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【3229】 |
ドウコク! (2010年09月30日 22時21分) |
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これは 【3227】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >出来れば翻訳物にはなるべく手を出したくないですから。 >読みづらいのは何ともしがたいですし。 お気持ち、分かりますよ。 確かに読みづらい。 でも、もし、いよいよとなったら、その前に、下準備として「新・旧約聖書」を予習しておくのを、お勧めします。 これを知っておくだけで、少しは読みやすくなると思うので。 まあ、そんな事態にならないのが一番ですが。 >魚屋は勿論各種包丁を、診療所の医者はメスを手裏剣の如く操り、戦闘を繰り返します。 「日の出通り商店街いきいきデー」、なかなか面白そうな感じですね。 「世にも奇妙な物語」でTV化されているとのことも含め、支持者は多いのかも。 筒井康隆氏、つづき。 >途中経過は忘れてしまっているが、ラストが強く印象に残っていて、忘れがたい作品と言うものは確かにありますよね。 >そしてなぜか、そういう作品には高評価を与えている場合が多い気がします。 おっしゃる通りです。 まだ、途中を忘れるまでには至りませんが、「アイルランドの薔薇」は、ラストだけでも私は、かなりの高得点を与えていますね。 ところで、どうして筒井氏の話になったかというと、「鼻」での「暴落」・「受難」に筒井テイストを感じる、からなのですが。 私が何作か紹介した作品では、そんな感じは、どうも受けないですね。 そこで、といきたいところですが、これは数が多すぎて(そのせいもあり、タイトルもかなり曖昧。)、作品名はご容赦を。 ともかく、私が読んだ筒井作品の中で、(ジャンル・作風は本当に多岐に渡りますが、その中でも) 普通のサラリーマンである主人公「俺」が、どんどん困った状況に追い込まれていく、というのが結構、多かったと思います。 会社では、変な上司や客のクレームのために、飲みに行くと、変な同僚や近くにいた酔漢のために、 家庭では、難題を持ちかけてきた妻や子供のために、予想外の事態に陥り困ってしまう、という。(そこが笑える。) |
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【3228】 |
ゴールデンゼウス (2010年09月29日 23時54分) |
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これは 【3226】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >確か本作ほど特異な設定でありながら、それを不自然と感じさせないほど、推理が破綻していない小説は他に類を見ないでしょう。 > >これも一つの本格ミステリの形であるとの意気込みで、新たな試みを大胆に取り込んだこの作品は、異端でありながらもミステリの王道を行くものではないかと、個人的には思っています。 メルカトルさんも読んでいたのですね^^ やはりミステリも長い歴史の中で、あらゆる状況が出尽くした感があるので、現状打破の意味では一石を投じたのではないかと思っています。 >私は評価しますが、賛否両論呼ぶ作品ではありますね。 >ただ、死に対する哲学や、宗教に関する薀蓄は本当に必要なのかなとは思いますが。 これも解釈の仕方次第ですが、今までの常識的なミステリの枠組みというものから、まったく違った枠組みを提示したわけですから、最後に恣意的で穴のあるルールではないことを示すための説明だったのではないかと思っています。 >なるほど、作風の違いはあるものの、舞台設定は共通する部分があるわけですね。 私はあると思っています。 >それは何よりです。 >なかなか評価の難しい作家だと思いますが、良作であることを願っています。 これもそうなのですが、「魔王」というタイトルから想像したのは、半村良の「魔王街」「魔女街」でした。 作家はそれぞれかなりの本を読んでいるので、必ず誰かの影響を受けていると思います。 >といった女子高生の一人称で、普段着の女の子の本音が語られていく、のかと思いきや・・・。 >といった内容ですが、途中でそれまでの違和感の理由が分かります。 >勘のいい読者はすぐに気付くのでしょうが、私はそこに至るまで分かりませんでした。 私は実は男の子だったのでしょうか? Z |
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【3227】 |
