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【3435】 | RE:カラマーゾフの兄弟 メルカトル (2010年11月17日 23時46分) |
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ドウコク!さん、こんばんは。 >「隻眼の少女」は、「本格ミステリ ベスト10」でこそ、上位に入らないといけないでしょう。 そうですよね。 今時珍しい本物の本格ミステリの登場である事は間違いありませんし、しかも素晴らしい出来であると来れば、上位に食い込んで然るべきだと私も思います。 >2005年度1位の「容疑者Xの献身」より、上だと思います。 「このミス」の方は……。 まあ、何位でも、私は別にいいです。 かなりの高評価ですね。 勿論、私も同感ですが。 あの『容疑者Xの献身』の上を行く作品と断言されるとは、やはり本作を相当評価されているんですね。 久しぶりの麻耶氏の新作という点を差し引いても、私は「本格ミステリベスト10」の第一位になってもおかしくはないと思っています。 >見ました。 透明感のある中性的な感じですね。 見た目は確かに、みかげのイメージかも。 そうでしょ。 私は彼女のイメージが焼き付いてから、表紙の少女が多部未華子に見えて仕方ないです。 >後は、キツい方のみかげを演じられるかどうか。 それは問題ないと思います。 『鹿男あをによし』というドラマを見ましたが、彼女の眼光の鋭さは、他の若手女優にはちょっと真似できないものを感じました。 >これが堂に入っていました。 思わず、「劇中とはいえ、そんな態度をとってイイのか?」と心配になるほど。 さすがに女優ですね、宮崎あおいのイメージは、私はほぼCMに限定されてしまっていますので、ちょっと想像がつきませんね。 ですが、彼女も実力者だとは思いますので、もしみかげを演じる事になったとしても、十分演じきれるのではないかという気がします。 CMで彼女が歌うブルーハーツの唄も、ヘタウマですし(関係ないけど)。 >もしかしたら、犯行動機かな?(というのは、実はもうどっちも忘れているので。 どっちも少し哲学的だったような……。) なるほど、そういう事なのかもしれませんね。 私の記憶では、『カラマーゾフの兄弟』の三兄弟を『虚無への供物』でなぞらえたみたいな記事を読んだ記憶があるのです。 解説か何かだったような気もしますが、定かではありません。 >おおまかなストーリーは、 これは、図式としてはミステリそのものではないですか。 まさかこの超有名な文学作品が、そのようなストーリーで成り立っているとは思いもよりませんでした。 いやー、無知とは誠に罪ですね。 ほんの少しだけですが、しかし大切な事を学んだ気がします。 勉強になりました。 >こんな感じなんですが、これが実によく読ませるの ですよ。 私は純文学とばかり思っていましたが、ミステリとしての側面も持ち合わせていて、面白く読ませると来れば、世界的なベストセラーになるのも理解できようというものですね。 しかし・・・私には翻訳という壁が存在しますので、思い切って読むにはちと辛いかも、ですが。 ではまた ^^ |
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【3437】 |
ドウコク! (2010年11月18日 22時38分) |
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これは 【3435】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >あの『容疑者Xの献身』の上を行く作品と断言されるとは、やはり本作を相当評価されているんですね。 >久しぶりの麻耶氏の新作という点を差し引いても、私は「本格ミステリベスト10」の第一位になってもおかしくはないと思っています。 ええ、私も「隻眼の少女」を評価していますが、ふふ、メルカトルさんこそ大変な評価じゃないですか。 まあ、「このミス」で、「隻眼〜」が「容疑者X〜」に負けても、文句は言いません。 「容疑者X〜」には、他に注目される部分があると思うので。 「このミス」はそんな点が重要でしょうし。 でも、「本格ミステリ ベスト10」なら、(年度が違うので、例えば10年区切りなどで)負けると、黙ってはいませんよ。(笑) >『鹿男あをによし』というドラマを見ましたが、彼女の眼光の鋭さは、他の若手女優にはちょっと真似できないものを感じました。 なるほど、静止画像だけでは分からない部分もあるのですね。 それなら、多部未華子さんにぜひ「不整合を見つけ」、「真実を見抜き」、「静馬を罵倒する」シーンを演じてもらいたいものです。 なお、あの表紙もイイですね。 ところで、「秘密」の方は、もう終わった頃でしょうか。 ドストエフスキー「カラマーゾフの兄弟」、つづき。 >私の記憶では、『カラマーゾフの兄弟』の三兄弟を『虚無への供物』でなぞらえたみたいな記事を読んだ記憶があるのです。 なるほど。 でも残念ながら、そう言われても、ピンとこないです。 「カラマーゾフ」の場合は、次男が探偵役でしたし。 更に、実はもう一人、ヒョードル(父)の私生児も登場します。=三兄弟の異母弟・スメルジャコフ >いやー、無知とは誠に罪ですね。 いえ、別に気にすることはないのでは。 本作、有名な割りには、日本ではあまり読まれていないと思いますので。 まあ、本作、ミステリの要素もありますが、基本は人間の業の深さや、神と信仰などがテーマの文学作品です。 その意味では、次男イワン(無神論者)と三男アレクセイ(聖職者)とのやり取りも興味深かった、と思います。(詳細は忘れていますが) ただ、やはり、父殺しの嫌疑をかけられた長男ドミートリイの逃亡の場面から、がぜん話がダイナミックに動き始め、 最後の下巻で、法廷シーンと、イワンと犯人が対決するシーンが同時進行するところが、本当に面白かったです。 そこはミステリ的な要素が、一役買っていると思いますね。 |
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