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【1639】 | RE:地獄の黙示録 ドウコク! (2010年02月11日 22時10分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >その点、デ・ニーロには静かだが心に秘めた情熱のようなものが感じられましたし、身体的に言ってもキレがありましたからね。 確かに、暗殺のシーンで屋根を伝っていくシーンは、マーロン・ブランドでは無理かも。 余談ですが、男優では、ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、アーノルド・シュワルツェネッガーが、無条件に好きです。 どんな内容の映画でも、彼らが(中心人物で)出ているものは、「見てみようかな」とレンタル屋で思ってしまいます。 作品内容次第、と条件付きなら、ジョニー・デップとブルース・ウィリスかな。 >ちなみに本作のDVDも所有しています。 ひえ〜、凄いですね。 ミステリだけでなく、映画もかなりの通とお見受けしました。 さて、私が「地獄の黙示録」のあまり印象に残らなった点。 何だか昨日はもったいぶりましたが、多分、実は内容が高度過ぎて付いていけなかった、という単純なものだと思います。 恐らく、主題は「戦争がもたらす狂気」のようなものでしょうが、大変に重要なテーマにも関わらず、 やはり身近に無いものなので、ピンとこなかったのでしょう。 少し高尚過ぎました。 また、「ベトナム戦争」自体も良く分かっていない時期に観たものですから、余計に分かりにくかったです。 まあ、今でも分かっているわけでは無いのですが。 ただ、当時から現在にかけて、いろんな意味でアメリカ社会に深い傷を残した、 というのは後年、知りました。 それに最後でカーツ大佐が殺害される場面で、なぜか牛が殺される場面がカブっていたのは、 「これ、『ゴッドファーザー』みたいやん。」って思いました。(だから、「ゴッドファーザー」を先に観ていたと思います。) 思うに本作品、私のみならず、世界中で理解されにくい要素を持っていたのかも知れません。 まず、本国アメリカでは、自国が悪者のような扱い(どうしても、そう見える)なので面白くないだろうし、 外国からすると、やはりベトナム戦争そのものが身近ではないので、(戦争自体は我々日本人よりかは現実的なのでしょうけれど) その分、ヒットする余地は少なかったのかも知れないですね。 その点、「ゴッドファーザー」は“家族”の観点、アウトローの抗争が中心ですので、理解しやすいと思います。 |
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【1644】 |
メルカトル (2010年02月11日 23時24分) |
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これは 【1639】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >確かに、暗殺のシーンで屋根を伝っていくシーンは、マーロン・ブランドでは無理かも。 あのファヌーチ暗殺のシーンは個人的には本作のハイライトだと思っています。 その後のファミリーの命運を握る重要なシーン、全ての物語の原点であり出発点ではないでしょうか。 >余談ですが、男優では、ロバート・デ・ニーロ、トミー・リー・ジョーンズ、アーノルド・シュワルツェネッガーが、無条件に好きです。 渋いですねえ。 骨太の男臭い役者さんがお好きなのですね。 シュワルツェネッガーはやはり『ターミネーター』シリーズが代表作でしょうか。 トミー・リー・ジョーンズはかなり前の映画ですが、『ローリング・サンダー』が好きでした。 所謂バイオレンス・アクションですが、ここでもベトナム戦争の悲劇のようなものが描かれています。 >やはり身近に無いものなので、ピンとこなかったのでしょう。 少し高尚過ぎました。 実際に戦争を体験していない我々には計り知れない、あまりに多くの問題を含んだテーマだっただけに私にとっても理解不能な点も多々ありましたし、闇の奥へ進むごとに難解になってしまいましたね。 難解だけなら良かったのですが、映像もそれに倣ってどんどん闇へと近づいて行き、不透明性が高まってしまい、何を観客に訴えたかったのかが不明瞭になる結果を生んだ気がします。 >それに最後でカーツ大佐が殺害される場面で、なぜか牛が殺される場面がカブっていたのは、 >「これ、『ゴッドファーザー』みたいやん。」って思いました。 あのフラッシュバックのシーンも結構物議を醸したようです。 いくら巨額を掛けた映画の為とはいえ、何の罪もない牛を殺すとは何事だ、といったような意見も多数あったみたいですね。 それだけの意味があるのか、というような。 まあ、いずれにしてもアカデミー賞でも8部門ノミネートされましたし、問題作であった事は間違いないと思います。 個人的には映画史に残るシーンを数多く含んだ大いなる傑作(ある意味失敗作)ではなかったのかと・・・。 ではまた ^^ |
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