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【4252】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません すいーとぽてと (2011年04月19日 13時32分) |
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こんにちは〜(*^^*) 4月も下旬に入ろうかというのに寒い日が続いてますね〜。 ☆ころころさん ええ、本当に中盤以降、先の読めない展開に頭の中が「???」になりつつ読み終えました。 私はサブタイトルの「鮎」がいつになったら現れるのか、それとも木更津=鮎として、いつ「鮎」になるのか・・・?って頓珍漢な方向にいっちゃってました(笑) ☆メルカトルさん >結局ミステリは砂上の楼閣のようなものだと、作者は言いたかったのかもしれませんね。 甘い蜜で棚引かせて波打ち際での攻防戦のはてに跡形もなくなる。。本当にそうですね。 いまも呆然と無になった所(ドンデン返しの結末)だけが、いつまでも心に残っています。。 ところで、お勧めの3作のうち、2作が首なし・・・となしましたが、3作目もそうなんでしょうか・・・? 先日、読破した【加納朋子】さんの作品がテンポ良く読めたので、ちょっと読んでみたくなりました |
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【4255】 |
メルカトル (2011年04月19日 22時35分) |
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これは 【4252】 に対する返信です。 | |||
すいーとぽてとさん、こんばんは。 いきなりですが、ネタバレ注意!!! もしオーサーさんがこれを読まれていましたら、以後は『翼ある闇』を読了されてから、読んでください。 ややネタバレしている可能性があります。 >いまも呆然と無になった所(ドンデン返しの結末)だけが、いつまでも心に残っています。。 オーサーさんがこれから読まれるとのことですので、多くは語りませんが、お気持ちはよく分かります。 一度精密に組み立てた大伽藍を自らの手でぶち壊す、麻耶氏にとってどんな心境だったのでしょうか。 しかし、なんといっても本作のクライマックスは、木更津の“あの”推理だったと思います。 こんな真相が果たしてあり得るのか、こんな結末が許されるものなのかと、散々驚愕させられて、あげくの果てにあのエピローグですからね。 最高のカタルシスと直後の急降下、まさにジェットコースターのような、ラストの畳み掛けでした。 >ところで、お勧めの3作のうち、2作が首なし・・・となしましたが、3作目もそうなんでしょうか・・・? いえ、全く違いますね。 しかしある意味、三作品の中で『魍魎の匣』が最も中毒性の高い作品ではないかと思います。 実際、ご紹介させていただいたころころさん、オーサーさんがこの「百鬼夜行シリーズ」或いは「京極堂シリーズ」に嵌って、いまだに読み続けられていますからね。 もしすいーとぽてとさんにその気があるのでしたら、『魍魎の匣』の前に京極氏のデビュー作である『姑獲鳥の夏』を読まれるという選択肢もあります。 いきなり『魍魎の匣』は本シリーズに慣れていない人にとっては、長すぎる可能性もありますし。 ただ、濃密な内容の割にはそれ程読みづらくはないと思いますので、もし読まれるのであればあまり堅苦しく考えず気楽に読んでいただければと思います。 ではまた ^^ |
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