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【3200】 | RE:鼻 メルカトル (2010年09月23日 23時16分) |
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ドウコク!さん、こんばんは。 >迷わず「叔父〜」と、(今日、採り上げる)「鼻」を推しますね。 いずれも、ミステリ好きでなくとも、充分に面白く感じるのでは? ドウコク!さんも『鼻』を読まれたのですね。 面白かったでしょう? まさに不条理の世界全開で、近年にない異色作であると同時に、傑作だと思います。 >そこで、メルカトルさんが読まれてからにしましょう。 お心遣い、ありがとうございます。 >「すべての美人は〜」の置いてある書店に、心当たりがあるのですね。 残っていることを、お祈りします。 >それにしても、「遠征」とは大変ですね。 確か、前に訪れた時には在庫が置いてあった記憶があります。 それが思い違いでないと良いのですが。 遠征といっても大した事はないです、帰りにちょっと家とは方角の違う書店に寄るだけの事ですから。 >というより、読後の今でも、これはジャンルとしてホラーなの?って感じです。 最近のホラーは「らしくない」作品が多いように思います。 ホラーもミステリ同様ネタ切れ状態なのかもしれませんね。 ですから、一口にホラーといっても、様々なジャンルを包括する異色な作品が散見されるようです。 ミステリの要素を含んだものも勿論ですが、純文学では?と思われるような作品もありますので、純粋にホラーを期待される読者にとっては物足りない状況ではないかと思います。 >見事な不意打ちを食らったような、読後感でした。 まあ、それがとても心地よかったのですけどね。 うーむ、なるほど、的確な感想でしょうね。 読書家のドウコク!さんを唸らせるほどの作品ですから、数少ないここをロムされている方にもお薦めではないかと思います。 私からも「一読の価値はある」と言わせていただきます。 さすがに日本ホラー小説大賞短編賞を受賞しているだけの事はありますね。 ではまた ^^ |
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【3202】 |
ドウコク! (2010年09月24日 22時24分) |
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これは 【3200】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >遠征といっても大した事はないです、帰りにちょっと家とは方角の違う書店に寄るだけの事ですから。 でも、車で行かれるのですよね。 やはり、大変なことだと思います。 私の場合、チャリで行ける範囲は、3軒です。 いずれも中型店。 個人経営の店は、目指す本が無さそうで、最初から行きません。 で、遠征は、梅田の2店。 ★屋と★伊國屋です。 しかし、いずれも目指す本のコーナーが、だいぶ縮小してしまいました。 麻耶氏や貫井氏は、ほぼ絶滅状態。 折原氏もヤバい。 森氏や東野氏や京極氏は、逆に以前よりスペースが増えていますが。 曽根圭介氏「鼻」、つづき。 >一口にホラーといっても、様々なジャンルを包括する異色な作品が散見されるようです。 これは知りませんでした。 その方面には疎いもので。 ただ、「色んな要素を取り込んで、進化した。」とは、考えられないでしょうか? まあ、私としては、単純に怨念を抱いた幽霊が出てくるだけのような作品の方が、シンプルでいいような気もしますけど。 >読書家 何をおっしゃる、ウサギさん。(こればっかし、失礼) この言葉、そっくりそのまま、お返ししますよ。 さて、今日は、「暴落」。 これは確かに、ラストでビビりました。(状況を想像して背筋がゾクゾクした、がより正確な表現かも。) ここも実に印象的でしたが、途中から私は、なぜか奇妙な既視感(デジャブ)も感じていました。 これは、「受難」も同様でした。 私が読んだ順番は、「鼻」→「暴落」→「受難」でしたが、後の2作は、明らかに「鼻」と違う印象を受けたのです。 この奇妙な感じ、解説を読んで氷解しました。 「暴落」と「受難」、何と“筒井康隆”テイストだったのですね。 そう指摘されて、とても納得。 「暴落」の場合、「もし、こういう世界だったら?」という突飛な設定が、まさしく筒井流ですし、 転落の仕方の不条理さも、まさにその通り。 そういう意味で、とても懐かしい感覚で、「暴落」を読むことができました。 |
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