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【3202】 | RE:鼻 ドウコク! (2010年09月24日 22時24分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >遠征といっても大した事はないです、帰りにちょっと家とは方角の違う書店に寄るだけの事ですから。 でも、車で行かれるのですよね。 やはり、大変なことだと思います。 私の場合、チャリで行ける範囲は、3軒です。 いずれも中型店。 個人経営の店は、目指す本が無さそうで、最初から行きません。 で、遠征は、梅田の2店。 ★屋と★伊國屋です。 しかし、いずれも目指す本のコーナーが、だいぶ縮小してしまいました。 麻耶氏や貫井氏は、ほぼ絶滅状態。 折原氏もヤバい。 森氏や東野氏や京極氏は、逆に以前よりスペースが増えていますが。 曽根圭介氏「鼻」、つづき。 >一口にホラーといっても、様々なジャンルを包括する異色な作品が散見されるようです。 これは知りませんでした。 その方面には疎いもので。 ただ、「色んな要素を取り込んで、進化した。」とは、考えられないでしょうか? まあ、私としては、単純に怨念を抱いた幽霊が出てくるだけのような作品の方が、シンプルでいいような気もしますけど。 >読書家 何をおっしゃる、ウサギさん。(こればっかし、失礼) この言葉、そっくりそのまま、お返ししますよ。 さて、今日は、「暴落」。 これは確かに、ラストでビビりました。(状況を想像して背筋がゾクゾクした、がより正確な表現かも。) ここも実に印象的でしたが、途中から私は、なぜか奇妙な既視感(デジャブ)も感じていました。 これは、「受難」も同様でした。 私が読んだ順番は、「鼻」→「暴落」→「受難」でしたが、後の2作は、明らかに「鼻」と違う印象を受けたのです。 この奇妙な感じ、解説を読んで氷解しました。 「暴落」と「受難」、何と“筒井康隆”テイストだったのですね。 そう指摘されて、とても納得。 「暴落」の場合、「もし、こういう世界だったら?」という突飛な設定が、まさしく筒井流ですし、 転落の仕方の不条理さも、まさにその通り。 そういう意味で、とても懐かしい感覚で、「暴落」を読むことができました。 |
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【3204】 |
メルカトル (2010年09月24日 23時14分) |
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これは 【3202】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >でも、車で行かれるのですよね。 やはり、大変なことだと思います。 まあ、確かにその気にならなければ行かない方角ではありますが。 規模的には中型店ですが、特に文庫本に関しては近隣の二店舗より充実しているので、思い立った時に寄ってみることにしています。 >麻耶氏や貫井氏は、ほぼ絶滅状態。 折原氏もヤバい。 あの大型店でもそのような状況ですか、残念ですね。 ところでちょっとお聞きしたいのですが、その大型店では竹書房の文庫本は置いてありますか? ああ、それ程重要な事ではありませんので、思い出せなければ結構ですよ。 >これは知りませんでした。 その方面には疎いもので。 ただ、「色んな要素を取り込んで、進化した。」とは、考えられないでしょうか? よく解釈すれば、そうとも言えるでしょうね。 でも、本格的なホラーを読みたい読者にとって現状は、とても満足できるものではないと思いますよ。 ホラーもミステリ同様、エンターテインメントに傾いてきているのではないかと、勝手に思っています。 >これは確かに、ラストでビビりました。(状況を想像して背筋がゾクゾクした、がより正確な表現かも。) とてもよく分かります。 まさしく、ミステリとしても通用しそうなラストシーンでしたね。 全てはこの驚愕の為に描かれたような小説だとも感じました。 >私が読んだ順番は、「鼻」→「暴落」→「受難」でしたが、後の2作は、明らかに「鼻」と違う印象を受けたのです。 私も実は同じ様に、『鼻』と他の二作とは異質なものを感じていました。 >この奇妙な感じ、解説を読んで氷解しました。 「暴落」と「受難」、何と“筒井康隆”テイストだったのですね。 そうなのですね。 私は筒井氏は『ロートレック荘事件』しか読んでいませんので、納得とまでは行きませんでしたが、筒井氏に詳しい方にとっては嬉しくも懐かしい作品ともなったわけですか。 その意味でも読者によっては、高評価を与える人もいるでしょうね。 ではまた ^^ |
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