返信元の記事 | |||
【2401】 | RE:関ヶ原 メルカトル (2010年04月29日 23時09分) |
||
ドウコク!さん、こんばんは。 >「京都で満足」、分かります、分かりますよー。 ついつい思い出してしまいますよね。 やはり京都には他にない町の佇まいみたいなものがあるような気がして、私にとっては4年住んだだけですが、特別な想いが心のどこかに常にあります。 ですから小説やドラマの舞台が京都だと、様々な想いが渦巻いて、観たり読んだりしているだけで胸が締め付けられるような感慨に浸ってしまう瞬間があります。 >これは大変、失礼をいたしました。 別にいいんですよ、しかしそんなに衝撃的でしたか。 普段の私の書き込みとのギャップでしょうか、でもたまにはそういうのもいいでしょ。 >「生き方など、哲学も感じられる『竜馬がゆく』に比べ、本作は純粋に、歴史の推移や皮肉を味わうことが出来る。」 >でしょうか。 どうやら本作は『竜馬がゆく』とはまた違った味わいの小説のようですね。 何処か重いテーマを含有している印象を受けます。 >とにかく、歴史のダイナミズムを感じさせながらも、読後に「どこか疼く」感じを残す作品、だと私は思います。 読後の感想が何とも微妙ですね。 それがどういった意味を持つのか、明日明かされるのでしょうか。 ではまた ^^ |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【2404】 |
ドウコク! (2010年04月30日 22時46分) |
||
これは 【2401】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >小説やドラマの舞台が京都だと、様々な想いが渦巻いて、観たり読んだりしているだけで胸が締め付けられるような感慨 こちらもよく分かります。 ただ、ドラマなどでは、さすがによく出てくる平安神宮や金閣寺や清水寺などでは、私はあまり懐かしいと思いませんが、 10年くらい前に見たドラマで、「流れ橋」が映っていた時には、かなりグッときました。 京都駅がメチャクチャ変わっているのは、ご存じですか? 今のようになってから、一度も行っていないので(これはニュースなどで見るだけ)、いつか行きたいと思っています。 さて、「関ヶ原」。 >何処か重いテーマを含有している印象を受けます。 こちらは、私にはそのようには感じられませんでした。 本作の印象としては、「歴史エンターテインメント」という感じですね。 展開がドラマティックで、人物も丁寧に肉付けされているため、どちらかというと遠藤周作の「王妃マリー・アントワネット」などに 近いような気がします。 本作は、石田三成の視点に重きを置いて、描かれます。 もちろん、豊臣方の多くの裏切りを招いたことから、彼にも悪い点は多々、あるのですが、 それにしても、敵の徳川家康の見事なまでの悪役ぶり。 「頭の切れる男」として通っていた三成を凌ぎ、また三成以上に2手・3手先を見越して、着々と「天下獲り」を狙います。 三成も快心の手を幾度か放つのですが、その度に逆にそれを悪用し、自分を有利に導く、という老獪さ。 前回に挙げた、「読後の疼き」とは、このように実力も備えた三成が唱える「理想=天下は秀吉の息子が握るべき」が、 遥かにそれを上回る、家康の「現実=より強いものが勝つ」に敗れ去ってしまう点に、私は感じます。 つまり、「自分が正しいと思っている道を進むだけで良いほど、世の中は甘くない。」、そこに嫋々たる余韻を感じた、ということですね。 歴史の面白さを味あわせてくれる共に、こんな感想も抱いた(私個人が)ので、前回のような評価になりました。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD