返信元の記事 | |||
【3205】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ゴールデンゼウス (2010年09月24日 23時26分) |
||
メルカトルさん、こんばんは。 >それに朝晩と日中の気温差が激しくなりそうですので、体調管理には十分注意したいものです。 今日はいままで着なかった上着を着ました(笑 通常9月までは半袖が多いのですが、今日は長袖に上着です。 本当におかしな陽気ですね。 >そう言えば、中井英夫の『虚無への供物』も乱歩賞を落選した有名な作品の一つですね。 >この場合は、第二章までの未完のまま応募した経緯があり、落とされても仕方なかった理由があったようですが。 >当時の選考委員は本作を、冗談小説と解釈したようです。 そうだったんですか。それは知りませんでした。 しかし、未完のまま出品するのもすごいですけどね。 >また、文体は読みやすいですが、逆に言うとこのシチュエーションに相応しい重厚さに欠けるという皮肉な結果になった気がします。 なるほど、チェックが厳しいですね(笑 >まあ、お金を払ってまで読む価値はないのではないか、というのが正直な感想です。 全体的には荒削りな部分が目立ったということでしょうか? でも本をたくさん読んでいくと、これは避けられないことですね。 私はあまり気にしないようにしています。 Z |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【3207】 |
メルカトル (2010年09月25日 23時18分) |
||
これは 【3205】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >通常9月までは半袖が多いのですが、今日は長袖に上着です。 本当におかしな陽気ですね。 今年の秋は短そうですね。 日中は30℃近くまで上がるのに、朝晩はかなりの冷え込み、何を着たら良いのかよく分からない今日この頃です。 もう少し緩やかに季節の移り変わりが訪れて欲しいものですね。 >しかし、未完のまま出品するのもすごいですけどね。 そうですね、第二章までだと、作者が読者に訴えたい事が今ひとつ伝わらないのだと思います。 完成形で応募したら受賞していたかどうかは、また別問題でしょうけどね。 まあ、しかし『虚無への供物』は乱歩賞受賞作としてはなんとなく不似合いな気もします。 落選したのち、完成されてアンチ・ミステリの先駆者となったわけですから、むしろその方が作者にとっては本望だったのかもしれませんね。 >なるほど、チェックが厳しいですね(笑 いえ、そんなこともないと思いますが、米澤氏の作風と本作がマッチしていなかったのはやはり否めません。 >全体的には荒削りな部分が目立ったということでしょうか? そうですね、そういう言い方も出来るかもしれません。 ミステリとしても、人間ドラマとしても、緊迫感が足りないし、中途半端な感じがしました。 どちらかに徹していれば、また印象は変わったと思いますが、本格ミステリとしては詰めが甘く密度が薄いとしか言いようがないです。 また人間ドラマとしても捉えられますが、それにしては各キャラの深奥まで踏み込んでいないと思います。 >でも本をたくさん読んでいくと、これは避けられないことですね。 私はあまり気にしないようにしています。 そうですね、ある程度楽しめたのは確かなので、許せる範囲内だとは思います。 期待が高かっただけに余計残念な気持ちが募るのでしょう。 さて本日より、朱川湊人氏の『赤々煉恋』を開始しました。 第一話は『死体写真師』 若く美しいまま亡くなった妹の思い出を残したいと、凄腕だという遺体専門のカメラマンに写真撮影を依頼した早苗。 早苗はウエディング・ドレスを纏った妹の写真にとても満足するが、そのカメラマンが所属する葬儀屋に関して、妹が入院していた病院の看護師長が疑念を抱き、早苗の元を訪ねてくる。 その葬儀社の裏に隠された驚愕の事実とは・・・。 といった一風変わったホラーとなっています。 後味はあまり良くないですが、ちょっと不気味な余韻を残す作者らしい出色の出来だと思います。 ではまた ^^ |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD