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【4948】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ぴなぞう (2011年07月31日 18時38分) |
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みなさん、こんばんは。 この一週間、仕事がヒマだったので、夜遅くまでパチしたり、友人と食事したりで、全然次の読書が進んでません。 今日は個レスのみで失礼いたします。 ☆ メルカトルさん、かじかじ。 >あまりに内容が強烈過ぎて、最後のトリックがちょっと分かりづらかったでしょうか。 十分面白くて満足してたので、最後に“一ひねり”ある程度で終わるのだと思い込んでしまったからだと思います。 最後にさらに脅かされるとは、全く想像してなかったですね。(^^) >本作に関しては、私はとにかく徹底していたのに好感が持てました。 >中途半端な描写でお茶を濁すのではなく、グロテスクさも生半可な描写で終わらせなかったところに価値があると思いますね。 仰るとおりだと思います。気持ち悪さと怖さへの好奇心にキッチリと応えてくれました。 本だけでなく、どんなことでも、期待通りかそれ以上のサービスを受けられると、とても気持ち良いですね。(^^) この作家、普段はユーモア・ミステリとはびっくりしました。 >これまでミステリを読んで、眠れなくなった事はありません。 そうですか。私は、夜中にトイレに行くのも、シャワーで目を瞑るのも怖くなるくらいの怖がりなのですが(かなりの小心者です)、そんな思いをしてまでも、何度もホラー映画を観たり本を読んだりしてます。(笑) 因みに、本で、眠れなくなるほど怖かったのは、アガサ・クリスティーの「オリエント急行〜」と、スティーヴン・キングの「呪われた町/街?(セイラムズロット)」。 どちらも学生の頃に読んだので、今だったら眠れなくなるほどではないと思いますが。(^^) 映画では、一番最近は、「パラノーマル・アクティビティ」で、うなされました。(^_^;) 初めは、鼻で笑って観てたんですが、夜中の2時か3時に、悪夢で目が覚めて、大変怖い思いをしました。(笑) >絶対に読んではいけませんが、『殺人鬼2』を最後まで読めるのなら、 ええ〜、どうしましょう、凄い誘惑です。(≧▽≦ ) 『殺人鬼2』ということは、「殺人鬼1」もあるのですか? 『匣の中の失楽』と『殺人鬼2』、作品としてはどうでしょうか? メルカトルさんが評価されるのでしたら、読んでみたい気がします・・・。うなされるのを覚悟で・・。(笑) (残念、『殺人鬼2』は、アマゾンには無かったです。) |
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【4954】 |
メルカトル (2011年07月31日 23時22分) |
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これは 【4948】 に対する返信です。 | |||
びなぞうさん、かじかじ。 >十分面白くて満足してたので、最後に“一ひねり”ある程度で終わるのだと思い込んでしまったからだと思います。 まあ、確かにあのトリックがなくても傑作だとは思いますが、やはり本作は最後に明かされる仕掛けがあってこそ名作と呼ばれるのではないかと思います。 ですから、単行本では帯に堂々と犯人の名前が明示してあります。 それだけこの大胆なトリックに自信があったわけでしょうね。 でもよく読んでみると、ところどころに伏線は張ってありますので、フェアな精神に溢れているのも本格ミステリらしい一面だと思います。 >仰るとおりだと思います。気持ち悪さと怖さへの好奇心にキッチリと応えてくれました。 ユーモア・ミステリで鳴らした人ですから、こんな作品も書けることを世に知らしめたかったのかもしれませんね。 刊行された当時、私はリアルタイムで読みましたが、まさかあの我孫子氏がこのような作品を書くとは正直驚きました。 気持ち悪くて怖い、しかし、読むにつれて一体この先どんな展開が待っているのかという興味を持たせてくれる、なかなか得がたい体験をさせてくれるのは確かだと思います。 >そうですか。私は、夜中にトイレに行くのも、シャワーで目を瞑るのも怖くなるくらいの怖がりなのですが(かなりの小心者です いわゆる、怖いもの見たさってやつですね。 しかし、ホラー映画や小説が好きで読んでいるにも拘らず、怖がりとは珍しいですね。 一体何が誘惑となって、小心者のびなぞうさんをホラーに駆り立てるのでしょうか。 ちょっと不思議な気がします。 >因みに、本で、眠れなくなるほど怖かったのは、アガサ・クリスティーの「オリエント急行〜」 そうですか、『オリエント急行殺人事件』が眠れなくなるほど怖い小説とは私には到底思えませんが。 この作品は数あるクリスティの作品の中でも名作に挙げられるとは思いますが、ミステリ性は強いですがホラーの要素はあまりないのではないでしょうか。 >映画では、一番最近は、「パラノーマル・アクティビティ」で、うなされました。(^_^;) 私は観た事がありませんが、私もホラー映画は結構好きですよ。 ただホラーは好きですが、観ていて“痛い”のは勘弁して欲しいです。 それこそ、正視に耐えられないような映像は、生理的に受け付けないですので。 その意味で『キル・ビル』はいけませんね。 あの映画は観ないほうが身のためです。 >『殺人鬼2』ということは、「殺人鬼1」もあるのですか? 勿論ありますよ。 現在、絶版中のようですが、8月25日に覚醒篇として角川文庫から新たに出版されます。 しかし、はっきり言っておきますが、ミステリ的な仕掛けは施されていても、スプラッター・ホラーには違いありません。 ですから、決してお薦めはしませんね。 前にも書きましたが、これを読むのなら先に同じ綾辻氏の『フリークス』を読むべきだと思いますよ。 >『匣の中の失楽』と『殺人鬼2』、作品としてはどうでしょうか? メルカトルさんが評価されるのでしたら、読んでみたい気がします・・・。うなされるのを覚悟で・・。(笑) 『匣の中の失楽』は個人的にはお薦めです。 怖い要素はあまりないですが、構成が眩暈を起こさせるような感覚があります。 これは滅多に味わえない酩酊感ではないかと思っています。 『殺人鬼2』はたとえ入手できたとしても読まないほうが賢明です。 それこそ痛い描写が満載で、本当に夜中にうなされますよ。 それでも読みたいと言われるのであれば、何も申しませんが、責任は持ちませんからそのおつもりで。 ではまた ^^ |
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