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【1604】 | RE:【黒猫倶楽部】〜ミステリを語りません ゴールデンゼウス (2010年02月06日 23時28分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 「狐闇」読み終わりました。 かなりいけてます。「狐罠」同様、宇佐美陶子シリーズの第2弾になります。 今度は古代史に関わる話で、三角縁神獣鏡がでてきます。 日本の古代史=天皇家の歴史になりますから、非常にデリケートというか難しい内容ですが、北森氏は作中で「時空の巡礼」という表現を使っており、まさにスケールの大きな物語になっております。 「狐罠」よりもミステリーの度合いはかなり高いですよ。 大変満足です。 この物語は敵と対峙するにあたり、主人公に何人も仲間が加わるのですが、その一人が民俗学者の女性なのですが、この女性は北森氏の別のシリーズで活躍している主人公らしいです。 それと今回も香菜里屋は出てきます。 但し、店の名前とマスターの描写は一切ありません。 三軒茶屋のビアバーという表現になっています。 一人の作家の本でそれぞれ主人公が違うと、それぞれのシチュエーションがあるので、しばらく読者はその設定に頭を切り替えていくわけですが、そこへ急に懐かしい別の主人公が現れると、何かすごく特をしたようになりますよね。 大藪春彦のスーパーヒーローである伊達邦彦が別な女豹シリーズにいきなり登場したり、アニメの銀河鉄道 999で鉄郎のピンチに、キャプテンハーロックやクイーンエメラルダスが登場したときも、ガーンとなりました。 しかし、残念ですね。 もう読めないというのは・・ あと何冊か残っているので、それらも一通り読んでみるつもりです。 ではまた。 |
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【1608】 |
メルカトル (2010年02月07日 22時57分) |
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これは 【1604】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >「狐罠」よりもミステリーの度合いはかなり高いですよ。 大変満足です。 作品の出来にとてもご満足されたようで、喜ばしい事だと思います。 本作は前作と比較すると、読み易くなったとの意見もあるようですが、その点は如何だったでしょうか。 あまりにスケールの大きな謎に挑戦しているようですが、大風呂敷を広げるような展開になってはいないようで、そういった意味では安心して読めるようですね。 >そこへ急に懐かしい別の主人公が現れると、何かすごく特をしたようになりますよね。 確かにその通りですね。 以前島田荘司氏の『竜臥亭幻想』を読んだ際、「御手洗潔」と「吉敷竹史」の2大探偵が夢の競演を果たした時は、作品の出来云々を抜きにして、私にとってはまさに夢のような出来事でした。 たとえそれが過剰なファンサービスだったとしても、私には望外の、嬉しい一つの「事件」だった記憶があります。 >それと今回も香菜里屋は出てきます。 但し、店の名前とマスターの描写は一切ありません。 ここで工藤が登場してしまうと、話がややこしくなる事を想定しての、作者の配慮があったのではないかと想像されますね。 >あと何冊か残っているので、それらも一通り読んでみるつもりです。 シリーズものは多く残しておられませんが、ノンシリーズはまだ20冊近く著されていますので、楽しみですね。 ではまた ^^ |
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