的になれたんでしょうね。 しかし、その辺りももっと掘り下げると、更に感動出来る名作になったのではないかと思うと、少々残念ではあります。 要するに石神の心情をもう少し深く描写しても良かったのではないかと。 色々本作にケチを付ける様なことを書いてしまいましたが、やはりこれは東野氏の代表作の一つだと思いますし、後世に残る名作でしょうねえ。 ではまた ^^ |
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【4137】 |
ドウコク (2011年03月26日 22時13分) |
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これは 【4135】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >関東地方に住んでいる小さいお子さんがいる家庭では、関西のほうの実家などに緊急避難している人も結構多いそうですね。 これは、小さいお子さんだけでなく、被災された方には関西に来てもらいたいです。 本格的に引っ越しというわけではなく、一時的に避難するだけでも。 そうは言っても色々と難しいでしょうが、橋本知事も公営住宅を用意する、と言っていましたし。 こちらでは、ほぼ普段通りの生活なので。 >猫はペットフードなんかは知りませんが、結構食べ残しますよ。 何て贅沢な。(笑) もしかしたら、本能で満腹になると食べないだけかも知れないですが。 私なんか、もったいなくて、たとえ満腹でも全部、食べます。 >歩き方が明らかにいつもと違って、腰の辺りが沈み込むような感じで、よろよろとふらつきながら歩いていましたね。 これはスルメイカの成分が、猫に何らかの影響を与えるのでしょうか。 マタタビみたいなもんですかね。 宮部みゆき氏「龍は眠る」、つづき。 >粘着質な部分が足りないとか、多重構造的な構成の作品が少ないとか、大掛かりなトリックがみられないとかが私が不満に感じる要因 納得しました。 確かに、そういう傾向は宮部氏や東野氏にはありそうですね。 >それにしても長いですね、全5巻ですか、そちらの方が私にとってネックになるかもしれません。 お気持ちは分かります。 私も「魍魎の匣」を読む前は、そうでしたから。 でも、読み始めると、苦にはならない。 それに、「模倣犯」は、大胆な言い方をすれば、「長いからこそ、イイ。」だと思います。 これが細部を削って、上下2巻くらいだったら、平凡な作品と私は評価したかも知れません。 さて、結構、話がズレてしまいましたが、本作「龍は眠る」を高く評価できない要因、実はもう一つ。 派手なサイキック対決を期待していたら、違っていた、ということです。 これは勝手に先入観を抱いていた、私が悪いのですが。 ところで、以下の作品は、お読みになったでしょうか。 小松左京「復活の日」 曽根圭介「熱帯夜」 |
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【4136】 |
ぴなぞう (2011年03月26日 00時35分) |
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これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、みなさん、こんばんは。 メルカトルさん、ドウコクさん、 今日は、「容疑者Xの献身」を読んだ感想を書きに参りました。 ミステリとしての評価はよくわからないのですが、私にはとても面白かったです。 天才対決っていうのが良かったですね。わくわくしながら読んでました。(^^) 最後は電車の中で読み終えたのですが、泣けました。(T△T) いや、多分、泣ける話なんだろうと予想してましたが、ああ来るとは思いませんでした。驚きでした。 電車の中なのに、かなり泣けてしまいましたので、花粉症用マスクで隠蔽工作をしました。(笑) 本当に花粉症なのですが。(笑) 一つだけ、ちょっと疑問が残りました。それは、物理学博士の行動です。どう考えても、友人としての行動とは思えない。そこだけは、 ちょっと納得いかない気もします。 でも、中学生の娘の最後の行動によって母親の行動が決まったようなので、どちらにしろ最後は同じ結果になったかもしれないんですけどね。 「しょせんストーカー」だなんて、思えませんでしたよ。(^^) 確かに、待ちぶせ?してた時はゾッとしましたし、弱みに付け込まれる可能性も十分ありましたが、それだけでは、それほど怖くないです。 ああいう状態なのだから、いざとなれば、全て初めの予定通り、○○すれば良いだけですから。 あそこまで献身的になれる人間に対しては、恋愛感情とは違っても、強い感情が芽生えると思います。感謝と畏敬の念が入り混じったような複雑な感情。そんな気がします。 以上、ネタバレにならないように書くのが難しくて、意味不明な点がありましたらお許しください。 それでも、ネタバレだと思われる部分がありましたら、お知らせください。