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【2790】 | RE:貴族探偵 ドウコク! (2010年06月23日 22時16分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >比較するとその評価の違いは歴然としているのではないでしょうか。 「首無の如き祟るもの」、これは楽しみになってきました。 でも、逆に言うと「凶鳥の如き〜」の評価が、世間では低いのかも知れないですね。 私は、あのトリックには感心したのですけれど。 一方で、「『黒死館〜』ですら読了したのに、挫折した。」とメルカトルさんの言われる、三津田氏の読みにくさ(「忌館」での話ですが) 何となく分かる気がするので、これは不安かな。 麻耶氏「貴族探偵」。 >私好みの探偵像ではありませんか。 読んだと言っても1作だけですし、かなり忘れているのですが、メルカトル鮎より傲慢な感じだった、と思います。 相手を見下すセリフをストレートに吐く、ような。 メルカトル鮎はその点、遠回しに言っているように感じます。(ただ、“見下す”という点については同じでしょうけど。) 話がそれますが、メルカトル鮎って、事件を解決するよりも、より混乱させるために出てくるような印象が、私にはあります。 でも、だからこそイイ、と感じます。 木更津より魅力的ですね。 と言っても、「翼あるもの」、「夏と冬の奏鳴曲」、「鴉」でしか、彼を知りませんけど。 >それほどまでに麻耶氏を評価されていたんですね。 いや、まあ、これは「探しているのに手に入らない=飢餓感の盛り上がり」みたいなものだと思います。 作品として読んだのは、上記の他に、「蛍」、「木製の王子」だけですので。 他の4作品は評価しますが、「夏と冬の奏鳴曲」で大幅減点ですので、作家としてはムチャクチャ評価しているわけではない、と思います。 ですが、皮肉なことに、その「夏と冬の奏鳴曲」に鮮烈な印象を抱いているので、 良くも悪くもとても気になる作家、という感じですね。 >やはりメルカトルシリーズをもっとメルカトルを前面に押し出して、というのが私の勝手な希望です。 まったくもって、おっしゃる通りです。 私も、そうなってほしいと思います。 そして、更に事件(ストーリー)を混乱させてほしい、とも。(笑) |
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【2792】 |
メルカトル (2010年06月23日 23時24分) |
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これは 【2790】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >でも、逆に言うと「凶鳥の如き〜」の評価が、世間では低いのかも知れないですね。 私は、あのトリックには感心したのですけれど。 人間消失トリックに関しては、それなりに評価されていると思いますよ。 ただ世間的に作品そのものの認知度が低いせいもあるかもしれませんね。 >何となく分かる気がするので、これは不安かな。 私には若干読みづらかった、という程度ですので、それ程気になさることはないと思います。 『凶鳥〜』がスムースに読めたのならば、何ら問題ないでしょう。 必ずしもお薦めとは言えませんが、一読の価値はあると断言できます。 >読んだと言っても1作だけですし、かなり忘れているのですが、メルカトル鮎より傲慢な感じだった、と思います。 そうですか、それは微妙ですね。 こういった作品は探偵の魅力が大きなウエイトを占めるケースもありますので、あまり鼻につくようだと読むのが辛いかもしれないですね。 >でも、だからこそイイ、と感じます。 木更津より魅力的ですね。 これはネタバレにならないと思いますが、木更津の場合は、ある人物のあやつり人形的な立場ですからね。 『名探偵 木更津悠也』を読めば、それは一目瞭然です。 >いや、まあ、これは「探しているのに手に入らない=飢餓感の盛り上がり」みたいなものだと思います。 なるほど、しかし個人的には『翼ある闇』を超える様なインパクトのある作品には出会えていません。 『神様ゲーム』と『貴族探偵』以外全て読んでいますが、どうしても期待が大きい分、その期待を裏切られている印象が拭えません。 >良くも悪くもとても気になる作家、という感じですね。 全く持って同感です。 アンソロジーなどに名前が連ねられていると、つい買ってしまう、そんな期待感を持たせる作家であることは間違いないですね。 >そして、更に事件(ストーリー)を混乱させてほしい、とも。(笑) 早く『翼ある闇』を超える作品を読ませてもらいたいものです。 ではまた ^^ |
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