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【177】

コピペ 48 優しい女子高生

真比呂 (2009年03月25日 19時46分)
もう何年も前になるんだけど、駅から離れた交通の便が悪い
病院に行く用事があったんだけど、道がわからないので
高校生の女の子に道を尋ねました。その子は笑顔で
「それならうちの近くなので案内しますよ」と言ってくれました。
しばらくいっしょに歩いていたんだけど、途中から天気が
悪くなって、雨が降り出してしまったんです。
予想していなかった出来事なので、誰も傘を持っていませんでした。
「おばちゃんたち、足が遅いから先に行っていいよ。」というと
その子はぺこっと頭を下げて、病院までの道筋を説明すると
走って帰ってしまいました。

途中で運良くタクシーを拾い、病院まで行ってもらうと(あっと言う間でした)
さっきの女の子が傘もささずに自転車で走り回ってる姿をみつけました。
雷が怖かったみたいで、半分泣きながらも私たちのことが心配で
豪雨の中走り回っていたようです。自分はびしょぬれなのに
傘を2本持っていたので、多分私たちのために持ってきてくれたのでしょう。
私たちがタクシーに乗っている姿を見ると、笑ってまたぺこっと頭を下げて
帰ってしまいましたが、とても嬉しかった出来事でした。

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コピペ 49−1 隣家の娘   評価

真比呂 (2009年03月26日 20時10分)

俺が結婚したのは俺が20、妻が21の時で、学生結婚だった。
二年ほど、貧乏しながら幸せに暮らしていたが、あるとき妊娠が発覚。
俺は飛び上がるほど嬉しくてひとりではしゃぎ、
無茶はするな、という妻の言葉も無視し次の日には退学届けを提出。
叔父さんの経営している会社にコネで入れてもらった。
まあ、とにかく俺はやる気満々で働きまくって子供元気に育てるぞ!
ってなもんだった。単純だった。

その後しばらくして交通事故で妻がお腹の中の子と一緒に死んだ。
このあたり本当に今でも良く思い出せない。
なにやら言う医者につかみかかって殴り飛ばしたこと、
妻を轢いた車の運転手の弁護士を殴り飛ばしたことは
うっすら覚えている。(むちゃくちゃだ)

そのあとは本当に記憶が曖昧だが、
葬式もきちんとすませ、手続きなんかもテキパキこなし、
何日か実家で休んだあと家に戻った。
それからは日付の感覚もなく、テレビも見ず、
ただ米を炊いて、食って過ごした。
自分が鬱なのだとか落ち込んでいるのだとかそういう思考もなかった。
自分でも状況がよくわかっていなかった。
なんとなく、カッターで指先を軽く切っては治るまで放置する、
とかいう今思うとほとんど病気(そうだったのだろうが)のような
事を繰り返して過ごした。
突然夜中に涙がぼろぼろ出てきて混乱したりしたが、
○○ニーして寝てやった。
死のうという気持ちもなかったと思う。
当時のことを友人や親に聞くと、様子伺いの電話などには
きちんと受け答えしていたというのだがあまり覚えていない。
おそらくそんなこんなで半年は生活していたと思う。
171 名前:大人の名無しさん投稿日:03/04/23 10:21 ID:WjmOz0ey
ある時夢を見たが、何の夢かは覚えていなかった。
とにかくひたすら謝っていたように思う。
ふと目が覚めて、ああ、なんか悪夢をみたなと
体を起こしてその光景に心臓が止まるかと思った。

目の前に小さな女の子がちょこんと座って俺を見ている。
なんだこれは、夢か?まだ夢か?と思いながら
自分の心臓の鼓動で視線がぐらつくのを感じてびっくりした。
とっさに水子の霊だと思った。死んだ俺の子が化けて出たと思った。
そのときがはじめて自分の妻と子供が死んだとちゃんと
認識した時だったように思う。
その子が、「大人なんだから、ちゃんとしなきゃだめなんだよ!」
と俺を叱りつけた。
もう混乱に継ぐ混乱だ。汗なんかダラダラ出て、
俺、心臓麻痺で死ぬんじゃないかと思った。寝起きだしなおさら。
そのとき、部屋のドアから大慌てで隣の部屋の奥さんが入ってきた。
「すみません!この子勝手にはいっちゃって・・・」
そこでやっと現状を把握した。
よくよくみれば、この子は隣の家の子共で、
妻がいた頃はなんども会話を交わしたことのある子だった。
ドアを開けっ放しにして寝ていたところに入ってきた実在の人間だ。
幽霊じゃない。
ああ、違うのかと思った瞬間、
なんだかベロリと目の前の幕がはがれたような感じで、
俺はその子にしがみついて号泣していた。
「すいません」と「ありがとうございます」を意味不明に連発していたと思う。あとから聞いた話では、そこの一家はひきこもっていた俺のことを心配して
くれており、何度も夫婦で何をして上げたらいいか、と相談していたらしい。
その相談を一人娘のその子は聞いていて、
落ち込んだ大人を励ましてやろうと活を入れにきたらしい。すごいやつだ。
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