編集しますので。 ※ この作品への、お二人の評がありましたら、いつ頃か教えていただけるとうれしいです。(^^) 大体で結構ですので。 ※ 「葉桜〜」のお二人の評を読ませていただきました。 私が一番喜んでるようですね。(笑) ドウコクさんが纏めてくださったリスト、見やすくて助かります。早速、コピペしました。(^^) メルカトルさんとドウコクさんのお墨付きなので、何年後になるかは分かりませんが、全部読むつもりですよ。 ありがとうございます。 ゴールデンゼウスさん、ころころさん、かをるんさん、オーサーさん、すいーとぽてとさん、連名で申し訳ありません。 その後、いかがお過ごしですか。早く落ち着いて、また、みなさんとお話できる日を心待ちにしております。 ではでは。 |
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【4135】 |
メルカトル (2011年03月25日 23時26分) |
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これは 【4134】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >こちらでは、特に大きな品不足はないようです。 >野菜などの混乱も、ないようですし。 そうですか、それは何よりです。 関東地方に住んでいる小さいお子さんがいる家庭では、関西のほうの実家などに緊急避難している人も結構多いそうですね。 こちらは関西よりも被災地に近いので、救援物資も送りやすいという理由もあってか、いまだにまとめ買いして送り込んでいる人もいるようです。 メーカーからの入荷もかなり遅れているようですね。 私が行くスーパーが特にカップ麺などが全体的に安いせいもあるかもしれませんが。 でも、ボ●カレーゴールドはまだまだありますので、大丈夫です。 野菜などは、普段どおりだと思います。 >「デミグラス チーズカレー」、無かったの残念ですね。 かなり品揃えは良いほうだと思うのですが、それだけレトルトカレーの種類が多いと言う事なのでしょう。 それにあまり高級品は大量に置いていないですし。 >「もったいないなあ」と思いながら、集めて捨てていましたが、それもこだわりだったのかも。 猫はペットフードなんかは知りませんが、結構食べ残しますよ。 さすがにマグロの刺身とかは完食していましたが。 なかなか贅沢な生き物ですね。 >あと、スルメイカを食べると、猫は腰を抜かすのですか。 初めて知りました。 歩き方が明らかにいつもと違って、腰の辺りが沈み込むような感じで、よろよろとふらつきながら歩いていましたね。 しばらくすると治りますから、心配要りませんけど。 最初見たときは大丈夫か?とちょっと気がかりでした。 >これは例えば東野圭吾氏にも共通する事で、どれを読んでもそつがないのは良いんですが、もっと抜きぬけるものが欲しいみたいな。 すみません、抜きぬけるではなく、突き抜けるの間違いでした。 >両氏とも、上手いのだけど、逆にその上手さがネックになっているのかも知れないですね。 上手さがネックとなっているのもありますが、なんでしょうか、粘着質な部分が足りないとか、多重構造的な構成の作品が少ないとか、大掛かりなトリックがみられないとかが私が不満に感じる要因かもしれません。 それは、私のベスト3と比較すると、理解していただけるのではないかと思います。 >一つの犯罪(犯した罪の数は複数ですが)に関係した、実に多くの人間のドラマが、濃密に描かれています。 >しかも、どれもが上手く練られているように、私は感じました。 なるほど、確かにミステリとは言え、人間ドラマが充実している作品にも読み応えのある作品はありますね。 そういう意味で、本作は世評が高いのかもしれませんね。 宮部女史の代表作の一つに挙げられるのも、そうしたドラマ性によるところが大きいのでしょうか。 >その圧倒的な物語性が、「突き抜けている」、と私は思います。(メルカトルさんが求めるのとは、違うかも知れないですが。) うーむ、確かに私の求めているものとは少し違うような気はしますが・・・これは読んでみなければなんとも言いようがないですね。 それにしても長いですね、全5巻ですか、そちらの方が私にとってネックになるかもしれません。 ではまた ^^ |
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【4134】 |
ドウコク (2011年03月25日 22時36分) |
