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【2736】 | 呪怨 ドウコク! (2010年06月13日 22時17分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >結果は予想できているのに、観客の心を鷲掴みにして離さない、画面に釘付けにするテクニックは見事としか言いようがないと思います。 「キャリー」、全く見事な演出だったと思います。 それにしても、言ってみれば「一人の超能力少女」にしか過ぎない話を、ここまで面白く見せる、 それは、原作のスティーヴン・キングの力なのか、監督のブライアン・デ・パルマの力なのか、どっちなのでしょう。 「原作を忠実になぞった」という記述もあって、ふと気になりました。 ところで、何故こんなことを書いたかというと、以下が今日のお話になるからです。 「呪怨」。 「リング」が面白かったので、「それを超えるかも?」と当時、絶賛されたこの作品、 レンタルが始まる前に、まずは小説から読みました。 (なお、この小説、映画の原作というわけではなく、映画を小説にしたみたいです。 つまり、原作→映画の「リング」とは逆。) この小説、まあ、感想としては、平均点以下、というところでしょうか。 夫にあらぬ疑いを抱かれて惨殺された女が、自分の住んでいた家にとり憑き、 次に住んだ家族や、その家の秘密を探ろうとした者を次々と呪い殺す、という内容ですが。 はっきり言って、一番恐かったのは、出だしの「夫が妻を殺すシーン」でした。 つまり、幽霊よりも「人間の方が恐い」を地で行くような、ホラー小説としてはお粗末さでした。 で、元になった映画も観たのですが、これも良くなかったですね。 この辺、「キャリー」とは対照的です。 |
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【2738】 |
メルカトル (2010年06月13日 23時21分) |
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これは 【2736】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >それは、原作のスティーヴン・キングの力なのか、監督のブライアン・デ・パルマの力なのか、どっちなのでしょう。 原作の面白さと監督の手腕が上手く噛み合った、好例と言えるのではないでしょうか。 または、監督の得意分野に原作が見事に嵌った、ということかもしれませんね。 >「リング」が面白かったので、「それを超えるかも?」と当時、絶賛されたこの作品、 >レンタルが始まる前に、まずは小説から読みました。 『リング』を超えるほどの逸材と、当時は騒がれたのですか。 勿論私でもタイトルを知っているくらいですから、有名な作品には違いないと思いますが、それ程話題になったとは知りませんでした。 >(なお、この小説、映画の原作というわけではなく、映画を小説にしたみたいです。 いわゆるノベライズ本ですね。 このタイプの作品は私は過去に一度しか読んでいません。 しかもミステリとは全く関係ないアメリカの名画『明日に向かって撃て!』でした。 やはり脚本を小説化する難しさと、翻訳物が重なってなんとなく小説を読んでいる気がしませんでしたが、最後は感動しましたね。 >この小説、まあ、感想としては、平均点以下、というところでしょうか。 ノベライズで高い評価を受けている作品は本当に少ないのではないかと思います。 『トリック』なんかは概ね高評価のようですが、珍しく成功した例ではないでしょうか。 >はっきり言って、一番恐かったのは、出だしの「夫が妻を殺すシーン」でした。 >つまり、幽霊よりも「人間の方が恐い」を地で行くような、ホラー小説としてはお粗末さでした。 なるほど、ホラーとしてはありがちな展開ですかね。 小説としての出来も今ひとつだったようで、残念でしたね。 ノベライズはやはり難しいものかもしれません。 ではまた ^^ |
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