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【757】 | RE:エジプト十字架の謎 メルカトル (2009年08月26日 23時10分) |
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ドウコク!さん、こんばんは。 > 横溝氏やカーなら、もっと事件の中心に持ってきて描いたはずです。 まあ確かにそうなるでしょう、例えば『八つ墓村』みたいな感じで。 『八つ墓村』の場合は最後の最後で、昔の因果にすら単なる装飾ではなく、ちゃんとした意味を与えていましたからね。 そういった意味では本作は物足りない部分もあるでしょうね。 > そして、そこにこそ事件の本質に迫る謎があったのだと。 そこまで描き切れる作家はそうはいないと思いますよ。 それが実現できれば申し分ない傑作となっていたでしょうが、「エジプト十字架」という鍵が作者に「エジプト」という国名のインスピレーションを与えたとは考えられないでしょうか。 あくまで「国名シリーズ」ですからね。 こじつけかもしれませんし、後付けの気がしないでもないですけれど。 > あまり読み過ぎるのも、素直に驚けなくて困ったものです。 全くおっしゃる通りですね。 私が読んだのはまだそれほどミステリを読み込んでいなかった頃でしたが、犯人は予想通りでした。 それでも本作は名作と読んでも差し支えない古典の一つだという気がします。 > メルカトルさんぐらいになると、「あ、これはアノ作品の応用ではないか?」って、途中で謎が分かってしまって、 > 逆に面白みを失う、ってことが結構あると思うのですが。 ま、ありますけど、あまり深読みしないで出来るだけ作家の気持ちを汲んで楽しもうと考えています。 単純に騙されるのが好きなので、読み通りでがっかりしないように、あまり斜め視線から穿った見方をしない様にしています。 ではまた ^^ |
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【758】 |
ドウコク! (2009年08月26日 23時44分) |
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これは 【757】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、再びです。 >あまり深読みしないで出来るだけ作家の気持ちを汲んで楽しもうと考えています。 その通りですね。 私も以後、それに気をつけたいと思います。 「黒死館」が来たら、次はこれしかないでしょう。 「次回 虚無への供物」の予定 (韓国にちなんで、「キムチ」や「冬ソナ」にするかも) では、おやすみなさい。 |
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