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これは 【4133】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >他にも、アルミの鍋焼きうどんや、カリ●屋カレーは1個もありませんでした。 こちらでは、特に大きな品不足はないようです。 野菜などの混乱も、ないようですし。 「デミグラス チーズカレー」、無かったの残念ですね。 >しかし、猫は本当に猫背ですね、当たり前ですが。 すみません、吹いてしまいました。 確かに。 >煮干は好きですね、うちの猫も時々食べていましたが、頭だけ残していましたよ。 これで思い出したのですが、実はその猫、かじり損なったりして出た粉は、舐めたりせずに残したままでした。 「もったいないなあ」と思いながら、集めて捨てていましたが、それもこだわりだったのかも。 あと、スルメイカを食べると、猫は腰を抜かすのですか。 初めて知りました。 宮部みゆき氏「龍は眠る」、つづき。 >これは例えば東野圭吾氏にも共通する事で、どれを読んでもそつがないのは良いんですが、もっと抜きぬけるものが欲しいみたいな。 なるほど、言い得て妙です。 両氏とも、上手いのだけど、逆にその上手さがネックになっているのかも知れないですね。 ただ、「模倣犯」には突き抜けるモノを、私は感じました。 ただし、それは意外な犯人や犯行の不可能性・異常性によってではなく、「長さ」によってですが。 「模倣犯」の長さは、「暗黒館の殺人」のようにスカスカではなく、 一つの犯罪(犯した罪の数は複数ですが)に関係した、実に多くの人間のドラマが、濃密に描かれています。 しかも、どれもが上手く練られているように、私は感じました。 従って、文庫版で5巻ありますが、最初から最後まで、ずっとテンション高く、私は読めました。 その圧倒的な物語性が、「突き抜けている」、と私は思います。(メルカトルさんが求めるのとは、違うかも知れないですが。) これだけ長くても、いつかは再読する予定です。 というわけで、「模倣犯」はおススメできるのですが。 「理由」の方は、少し考えさせて下さい。 いやね、とても面白かったんですよ。 ですが、無条件におススメとは言えないような気がして。 |
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【4133】 |
メルカトル (2011年03月24日 23時18分) |
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これは 【4132】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >あれから2週間、首都圏では、水への不安が出て、またミネラル・ウォーターが店頭から消えるという事態。 特に乳幼児への健康的配慮から、水道水の摂取を控えるように、とのことらしいですが、ここでも大人が飲んでも影響ないはずなのに、買占めが横行しているは憂慮すべき事態ですね。 >被災地はもちろん、周辺エリアでも、まだまだ大変な模様。 そうですね、こちらでも少なからず影響を受けているくらいですから、首都圏では大変でしょうね。 よくパニックにならないものだと思いますよ。 今日スーパーと、ロー●ン系列の100円コンビニに寄ってきました。 スーパーの方はカップ麺の棚が2/3くらい空になっていましたね。 他にも、アルミの鍋焼きうどんや、カリ●屋カレーは1個もありませんでした。 コンビニに至っては、カップ麺はほぼ全滅。 まあ、これも被災者の為と思えばやむを得ませんね。 そうそう、ドウコクさんご推薦の例のレトルトカレーは見当たりませんでした。 元々在庫を置いていなかったんですね。 >以前お話した、我が家にオヤツ(なのか夕食か)を食べにくるようになった猫が、そんな感じでした。 >その猫が飼われていた家には、他に2匹いたのですが、その猫たちは飼い主にしか懐かなかったです。 猫にも色々個性があるんですね。 飼い主にしか懐かないのは、逆にそれだけ飼い主を信頼しているんでしょう。 今朝駐車場で子猫をちょっと大きくしたくらいの猫が、ちょこんと座り込んでいるのを見ました。 しかし、猫は本当に猫背ですね、当たり前ですが。 >ところで、ウチに来ていた猫の目当ては、ダシ用の煮干しでした。 煮干は好きですね、うちの猫も時々食べていましたが、頭だけ残していましたよ。 それもグルメのうちでしょうか。 >飼われている家での(市販の)煮干しは、あまり食べなかったそうなので、 >ある意味、こだわりを持ったグルメな猫だったのかも。(笑) 猫は結構好き嫌いがはっきりしていますからねえ。 匂いを嗅いだだけで、食べないことも往々にしてあります。 一番好きなのは、スルメイカですが、あまり食べ過ぎると本当に腰を抜かしますので、注意が必要ですね。 >ですが、第1章の素晴らしさについては、双方、同意見のようですね。 おっしゃる通りです、文句の付けようがないですね。 >宮部氏を評価できる素地は、充分にありそうだと思いますので。 私は初期の作品しか読んでいないので、公平な評価は下せないんですよね、本当は。 『レベル7』『東京下町殺人暮色』『スナーク狩り』『火車』『龍は眠る』『長い長い殺人』『我らが隣人の犯罪』くらいですかね、読んだのは。 確かにどの作品も上手くまとまっているし、さりげなく教訓を与えてくれるような印象深いフレーズも挿入されていたりします。 