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【3207】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません メルカトル (2010年09月25日 23時18分) |
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ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >通常9月までは半袖が多いのですが、今日は長袖に上着です。 本当におかしな陽気ですね。 今年の秋は短そうですね。 日中は30℃近くまで上がるのに、朝晩はかなりの冷え込み、何を着たら良いのかよく分からない今日この頃です。 もう少し緩やかに季節の移り変わりが訪れて欲しいものですね。 >しかし、未完のまま出品するのもすごいですけどね。 そうですね、第二章までだと、作者が読者に訴えたい事が今ひとつ伝わらないのだと思います。 完成形で応募したら受賞していたかどうかは、また別問題でしょうけどね。 まあ、しかし『虚無への供物』は乱歩賞受賞作としてはなんとなく不似合いな気もします。 落選したのち、完成されてアンチ・ミステリの先駆者となったわけですから、むしろその方が作者にとっては本望だったのかもしれませんね。 >なるほど、チェックが厳しいですね(笑 いえ、そんなこともないと思いますが、米澤氏の作風と本作がマッチしていなかったのはやはり否めません。 >全体的には荒削りな部分が目立ったということでしょうか? そうですね、そういう言い方も出来るかもしれません。 ミステリとしても、人間ドラマとしても、緊迫感が足りないし、中途半端な感じがしました。 どちらかに徹していれば、また印象は変わったと思いますが、本格ミステリとしては詰めが甘く密度が薄いとしか言いようがないです。 また人間ドラマとしても捉えられますが、それにしては各キャラの深奥まで踏み込んでいないと思います。 >でも本をたくさん読んでいくと、これは避けられないことですね。 私はあまり気にしないようにしています。 そうですね、ある程度楽しめたのは確かなので、許せる範囲内だとは思います。 期待が高かっただけに余計残念な気持ちが募るのでしょう。 さて本日より、朱川湊人氏の『赤々煉恋』を開始しました。 第一話は『死体写真師』 若く美しいまま亡くなった妹の思い出を残したいと、凄腕だという遺体専門のカメラマンに写真撮影を依頼した早苗。 早苗はウエディング・ドレスを纏った妹の写真にとても満足するが、そのカメラマンが所属する葬儀屋に関して、妹が入院していた病院の看護師長が疑念を抱き、早苗の元を訪ねてくる。 その葬儀社の裏に隠された驚愕の事実とは・・・。 といった一風変わったホラーとなっています。 後味はあまり良くないですが、ちょっと不気味な余韻を残す作者らしい出色の出来だと思います。 ではまた ^^ |
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【3209】 |
ゴールデンゼウス (2010年09月26日 01時16分) |
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これは 【3207】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >日中は30℃近くまで上がるのに、朝晩はかなりの冷え込み、何を着たら良いのかよく分からない今日この頃です。 そうですね。 東京は昨夜は関東の東側を台風が通過したため、かなり風が強く早朝は寒々としていましたが、午後からは台風一過で暑いくらいの陽気になり、上着が不要なくらいでした。 >まあ、しかし『虚無への供物』は乱歩賞受賞作としてはなんとなく不似合いな気もします。 >落選したのち、完成されてアンチ・ミステリの先駆者となったわけですから、むしろその方が作者にとっては本望だったのかもしれませんね。 ただあの本は第二章まででは、多分何を言いたいかわからないと思いますけどね(笑 私の中では、あの本が一番回数多く読み返していると思います。 多分6回くらい・・・何故だかわからないけど。 >ミステリとしても、人間ドラマとしても、緊迫感が足りないし、中途半端な感じがしました。 全体的にそういう感じだと、ちょっと残念ですね。 よく最後の詰めが甘いというか、意味不明になってしまうのも残念ですが、全体を通してそうだと思われるのは一番いけませんね。 >さて本日より、朱川湊人氏の『赤々煉恋』を開始しました。 > >第一話は『死体写真師』 またなんとも変わった設定の本ですね。 >その葬儀社の裏に隠された驚愕の事実とは・・・。 まさか死体マニアにそれを売っているとかではないでしょうね・・・? 私の方は明日には読み終わりそうです。 このガーディアンに守られた少女が、偶然立ち寄った郵便局で、運悪く銀行強盗の集団と鉢合わせしてしまいます。 この少女だけ毅然とした態度から、強盗団の一人から拳銃で撃たれてしまいますが、当然少女は無傷で強盗が死んでしまいます。 はたして今後どうなるものやら・・・ Z |
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