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【2049】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ころころ (2010年03月25日 16時13分) |
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・メルカトルさん、こんにちは。 >ペースが速いですね。 >それだけころころさんが気持ちよく読書できている、と解釈してよいのでしょうか。 >だとしたら、大変喜ばしい事だと思いますし、京極氏の新たな一面を発見できたようで、同じ一ファンとして嬉しい限りです。 百器徒然袋はもうギャグみたいなものですし、非常に読みやすいですから(^^) 昨日、読み終え早くも「狂骨の夢」に突入しております。 やはり、だんだん作風に慣れつつあるのかも知れません。 導入部分もそんなにしんどくないですし。 「百器徒然袋〜風」の感想は明日あらためて(^^) >彼もやはりキャラの一人として扱われているわけでしょうから、単なる記述者とはわけが違うと思います。 >個性を大事にする京極氏のことですから、色分けはされているのは当然でしょうが、やはり関口に若干被る部分があるのは否めませんね。 榎木津を浮き立たせる為にはどうしても没個性的な役回りの人物配置が必要なのかも知れないですね。 そうすることで榎木津がより際立つ。 >榎木津、彼は人のことには頓着しないように見えて、意外と気を使っている部分もあると思います。 私が勝手に思うに、帝王学を仕込まれて育ち、いずれも卒なくこなせてしまう彼には、 思いやりの仕方が分かりにくいと言う唯一の不器用な部分があるように思いますね。 >「天に向かって真っ直ぐ伸びる竹には、日の当たらない地を這う苔の気持ちは分からない」 ふむふむ。関口巽語録でしたっけ?(^^) では、背の低い私(笑)の名言をひとつ。 「背の高い人は見晴しの良い高さで世間を見られるかも知れないけど、 小さい者は落とし物がすぐに拾えるんやで」 それぞれの目線でしか見えない得な世界があるってことでいかがでしょ(笑) では、また(^^)ノ |
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【2055】 |
メルカトル (2010年03月26日 00時05分) |
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これは 【2049】 に対する返信です。 | |||
ころころさん、こんばんは。 >百器徒然袋はもうギャグみたいなものですし、非常に読みやすいですから(^^) ハハハ、ギャグですか。 それも一理あるかも知れません、京極氏の作品の中では確かに最も読みやすいシリーズだとは思いますね。 >導入部分もそんなにしんどくないですし。 この作品はこれまで読まれたどの作品とも似ていませんし、独自の世界観を繰り広げる異色作となっております。 京極作品の中では地味な存在のような気がしますが、好きな人には堪らないらしく、高評価を与えている人も少なくないようです。 いずれにしても、これまでとは一味違う独特の雰囲気を楽しむべき作品だとは思いますよ。 >私が勝手に思うに、帝王学を仕込まれて育ち、いずれも卒なくこなせてしまう彼には、 >思いやりの仕方が分かりにくいと言う唯一の不器用な部分があるように思いますね。 榎木津に言わせれば 「神のごとき探偵のこの僕が、一々下僕の事など気にしていられるか!」 と一蹴されるのでしょうが。 色々な意味で人間離れした榎木津ですが、少しは不器用な面があっても良いではないですか。 少しくらい弱みを見せないと、と京極氏が考えたかどうかは不明ですが、少なくとも人間・榎木津を確立しようと模索した結果がこのような作品集に反映されているような気もします。 >ふむふむ。関口巽語録でしたっけ?(^^) 『姑獲鳥の夏』で関口が、榎木津と自分を比較して、自嘲気味に書かれた一文です。 細かい表現は違っているかもしれませんが、確かこのような言い回しだったと思います。 ちなみに私は「地を這う苔」のほうです。 >それぞれの目線でしか見えない得な世界があるってことでいかがでしょ(笑) いいですねえ。 何がって? それは背が低いって事です。 私の中で、またころころさんの好感度が上がりました。 ではまた ^^ |
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