しかし、何かが足りない気がするんですよ。 これは例えば東野圭吾氏にも共通する事で、どれを読んでもそつがないのは良いんですが、もっと抜きぬけるものが欲しいみたいな。 まあ、言ってみればないものねだりなんでしょうけどね。 >残りの3つは、知名度的にも、錚々たる作品だと思います。 確かに世間的にも十分認められている作品ばかりですね。 『理由』と『模倣犯』ですか、これはいずれ読まなければいけないのかもしれませんね。 しかし、私が宮部女史を読まなくなったのは、作風云々というよりも、他に読みたい作家が多かったという理由によるところが大きいです。 ですから、上記の二作だけは読んでみる価値がある、と言われるのであれば、考えてみますよ。 ではまた ^^ |
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【4132】 |
ドウコク (2011年03月24日 22時20分) |
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これは 【4131】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >そうですね、おそらくあと一ヶ月もすれば、かなり記憶が薄れてしまうと思います。 あれから2週間、首都圏では、水への不安が出て、またミネラル・ウォーターが店頭から消えるという事態。 被災地はもちろん、周辺エリアでも、まだまだ大変な模様。 せめて、不謹慎な発言をした、大阪府議会議長のようにはならないように、気をつけたいと思います。 >うちの猫なんかは我が家の近所であれば、誰にでも懐いていましたよ。 以前お話した、我が家にオヤツ(なのか夕食か)を食べにくるようになった猫が、そんな感じでした。 その猫が飼われていた家には、他に2匹いたのですが、その猫たちは飼い主にしか懐かなかったです。 ところで、ウチに来ていた猫の目当ては、ダシ用の煮干しでした。 それは母の実家から送られてきていて、母いわく、「天然の、最高級のダシ素材」らしいのですが(私は、信じていませんでしたけど)。 飼われている家での(市販の)煮干しは、あまり食べなかったそうなので、 ある意味、こだわりを持ったグルメな猫だったのかも。(笑) さて、宮部みゆき氏「龍は眠る」、つづき。 >第一章の素晴らしさ故にその後の展開の期待値が上がりすぎて、やや肩透かしを喰らったのではないかと思います。 まさしく、その通りでございます。 そこはメルカトルさんとは、違う評価になったかな、と。 ですが、第1章の素晴らしさについては、双方、同意見のようですね。 >私は正直、宮部女史の他の作品をあまり高く評価していないんですよ。 これはなかなか、興味深い発言ですね。 というのは、本来、本格ミステリ志向である私よりも、幅広い分野でのミステリを楽しまれているメルカトルさんの方が、 宮部氏を評価できる素地は、充分にありそうだと思いますので。 やはり、私としては、まず(殺人)事件があり、「犯人は? どうやってこの犯行を行った?」に、より興味を惹かれるのですが、 宮部氏は、その点よりも、 「今、起こっていることの、真相とは?、表面に現れたことの裏で、実は何が起こっている?」への力点が強い、と思います。 ですから、本当であれば、私の方が宮部氏を低く評価しても、おかしくはないんですけどね。 メルカトルさんは、評価の低い理由を、「よく分からない」とのことでしたが、私の場合、氏の評価が高い理由は、簡単です。 「読んだのが、『火車』、『理由』、『模倣犯』、『長い長い殺人』だけ、これらは私にはアタリで、ハズレは読んでいない。」からです。 「長い長い殺人」にメルカトルさんは、高い評価をしておられませんでしたが、 残りの3つは、知名度的にも、錚々たる作品だと思います。 従って、本作をそれらの下に感じられたとしても、(その評価が正しいかどうか、は別として)そういう人(私みたいな)もいるのでは?、 と思っています。 |
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【4131】 |
メルカトル (2011年03月23日 23時23分) |
