返信元の記事 | |||
【6341】 | RE:蒼林堂古書店へようこそ、再び メルカトル (2012年08月27日 23時26分) |
||
ドウコクさん、こんばんは。 >上記の作品は、そういう世界観を見事に表現していますね。 >私も、こういうのが好みです。 そうでしょう、ダークであったりドロドロした雰囲気であったりするだけでは当然ダメなんですけど。 あくまで、基本に裏打ちされた完成度の高さを要求されますが。 ただし荒削りでも、意外性や驚きが抜きん出ていれば、それだけでも評価できると思います。 >たくさんのミステリを読破しているなど、乾さんもかなりのミステリ作家だと、改めて見直しました。 そうですよね、随分様々なジャンルの作家を幅広く読まれているなと感心しました。 乾くるみ氏には失礼ですが、氏を今までなめていました。 『イニシエーション・ラブ』の印象が強いため、ミステリ作家としてあまり評価していませんでした、本当に申し訳なく思います。 『匣の中』は相当好きでしたし、その時点でもっと氏を高く評価すべきだったのでしょうね。 >大仰な表現で無くさりげないんだけど、それでもハッピーエンドをちゃんと示唆していて、読んだ瞬間、私は >「作者、やるな。」と唸りました。 まさにおっしゃる通りですね。 まさかミステリ案内の最後に、このようなサプライズが登場するとは、本当に嬉しい誤算でした。 この最終話自体がよく出来たストーリーであるとは思いましたが、それがこの最後の2行に収束されるとは、誠にお見事としか言いようがありませんね。 >そして、(前にも書きましたが、)これは女性ならでは、とも。 ドウコクさん、見事に騙されていますよ。 乾くるみ、いかにも女性のペンネームですが、実際は男性作家です。 まあ無理もないですよね、私も長年女性だと思っていましたから。 まさか男にあの『イニシエーション・ラブ』が書けるとはねえ。 あれを読んだら、女性作家だと勘違いするのもやむを得ない事だと思いますよ。 ではまた ^^ |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【6342】 |
ドウコク (2012年08月28日 22時26分) |
||
これは 【6341】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >ただし荒削りでも、意外性や驚きが抜きん出ていれば、それだけでも評価できると思います。 いやはや、全くその通りです。 ミステリという文学の性質上、何よりも優先されるのは「意外性や驚き」だと思いますので。 もちろん、他の部分も良いというのが理想ですが、 そうでなくとも許されるのが、ミステリの特殊性でしょう。 >『イニシエーション・ラブ』の印象が強いため、ミステリ作家としてあまり評価していませんでした、 わはは、私の場合は、そもそも作者をミステリ作家だとは思っていませんでした。 その理由は、やはり「イニシエーション・ラブ」。 読後の感想として、 「本業は他のジャンル(=例えば、恋愛小説)なんだろうけど、今回はたまたまミステリ風の作品となった。」 くらいにしか思っていなかったのです。 >ドウコクさん、見事に騙されていますよ。 >乾くるみ、いかにも女性のペンネームですが、実際は男性作家です。 ぬおお〜、そうだったのですか。 はい、騙されていました。 ずっと女性だとばかり思っていましたよ。 こっちはもう、名前の印象だけで。 「イニシエーション・ラブ」の作風とか、関係ナシです。 ということは、この「蒼林堂〜」の中での、「女性作家だから、記述が〜〜と思うのは、間違っている。」というくだりは、 まさに作者の実体験からだったのですね。 これはビックリ。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD