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【865】

セクシーアイリス悩殺編(其の参)

まねきねこ (2008年12月16日 23時46分)
続き

***** すみれの部屋 *****

アイリス「・・・・・すごいね、すみれの・・・部屋・・・。」
すみれ「・・・・・お〜ほっほっほっ!」
笑って誤魔化すも、説得力も何も無し。何しろ部屋の床一面には、悩みに悩む元凶となった勝負パンツの群れがところ狭しとならんでいた。
アイリス「でもぉ〜・・・、何だか変わったパンツばっかりだね。ヒモみたいなものもあるし、これなんか、穴あいてるし・・・。神崎財閥って、貧乏なのぉ?」
すみれ「んまぁ〜失礼ですわね! この勝負パンツは神崎財閥の富の象徴ですのよ!」
なんとも滑稽な財閥である。
アイリス「ねぇねぇ、勝負パンツってなんのことぉ?」
すみれ「ふぇっ?(まずいですわ、本当のことを言ってしまったら・・・『お兄ちゃん、見て見てぇ!』なんて言って、少尉を悩殺するのは目に見えてますわ。)・・・あっ、そうそう、戦闘の時に着用する下着のことですわっ!」
アイリス「ふ〜ん、そうなんだ。そうだっ!アイリスも勝負パンツはいて、お兄ちゃんにほめても〜らおっと!」
結局、結果は一緒であった。
すみれ「そ、それはいけませんわっ!」
アイリス「ど〜してぇ?」
すみれ「それは・・・、つまり・・・。あっそうそう、洋服を選んで差し上げますわっ!」
話題転換を図るすみれさん。しかしこの後、自分に悲劇が襲いかかることなど思いもしないすみれさんであった・・・。
アイリス「さすが、いっぱいあるね。どれがいいかなぁ〜」
すみれ「コレなんて如何?体のラインが強調されて、きっとお似合いですわよ!」
アイリス「うんっ!ありがとう。アイリス着てみるね。」
すみれ「(ほっほっほっ。あなたに着れますかしら?)」
アイリス「あれぇ〜、なによぅ、この服!」
すみれ「お〜ほほほ!当然ですわっ! その服は、ナイスバディーのわたくしに合わせて作られてますのよっ! あなたなんかに・・・・・。」
アイリス「これ変だよぉ〜。胸は『きちきち』なのに、腰のところが『ぶかぶか』で・・・・・」
すみれ「・・・ぶちっ! まあ、この生意気なガキは・・・、一度しばきまわして差し上げようかしら!」
こうして、あ〜でも無い、こ〜でも無いと・・・結局『ふつう』の下着と着物に落ち着いた時、既に正午を過ぎていた。
すみれ「きーっ!ゆ、許しませんことよっ!」
と、復讐に燃えるすみれ。一方、
アイリス「(うふふ。コレ見せて、お兄ちゃんにほめてもらうんだぁ。)」と、一着勝負パンツを手中に収め、いたってのんきなアイリスであった。

いつになったら、風呂にはいるんだ?

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【878】

セクシーアイリス悩殺編(其の四)  評価

まねきねこ (2008年12月18日 23時23分)

続きです・・・。

大神「やっと、風呂に着いたな・・・。」
四人(大神、さくら、すみれ、アイリス)は脱衣場の前に立っていた。
すみれ「・・・つらく、・・・長い道のりでしたわ。」
さくら「やっと・・・、やっと大神さんとお風呂にはいれるのね!」
アイリス「よぉ〜し、みんなでお風呂に・・・しゅっぱ〜つっ!」

***** 脱衣場 *****

カンナ「あれっ!?どうしたんだ、みんな? それに隊長まで・・・・・ん? 誰だ? そいつ?」
アイリス「アイリスだよぉ〜! アイリス、大人になったんだよ! それでね、それでね、お兄ちゃんと一緒にお風呂入るんだぁ〜!」
カンナ「んで、お前らは?」
さくら「んふっ! アイリスをねぇ〜、守るために・・・うふふっ、仕方なく一緒に・・・入っちゃうのよぉ〜っ!!!」
すみれ「ほほほ。さくらさん、よだれが出てますわよ! ホントにお下品なんだから・・・ぐふふふふ。」
カンナ「なんだぁ〜!? えらく嬉しそうじゃねえか。ほんじゃあたいも一緒に入るかな? 久しぶりに隊長と手合わせかぁ〜。へへへっ、『腰』が鳴るぜぇ」
大神「カンナ君、それを言うなら『腕』だろ?」
あやめ「ちょっと待ちなさい! あなた達、何を考えてるの?」
大神「あ、あやめさん! 違うんです! こ、これにはわけが・・・・・」
あやめ「わかりました。大神君の暴走を阻止する為に、保護者として私も一緒に入ります!」
大神「・・・あやめさんまで・・・・・。」
あやめ「大神くぅ〜ん! 大人のテクニックで大神君の暴走をお・さ・え・て・あ・げ・るっ! 久しぶりに『口』が鳴るわぁ〜・・・」
大神「あやめさん、『腕』ですよ、『腕』!」
あやめ「あらん、失礼。でも私だって、まだまだ捨てたもんじゃないでしょ〜! ごらんなさい、このボリュームを・・・」
カンナ「確かに大きいけどよぉ、ちょっと垂れてきてんじゃねぇ〜か?」
あやめ「・・・(ぶちっ!) あ〜らっ、言ってくれるわね、この筋肉娘が! あんたのなんか、大胸筋の『ちからこぶ』じゃない!」
カンナ「あんだとぉ〜、コレのどこが『ちからこぶ』だよ!」
あやめ「わたしのほうこそ、コレのどこが『垂れてる』というの? 張りといい、艶といい、自分でも惚れ惚れするくらい・・・・・、あらっ、大神君、どうしたの?」
大神「・・・は、鼻血が・・・」
アイリス「お兄ちゃん、だいじょうぶ?」
大神「ア、アイリス・・・助けてくれ!」
アイリス「アイリスが元気にしてあげる!・・・それっ!」
突然着物のすそを豪快に捲り上げるアイリス、そこには・・・・・!」
大神「ぶ〜〜〜っ!!!」
さくら「ちょっとアイリス! とどめを刺してどうするのよっ!」
アイリス「ちがうもんっ! アイリス、お兄ちゃんを元気にしてあげようと・・・」
さくら「一部分しか元気になってないじゃないの! 大神さん、さくらの血を使って下さい!」
大神「・・・さ、さくら君・・・」
さくら「えっ? どうしたんですか?」
大神「口うつしで輸血はできんぞ・・・」
さくら「へっ?・・・あらやだっ、私としたことが・・・・・、でわっ、失礼して・・・・・よいしょっと・・・」
アイリス「ちょと、さくら! お兄ちゃんに跨って、何をするつもりなのよぉ〜! お兄ちゃん、早くはいろ!」
大神を小脇に抱え、アイリスはすたこらさっさと風呂場へ消えていった・・・。
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