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これは 【4130】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >ですから、今回の映像は、それを防ぐためにも、時折り流すようにしてほしいですね。 そうですね、おそらくあと一ヶ月もすれば、かなり記憶が薄れてしまうと思います。 そうならないためにも、津波や火災などの震災直後の映像を折に触れて流すべきではないでしょうか。 >(思い出すのが辛い、という声が大きければ、別ですが。) いや、それでも流すべきだと思います。 我々にはその時の状況を映像でしか知る事ができないわけですからね。 >私なら、猫ちゃんを捕まえても、ずーっと撫でまわすだけなんですけど。 >そんなの、絶対に無害なはずなのに。 野良猫を忌み嫌う人も中にはいるはずですから、やはり恐怖心はあるのだと思います。 なかなか野良猫と人間とは共存できない運命なのかもしれませんね。 猫が人間に馴れるためには、やはり子供の頃から家で飼われて、人間は怖くないんだということを教えてやるしかないんでしょう。 >どういうわけか、野良猫はもちろん、ヨソ様の飼い猫にまで敬遠されています。(笑) 飼い猫も色々いますからね。 うちの猫なんかは我が家の近所であれば、誰にでも懐いていましたよ。 ただ、中には臆病な子もいるでしょうからね、飼い猫でもすぐに呼べば来るようにはならないかもしれませんね。 >「マンホールのふたが、なぜか開いている。」に始まって、次々に明かされていく、 >その真相の意外な展開、記述のテンポ良さ、まさに一級品の叙述だと感じました。 そのご意見には私も賛同させていただきます。 確かに第一章は、凄く引き込まれますし、本当に超能力を持っているとしか思えないような描写は、誠に見事としか言いようがないです。 私が本作に高評価を与えているのは、実はその第一章によるところが大きいのです。 確かにその後の展開は、期待したほどではなくトーンダウン気味に感じるかもしれませんね。 ですから、私はドウコクさんとは逆に、第一章以外に関しては評価を下げざるを得ませんが、全体として相殺されるのではないかという印象です。 おそらくドウコクさんは、第一章の素晴らしさ故にその後の展開の期待値が上がりすぎて、やや肩透かしを喰らったのではないかと思います。 そのお気持ちは分からないでもないです。 ですが、やはり第一章を含めて全体として捉えたならば、私は十分に及第点を与えてあげても良いのではないかと思います。 この見解の相違は、もしかしたら宮部女史に対する評価の差かもしれないですね。 私は正直、宮部女史の他の作品をあまり高く評価していないんですよ。 理由は自分でも今ひとつ分かりません。 ですが、ドウコクさんは多分宮部みゆきという作家をかなり高く買っておられるため、本作の序盤の素晴らしさなら、もっと全体として高水準の作品に仕上がっていてもおかしくないと感じられているのではないでしょうか。 その辺りの温度差が、本作の評価の分かれ目になっているような気がします。 ではまた ^^ |
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【4130】 |
ドウコク (2011年03月23日 22時39分) |
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これは 【4129】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >次第にメディアから映像が消えていくにしたがって、忘れ去られてしまう危険性がありますので 被災者の中には、マスコミがこういう映像を流すのを、不快に思っておられる方もいらっしゃるでしょうが、 やはり、私も含め、実際に被害に遭っていない人は、ついつい忘れがちになりがちだと思います。 ですから、今回の映像は、それを防ぐためにも、時折り流すようにしてほしいですね。 (思い出すのが辛い、という声が大きければ、別ですが。) >一度捕まったら何をされるか分からない、と本能で感じる部分があるのでしょうね。 私なら、猫ちゃんを捕まえても、ずーっと撫でまわすだけなんですけど。 そんなの、絶対に無害なはずなのに。 どういうわけか、野良猫はもちろん、ヨソ様の飼い猫にまで敬遠されています。(笑) さて、宮部みゆき氏「龍は眠る」、つづき。 >そうですか、それは少し残念でしたね。 >私個人としては、宮部女史の作品の中では最も好きですけど。 おお、これは意見が分かれましたね。 私が本作を、(宮部氏にしては、)物足りなく思う理由は、 メルカトルさんのおっしゃる「本格に近いか、どうか、氏の作風に近いか、どうか」というより、 ズバリ、「第1章が、余りにも鮮やかに感じられること」、だと思います。 「マンホールのふたが、なぜか開いている。」に始まって、次々に明かされていく、 その真相の意外な展開、記述のテンポ良さ、まさに一級品の叙述だと感じました。 そこで、「第1章からこんな調子では、この後どうなるのだろう?」と、とても期待したのですが。 その後は、物語の起伏がペースダウンしたように、感じられたのです。 従って、私にとっては、第1章のインパクトが強すぎたため、 その分、残りが相対的に平坦に感じてしまって、全体的に(しつこいですが、宮部氏にしては)高評価を与えられない、となりました。 なお、上記は遠回しながらも、宮部氏を称賛しているつもりなのですが、 もし、そんな風に受け取られなければ、それは私の表現力不足ということで、ご勘弁。 |
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