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【4121】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません オーサー (2011年03月21日 22時38分) |
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メルカトルさん、こんばんわ ただいま戻りました。 出張中、夜はホテルから出歩くのが好きでないので 狂骨を読破。 ・・・いいトシして中高生みたいに夜更かしするから次の日がツライ。 お陰さまで「京極堂シリーズ」の「顔」が出来上がりました。 ココで言う「顔」とは読者だけのイメージする雰囲気、声の感じ、風貌など。 これらは個々人において、好きな人間のタイプ等から、当然ながら違ってくるんだと思います。 特に、漫画等は最初から「画」が決まっているので、後は声だけ。 小説等を実写化するとき、批判を浴びやすいのはどうしても個々人の描く人物を無理やり 「平均化」しようとする事によって無理が生じるからでは?とも思います。 ・・・かといって京極堂を「たむら けんじ」とかに配役する暴挙はせんでしょうが。 さて、狂骨。 あ〜なるほど。 朱美さんの謎はそういう事だったんですね。 時代背景が昭和初期に設定してあるからこその、なるほど展開。 (現代では科学捜査や人物特定の観点から無理であろう) ここでドウコクさんも魍魎を読み終わったようですので「女性は・・・」の件。 京極堂シリーズに登場する女性は、みなさんかなり儚い方で薄幸な方ばかり。(そして、映像化するのであればさぞ美人なんでしょう) 民俗学のみならず、中世の歴史、宗教、ついには心理学者までが登場する今回、個人的には心理学者が次の話しにも登場(新たな式神として) してほしいもんです。 昨日、帰りに「鉄鼠」購入。 ん〜今回は仏教ネタみたいっすね・・・ ついていけるか・・・ では。 |
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【4126】 |
メルカトル (2011年03月21日 23時46分) |
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これは 【4121】 に対する返信です。 | |||
オーサーさん、こんばんは。 >・・・いいトシして中高生みたいに夜更かしするから次の日がツライ。 あまり無理しないでくださいよ。 でも、京極氏の小説に嵌ると、先が気になってなかなか本を置くことができないんですよね。 >お陰さまで「京極堂シリーズ」の「顔」が出来上がりました。 そうですか、それは凄い事ではありませんか。 私などいまだに、各キャラのイメージをはっきりと頭の中に思い浮かべる事ができないでいます。 なんとなく、風貌や全体の印象など、ふんわりとしたイメージを持っているキャラは何人かいますけど。 >小説等を実写化するとき、批判を浴びやすいのはどうしても個々人の描く人物を無理やり > >「平均化」しようとする事によって無理が生じるからでは?とも思います。 それはあるかもしれませんね。 例えば京極堂、或いは榎木津など主役級のキャラは、ある程度読者が描いている人物像をそれぞれ持っているでしょうからね。 どうも自分のイメージと違うなと感じると、それだけで原作と実写版が別物となってしまう危険性を孕んでいますね。 だから、こういったキャラ萌えの側面を持った小説は、映画化が難しいのかもしれませんね。 誰をキャスティングしても、誰がメガホンを取っても、どうしても違和感が拭えない気がします。 特に、京極氏の作品は、ある意味特殊な世界観を持っていますので、映像化には向いていないのかもしれないと思います。 >時代背景が昭和初期に設定してあるからこその、なるほど展開。 (現代では科学捜査や人物特定の観点から無理であろう) 京極作品では、この時代設定というのがミソですね。 時代を現代にしなかったからこそ通じるトリックもありますし、時代背景との関連性も一つの要素となるでしょう。 >京極堂シリーズに登場する女性は、みなさんかなり儚い方で薄幸な方ばかり。(そして、映像化するのであればさぞ美人なんでしょう) なるほど、そういう事でしたか。 しかし、『絡新婦の理』を読まれたら、そのご意見も変わってくるかもしれませんよ。 果たしてオーサーさんが、どんな反応を見せるのか、今から楽しみです。 >昨日、帰りに「鉄鼠」購入。 ん〜今回は仏教ネタみたいっすね・・・ ついていけるか・・・ 私はこの『鉄鼠の檻』を大いに買っています。 もしかしたら、『魍魎の匣』に次ぐ傑作ではないかと思います。 それぞれの坊主が凄くよく描き分けられている気がしますね。 どうぞ、禅問答と男臭い世界を堪能してください。 坊主ばかりの男の世界に、さすがの京極堂も苦戦を強いられますよ。 ではまた ^^ |
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