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【179】 | コピペ 49−2 隣家の娘 真比呂 (2009年03月26日 20時11分) |
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173 名前:大人の名無しさん投稿日:03/04/23 10:35 ID:WjmOz0ey とにかく、その日がきっかけで俺はカウンセリングに通い、 二ヶ月ほどで職場復帰。 届けも出さず休んでいた俺を休職扱いにしてくれていた叔父は 快く迎えてくれ、しばらくのあいだ毎晩メシをおごってくれた。 隣の夫婦とも仲良くなり、寝起きの悪い旦那を起こしてくれとか言う理由で 毎朝家に呼ばれ、朝飯をごちそうになった。(かなり強引だ) とにかくもう俺の周りの人間が神級にいいひと達だった。 俺は救われたし、妻と子供の死をちゃんと悲しむことができた。 で、その娘さんが先月結婚した。(すでにその隣室の親子はマイホームを建て引っ越していったが未だに仲良くしてもらってる。) 親戚が少ないから、とか言う理由で式にまで俺が呼ばれ、 親族紹介のあとその子と話す時間があった。 俺とその子は口が悪い感じの関係で(15も年が離れているのに)、 その日もあまりにも綺麗になったその子に動揺して 「オメーまだ18才なのに結婚しちゃってもったいないな」 などと俺が言うと笑いながら 「寂しいのか、あんた?」などといいやがるので 寂しいよ!と言った。 俺は昔、お前に助けてもらった、おまえのお父さんとおかあさんにも 助けてもらった、だからお前のこととても大好きだ、 だから寂しい!とまくし立てるとまた号泣していた。 30過ぎたおっさんがヒックヒック言いながら花嫁の前で号泣だ。 はずかしい。気づくとその子も大泣きだ。 新郎側はびっくりしただろうな。 親以外のおっさんと新婦が大泣きしてるんだから。 俺は今でも結局独り身だが、 その子が困ったらなにがなんでも助けてやろうと思っている。 恥ずかしいのでその子には言わないが。 もう俺にとってはあの子は自分の娘みたいなものなのだ。 なにぶん前半は10年くらい前のことなので なんだか人ごとのように淡々とした文章で申し訳ない。 本も読む方じゃないし文章も稚拙ですまん。 漫画みたいな話なので2ちゃんで書くのは恥ずかしいと思っていたが 俺も書き込みしたくなった。長文すまん。 |
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【184】 |
真比呂 (2009年03月31日 07時56分) |
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これは 【179】 に対する返信です。 | |||
高2の夏、僕は恋をした。 好きで好きでたまらなかった。 その相手を好きになったきっかけは、僕がクラスでいじめにあって落ち込んで、 生きる意味すらわからなくなって一人教室で泣いていた時に彼女がそっと僕に近寄って来て、 「○○に涙なんて似合わないぞ。ほら、笑いなよ! 私、笑ってるあんたの顔好きだよ。」 といってくれた。 それからは僕は、いじめられてもずっと笑ってた。 泣くこともやめた。そうすると次第にいじめもなくなって気がつけば友達もたくさんできていた。あのときの僕を救ってくれたのは間違いなく彼女の一言だった。 それ以来ずっとずっと彼女を想い続けて気がつけば高校の卒業が近づいていた。その間何度も何度も告白しようとした。でも好きだから、好きすぎたから失うの が恐くて実行はできなかった。しかし、卒業が間近になってようやく覚悟を決めた僕は卒業式の日に彼女に告白することを決心した。 そんな卒業式の三日前の朝、いつものように彼女におはようを言おうと思って教室を見回したが彼女の姿はない。 入試も近いし、今日は休みなのかと気を落としていた。 そのとき担任の先生が暗い顔をしながら教室に入ってきていきなり僕たちにこう告げた。 「××さん(彼女の名前)が昨日、学校の帰りに車にはねられ意識不明になり、今朝病院で亡くなりました・・」と。 何を言ってるのかわからなかった。状況が理解できない僕はみんなが泣いてる中で泣くことすらできなかった。 そしてお通夜の日、棺おけの中にいる清められた彼女の姿を見た時になってようやく涙がこみ上げてきた。 祭壇目をやると彼女の写真が目に映った。 彼女は笑ってた。そのときふと彼女が僕に言ってくれたあの言葉を思いだした。僕は笑った。他の参列者の目には人の死を前にして笑顔を浮かべる僕はどう、うつっただろうか? それでも僕は彼女の写真を見ながら笑った。 彼女の死から2年がすぎ、クラスで同窓会をした。 その時にクラスの女子から高校のとき、彼女が僕を好きだったという事を教えられた。 僕はその瞬間初めて泣いた・・。声をあげて泣いた・・。 それからまた僕は笑った・・。 |
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