メルカトル (2010年09月29日 23時41分) |
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これは 【3225】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >これはまた、結構、大変な状況ですね。 >こうなると、本格的に欧米のモノに手を出さざるを得ないのでは? いえいえ、まだ悪足掻きするつもりですよ。 出来れば翻訳物にはなるべく手を出したくないですから。 読みづらいのは何ともしがたいですし。 >なかなか、シュールな設定ですね。 何が「いきいきデー」なんだか。(笑) そうでしょう? タイトルがまたいいんですよね。 「いきいきデー」、しかし本当に商店街の店主達がいきいきと描かれています。 >きっと筒井氏なら、個性的な商店主がたくさん出てきて、主人公は予期しない出来ごとの連続で、泣きそうな状況になると思います。 なるほど、そう来ますか。 本家の方は、まるで下町のウエスタンのような趣で、ユーモアを交えながらも、緊迫した戦いが繰り広げられます。 >それにしても、本屋さんなんか、どうやって戦うんだろ? 本屋さんは出てきませんが、魚屋は勿論各種包丁を、診療所の医者はメスを手裏剣の如く操り、戦闘を繰り返します。 主人公は幾度も窮地を脱しながら、最終的には手傷を負いながらも生き残ります。 ちなみに『世にも奇妙な物語』では、主人公を船越英一郎が演じていましたね。 >ただ、筒井氏は敵対者とみなすと、容赦のない、相手を完膚なきまでに叩きのめすような攻撃をするのだけは、分かりました。 そんな人物なのですか、そう言われてみれば、そんな雰囲気も持っているように思えてくるから不思議ですね。 結構なご高齢だと思いますが、お元気な事で、それはそれで結構ではないですか。 >さて、筒井氏、ブラック・ユーモアが得意なのですが、それだけにユーモアの部分を除くと、かなり不気味な作品となります。 そうでしょうね。 ブラック・ユーモアと言われるような作品はこれまで読んできませんでしたが、どんな感触なのか興味が涌いてきます。 > ただ、やはりこれも、ラストだけは強烈で忘れられない。 「哀しみのどん底を突き抜けた恐怖」、という感じ。 途中経過は忘れてしまっているが、ラストが強く印象に残っていて、忘れがたい作品と言うものは確かにありますよね。 そしてなぜか、そういう作品には高評価を与えている場合が多い気がします。 ドウコク!さんもそのような傾向、ありませんか? ではまた ^^ |
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【3226】 |
メルカトル (2010年09月29日 23時11分) |
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これは 【3224】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >日本の本格ミステリで、現実世界から飛躍した状況を持ち込んで、本格物を確立したのは山口雅也氏の「生ける屍の死」じゃないかなと思います。 うーむ、そうですか。 『生ける屍の死』を読んでおられるとは、これまた予想だにしませんでした。 確か本作ほど特異な設定でありながら、それを不自然と感じさせないほど、推理が破綻していない小説は他に類を見ないでしょう。 これも一つの本格ミステリの形であるとの意気込みで、新たな試みを大胆に取り込んだこの作品は、異端でありながらもミステリの王道を行くものではないかと、個人的には思っています。 私は評価しますが、賛否両論呼ぶ作品ではありますね。 ただ、死に対する哲学や、宗教に関する薀蓄は本当に必要なのかなとは思いますが。 >この石持浅海氏は、私の予想ですが、彼の思想を受け継いだのではと思います。 なるほど、作風の違いはあるものの、舞台設定は共通する部分があるわけですね。 >今の段階ではまだなんとも言えませんが、それほど悪い出来ではないと思われます。 それは何よりです。 なかなか評価の難しい作家だと思いますが、良作であることを願っています。 さて『赤々煉恋』ですが。 第三話『アタシの、いちばん、ほしいもの』 主人公のアタシは今時の女子高生。 お母さんは今日も、アタシを無視して、朝食を黙って置いて行く。 そしてアタシは、今時流行らないルーズソックスを履いたまま、まあいいか、などと思いながら今日も電車で学校に行く。 といった女子高生の一人称で、普段着の女の子の本音が語られていく、のかと思いきや・・・。 といった内容ですが、途中でそれまでの違和感の理由が分かります。 勘のいい読者はすぐに気付くのでしょうが、私はそこに至るまで分かりませんでした。 ではまた ^^ |
