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【2787】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません メルカトル (2010年06月22日 23時21分) |
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ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >しかし、読者は結構我儘ですから(笑 まあ、それなりの代価を払って読むわけですから、ある程度納得したい気持ちは誰しも持っているでしょうからね。 貴重な時間を割いてまで、その作家の為に費やしているわけですし。 >さて、遥都ですが三分の二ほど読みましたが、いよいよ戦いが激化してきました。 これから益々盛り上がって行くのでしょうね。 なんとなく熱気は伝わってきます。 >へえ、それは何とも興味深いですね。 読んでみようかな。 まあ時間に余裕があれば、読んでみても悪くはないと思います。 ただ、ゴールデンゼウスさんの嗜好に合うかどうかは保障できません。 一章、二章、三章と一応独立した物語になってはいますが、それぞれ繋がりを持っています。 第一章では、太平洋戦争下の大病院が舞台。 国民学校初等科に通う真樹夫と大吉はある日、雪麻呂という同級生から自宅に招待される。 絶大な権力を笠に着た雪麻呂は傍若無人な態度で二人を迎えるが、事故で大吉が死んでしまう。 そこで雪麻呂は死体をバラバラにして処理しようと提案し、真樹夫に死体を切断するように命令する。 一夜明けてもまだ実行できない真樹夫らの前で、なぜか死体が生き返る・・・。 第二章は真樹夫の兄の青年将校である美樹夫が、敵地で巨大な虫たちと格闘しながら、軍部の要人を目的地まで送り届ける為ジャングルを踏破する物語。 そこで爬虫人に捕らえられるが、爬虫人の長老に気に入られた彼は、長老によって不思議な体験をする。 これが第一章に繋がりを持ってくる。 第三章では、再び大病院の息子、雪麻呂が主人公に。 片思いの従姉妹を巡る愛の物語が繰り広げられる。 彼女を許婚とするための決闘などが見所となり、また失踪した母への思いも綴られる。 とまあ、一から三章まで密接な繋がりはありませんが(例によって話がいきなりとんでもない方向へ飛んだりする)、一応の関連性を持って描かれます。 読んでいて嫌悪感を覚える描写もところどころ散見されますが、退屈する事はないと断言しても良いと思います。 まだ読了した訳ではありませんが、何故本作が日本推理作家協会賞を受賞したのかは、私には理解できません。 ミステリ的要素は皆無に等しいですし、受賞した本人が一番驚いているのではないでしょうか。 日本推理作家協会が、ホラーの分野まで裾野を広げようと模索しているのかどうかは不明です。 |
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【2789】 | ![]() |
ゴールデンゼウス (2010年06月22日 23時57分) |
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これは 【2787】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >まあ時間に余裕があれば、読んでみても悪くはないと思います。 >ただ、ゴールデンゼウスさんの嗜好に合うかどうかは保障できません。 ふむふむふうむ。 第1〜3章までの解説をみると、確かにちょっと面倒くさそうな感じですね。 >ミステリ的要素は皆無に等しいですし、受賞した本人が一番驚いているのではないでしょうか。 >日本推理作家協会が、ホラーの分野まで裾野を広げようと模索しているのかどうかは不明です。 作者自身はそんな賞などは夢にも思っていなかったかもしれないですね。 まあ、もらえるならもらっておこうかくらいの感じではないですか。 しかし、最近本を再読して思うのですが、最初に読み出して面白いと、つい気持ちが先走ってしまい、先を急ぐあまり文字をサ〜と読んでしまっていることに気付きました。 こんな文章あったっけ? という箇所がたくさんあるのです。 再読は初回ほど焦って読まないので、じっくり読むと結構そういったことを感じました。 それではまた。 |
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