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【2351】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ゴールデンゼウス (2010年04月23日 23時55分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >他にも純文学や文芸作品は読まれているのでしょうか。 結構有名なものはかなり読んでいます。 多すぎてちょっと書ききれないくらいあります。 読みづらいと感じたのは、島崎藤村、安部公房、小林秀雄、坂口安吾、山本周五郎とか若干古い人たちですかね。 まだ大勢いると思いますが・・・ >確か、競馬を題材にしたミステリを数多く輩出した、イギリスの作家ですよね。 >競馬好きの方には堪らない魅力を持っているんでしょう。 そうです。 本命、対抗、大穴、落馬、障害等競馬用語をタイトルにした作品が多いのですが、イギリスの競馬というのは、日本の競馬と微妙に感覚が違います。 イギリスにおける競馬は、あくまで貴族の社交場として発展してきたので、日本では競馬=ギャンブルになってしまいますが、イギリスではスポーツ観戦に近いものがあります。 >こちらはやっと最終章まで辿り着きました。 >これから事件解決に向けて、一気呵成の急展開を見せてくれる事を勝手に願っています。 期待が裏切られないといいですね。 それではまた。 |
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【2354】 |
メルカトル (2010年04月24日 23時22分) |
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これは 【2351】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >読みづらいと感じたのは、島崎藤村、安部公房、小林秀雄、坂口安吾、山本周五郎とか若干古い人たちですかね。 まだ大勢いると思いますが・・・ なるほどねえ。 でも凄いですね、私はこの中だと安部公房、坂口安吾しか読んだ事がありません。 安部公房は寓意小説なので仕方ないでしょうが、坂口安吾は確かに独特の語り口調で読みづらいかもしれませんね。 中途で終わっていた坂口安吾の『復員殺人事件』を高木彬光氏が引き継いで、『樹のごときもの歩く』として完成させたというエピソードがあります。 ご存知でしょうか。 その『復員殺人事件』や『不連続殺人事件』は文体に非常に癖があり、読みづらかったと記憶しています。 >イギリスにおける競馬は、あくまで貴族の社交場として発展してきたので、日本では競馬=ギャンブルになってしまいますが、イギリスではスポーツ観戦に近いものがあります。 そうですか、その辺りはお国柄の違いなのでしょうか。 いかにも紳士の国イギリスといった感じがしますね。 だからこの「競馬シリーズ」も大衆に受け入れられたのかも知れませんね。 >期待が裏切られないといいですね。 ありがとうございます。 本日読み終えました。 やはり予想通りというか、期待通り、最終章はそれまでの地味な捜査とうって変わって、スピード感がぐんとアップし、エピローグまでぐいぐい引っ張ってくれました。 予想外の展開には驚愕とまではいかないまでも、アッと思わせるに十分なトリックとエンディングが用意されていました。 これだけでそれまでの地味さや退屈さが相殺された感があり、我慢して読んだ甲斐がありました。 全体としては前作のスピード感やストーリーの起伏には到底叶いませんが、警察小説としての出来はこちらの方が上だと思いました。 やはり最後まで読んでみないと分からないものですね。 ではまた ^^ |
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