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【3225】 |
ドウコク! (2010年09月29日 22時52分) |
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これは 【3223】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >既存のミステリで満足の出来るものを見つけるのは難しくなってきているのでしょうね。 これはまた、結構、大変な状況ですね。 こうなると、本格的に欧米のモノに手を出さざるを得ないのでは? >(中島らも)『日の出通り商店街いきいきデー』 なかなか、シュールな設定ですね。 何が「いきいきデー」なんだか。(笑) 確かに、筒井康隆作品に似ています。 きっと筒井氏なら、個性的な商店主がたくさん出てきて、主人公は予期しない出来ごとの連続で、泣きそうな状況になると思います。 それにしても、本屋さんなんか、どうやって戦うんだろ? 筒井康隆氏、つづき。 >現在は凄い貫禄で、さぞかし人格者なのだろうと思わせますが。 その外見にふさわしく、知性と教養は素晴らしいと思います。 でも、「人格者」の方はどうでしょうか? 往年は、自作品に批判があると、本を丸ごと一冊使って、反論したりしていました。 これがまた凄い。 もめている内容はよく分からないし、反論自体もかなり難解で高度な理論のため、私にはよく理解できなかったのですが、 ただ、筒井氏は敵対者とみなすと、容赦のない、相手を完膚なきまでに叩きのめすような攻撃をするのだけは、分かりました。 さて、筒井氏、ブラック・ユーモアが得意なのですが、それだけにユーモアの部分を除くと、かなり不気味な作品となります。 ●「お助け」・・・角川文庫(確か)「にぎやかな未来」 ← でも、「日本列島七曲り」がダメなので、これも絶版ぽいですね。 ……途中は、うろ覚え。 多分、「時間を調節できる薬」を発明した男の話でSF。 だが、ラストは、強烈なホラー風味で、今でも鮮明。 デビュー作だったと思う。(そうでなくとも、少なくても氏を世に知らしめた作品、らしい。) ●「母子像」・・・角川と新潮の、両方の文庫に収録されていたと思う。 ……これも同じく、途中は忘れています。 何せ、両作品とも随分と昔に読んだので。 ただ、やはりこれも、ラストだけは強烈で忘れられない。 「哀しみのどん底を突き抜けた恐怖」、という感じ。 |
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【3224】 |
ゴールデンゼウス (2010年09月28日 23時54分) |
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これは 【3222】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >つまり、第二章までで応募したのであるから、そこで一応の決着が形だけでも着いているのではないだろうか、というわけです。 なるほど。 それもまた一考ですね。 >まさにおっしゃる通りだと思います。 >幻想的で魅力的な謎と、論理的な解決との落差が本格ミステリの醍醐味だと私も思っています。 >勿論、別の形での提示もあるでしょうけどね。 日本の本格ミステリで、現実世界から飛躍した状況を持ち込んで、本格物を確立したのは山口雅也氏の「生ける屍の死」じゃないかなと思います。 この石持浅海氏は、私の予想ですが、彼の思想を受け継いだのではと思います。 >私は伊坂氏の『ラッシュ・ライフ』が好きでした。 >しかし、氏の作品は出来不出来の差が結構激しいようですので、最近は敬遠しています。 >本作が出来の良い部類である事を期待しています。 今の段階ではまだなんとも言えませんが、それほど悪い出来ではないと思われます。 Z |
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【3223】 |
メルカトル (2010年09月28日 23時52分) |
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これは 【3221】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >たはっ、これはまた良いように表現を。 単にあまり読んでいないのが、実状です。 まあしかし、ドウコク!さんの嗅覚が鋭いのは間違いないようですね。 私も以前はその嗅覚に多少の自信があったつもりですが、最近はなかなか・・・。 やはりそれぞれの作家の代表作を読み尽くした感があり、既存のミステリで満足の出来るものを見つけるのは難しくなってきているのでしょうね。 >「ごく普通」、これが本当に氏にとっては、変わり種なのです。 やはりそうですか。 そんなに風変わりな作品を物している作家だったとは、『ロートレック荘事件』を読む限りでは想像できませんでした。 >私は読んだことがないので分かりませんが、メルカトルさんの読んだ中に、「不条理なドタバタ劇」を感じる作品があったのですね。 『世にも奇妙な物語』でドラマ化された作品があります。 短編集『白いメリーさん』に収録されている、『日の出通り商店街いきいきデー』がそれです。 年に一度だけ商店街の誰を殺してもよいという日が設けられており、参加者の凶器はそれぞれの商売道具を使用しなければならない、という決まりごと以外、どんな殺し方をしても自由という特別な日を描いています。 主人公の中華料理店の店主は、中華鍋と包丁を武器に命がけで戦います。 誠にバカバカしい話ですが、これが妙に面白いのです。 不条理とは少し違うかもしれませんが、訳の分からなさと迫力は見事としか言いようがありません。 >でも推測ですが、ラストは違うと思いますよ。 「誘拐横丁」、筒井氏ならではの、ブラック・ユーモアで〆られます。 そうですね、その辺り結末の締め方は中島氏とは異質だと思います。 中島氏の場合はどんな奇想天外な物語であっても、一応まともで納得の行くラストを迎えます。 >ただ、風貌自体は、若い頃の写真を見る限りでも、苦み走ったダンディ、という感じは受けますね。 確かに若い頃は、男前だっただろうなと想像するに十分な風貌ですね。 現在は凄い貫禄で、さぞかし人格者なのだろうと思わせますが。 > ……なぜか、突然、東京と大阪が戦争を始める。 それに巻き込まれた人の、ドタバタぶり。 スケールが大きいですね。 もっとスケールを小さくすれば、それこそ中島らも氏が書きそうなストーリーではありますね。 もう亡くなられたので、新作は読めませんけど。 >●「富豪刑事」(新潮文庫) これは有名ですね、筒井氏の代表作といっても良いのでしょうか。 ただ、金で解決するのは如何なものかとは思いますが、その辺りが逆に筒井氏の本領発揮なわけですね。 ではまた ^^ |
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【3222】 |
メルカトル (2010年09月28日 23時07分) |
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これは 【3220】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >ふ〜ん、そうですか。 今度読むときはその辺を考慮して読んでみます。 まあ、それも先入観のなせる業かもしれませんけどね。 つまり、第二章までで応募したのであるから、そこで一応の決着が形だけでも着いているのではないだろうか、というわけです。 >そうかもしれませんね。 作家は全てのストーリーを頭の中で完結してるわけではないですからね。 >内田康夫氏はワープロを叩きながら、自分でもストーリーがどう転がっていくかわからないとよく言ってますからね。 作家のスタイルもそれぞれあって然るべきでしょうね。 ミステリ作家だと、まずトリックありきで、それに肉付けをしていくという人もいるようですし、プロット中心に組み立ててストーリーを進めていく人もいるでしょう。 なかなか面白いものですね。 >なるほど、この本は読まないことにします(笑 その方が無難だと思います。 小説に爽快感を求める読者向けでないのは間違いないです。 >ええ、ミステリとしてこういう形もありかなと思います。 ミステリに必要不可欠なのは、謎とそれが論理的に解決される意外性だと思いますので、これさえきちんと押さえていれば、ミステリになると思っています。 まさにおっしゃる通りだと思います。 幻想的で魅力的な謎と、論理的な解決との落差が本格ミステリの醍醐味だと私も思っています。 勿論、別の形での提示もあるでしょうけどね。 >説明を聞くと、TVの「世にも奇妙な物語」を連想してしまいますね。 確かに、テイストは共通するものがあります。 ノスタルジック・ホラーを得意とする朱川氏にしては、異色の短編集でしょうかね。 >さて私は本日より、伊坂幸太郎氏の「魔王」に入りました。 私は伊坂氏の『ラッシュ・ライフ』が好きでした。 しかし、氏の作品は出来不出来の差が結構激しいようですので、最近は敬遠しています。 本作が出来の良い部類である事を期待しています。 ではまた ^^ |
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【3221】 |
ドウコク! (2010年09月28日 22時32分) |
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これは 【3219】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >厳選 たはっ、これはまた良いように表現を。 単にあまり読んでいないのが、実状です。 でも、まあ、そういう言う方をするなら、ミステリ以外の分野は、もっと「厳選」していますよ。 それでも、当たり外れが大きいです。 >勿論「金返せ」とまでは思いません、というか思わないようにしています。 「金返せ」なんて言葉を簡単に使うのは、大阪の人間の悲しいサガです。(笑) 筒井康隆氏、つづき。 >ごく普通のSFでしたから、逆に筒井氏にとっては変わりダネなのかもしれませんね。 「ごく普通」、これが本当に氏にとっては、変わり種なのです。 他にも少年少女向け(ジュブナイルっていうのかな?)、ありますが。 >この雰囲気は、中島らもに似ていなくもないですね。 私は読んだことがないので分かりませんが、メルカトルさんの読んだ中に、「不条理なドタバタ劇」を感じる作品があったのですね。 でも推測ですが、ラストは違うと思いますよ。 「誘拐横丁」、筒井氏ならではの、ブラック・ユーモアで〆られます。 >TVで見る貫禄のある風貌からは、想像できませんけどね。 奇抜な作品を書いていたのは、今から2、30年くらい前までみたいです。 今は多分、落ち着いたのだと思います。(勝手に想像) ただ、風貌自体は、若い頃の写真を見る限りでも、苦み走ったダンディ、という感じは受けますね。 さて、今日は、この人の“奇才”の感じられる、代表作(独断で選定、人によっては当然、他にもアリ)を。 とにかく、元の発想が奇抜。 ●「東海道戦争」・・・多分、集英社か中公文庫。 角川や新潮ではない。 ……なぜか、突然、東京と大阪が戦争を始める。 それに巻き込まれた人の、ドタバタぶり。 ●「虚航船団」(新潮文庫) ……これもなぜか、文房具がイタチの星を侵略する、という話。 なぜ、「文房具とイタチの組み合わせ」なんだー? ●「富豪刑事」(新潮文庫) ……難事件を、情報や足ではなく、金で解決する刑事の話。 密室殺人(だったと思う)の事件では、解決のために新たにビルを建設。 これら、元の着想も凄いですが、話の進め方も上手いです。(ただ、「虚航船団」は、かなり難解。) |
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【3220】 |
ゴールデンゼウス (2010年09月28日 00時12分) |
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これは 【3217】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >二度目に読んだ時は、その事情を知って読みました。 >そうすると、第二章で完結していても、尻切れトンボのような印象は受けるものの、それでも小説として成立しているような気がしないでもなかったです。 ふ〜ん、そうですか。 今度読むときはその辺を考慮して読んでみます。 >中井氏本人は、自分でもまさかここまでの大作になるとは思っていなかったのではないでしょうか。 そうかもしれませんね。 作家は全てのストーリーを頭の中で完結してるわけではないですからね。 内田康夫氏はワープロを叩きながら、自分でもストーリーがどう転がっていくかわからないとよく言ってますからね。 >多分当たっていると思いますよ。 >ですから後味は良くないと書いたのです。 なるほど、この本は読まないことにします(笑 >なるほど、ということはゴールデンゼウスさんにとっては、容認できると解釈して良いのでしょうかね。 ええ、ミステリとしてこういう形もありかなと思います。 ミステリに必要不可欠なのは、謎とそれが論理的に解決される意外性だと思いますので、これさえきちんと押さえていれば、ミステリになると思っています。 >第二話『レイニー・エレーン』 >作者の真意が今ひとつ掴めませんが、どこにでも転がっていそうな現実がいきなり幻想の世界に様変わりする怖さは、不気味でもあり切なくもあります。 説明を聞くと、TVの「世にも奇妙な物語」を連想してしまいますね。 さて私は本日より、伊坂幸太郎氏の「魔王」に入りました。 会社員、安藤はある日、自分が念じたことを相手が必ず口にすることを発見した。 ここからある目的を持って一人の男に近づいていくというストーリーです。 まだ出だしですがなかなか面白そうな感じです。 Z |
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