パチンコ・パチスロ2,195人に聞いた 求めるサービスとは? | TOPPAGE |  


すべてのホール必見! P-WORLD インターネットアンケート調査結果発表!

2004年パチンコ・パチスロファンは、ホールをどう見たか。インターネット世論調査その動向を探るために、昨年に引き続いて2004年7月1日から5日までの5日間、『アミューズメントジャパン』と『P-WORLD』の共同企画で「インターネット世論調査」と題したアンケート調査を実施しました。回答いただく声は年々増え、18歳以上の遊戯者より男女あわせ2195人。この回答から、パチンコ・パチスロファンのニーズを探り、調査結果がパチンコ業界誌『アミューズメントジャパン』に掲載されました。『アミューズメントジャパン』誌は、全国約1万2千店舗のホールへ配られています。

一般の方はなかなか手に入らない業界誌ですが、『アミューズメントジャパン』様の了解を得て、アンケート結果を一挙公開いたします。


□Amusement Japan
http://www.amusement-japan.co.jp/


特集ファンが求めるサービスとは?

本誌では毎年、インターネットのパチンコポータルサイト最大手の『P-WORLD』と共同で、アンケート調査を実施している。 調査は、P-WORLDサイトのトップページにアンケート調査のバナーを設け、クリックするとアンケート画面に移行する方法で行った。 アンケートは性別、年代、居住地域といった基本属性のほか、パチンコ・パチスロの遊戯役割、遊戯頻度、1回あたりの投資額といった遊戯実態について質問した。 さらに、今年の調査では「お店を選ぶ基準は何か?」をテーマにしたアンケートを実施した。
【P2】

【P1】

データ表示器なしでは遊べない?

ファンが何を基準にお店を選んでいるか────。 今回の調査では、ある意味で予想外の、ある意味で驚きの、そしてある意味で当然の結果が出た。なんと第1位はサービスでも出玉でもなく「台ごとにデータ表示器が付いている」というハード面のリクエストだった。しかも「非常に重視している」と「重視している」を合わせた数字は90%という圧倒的な結果だ。
 確かにそうかもしれない。いまのパチンコ・パチスロはデータ表示器(データ表示機能をもった呼び出しランプ)なしには怖くて遊べないという側面がある。

【P3】

出玉以外の魅力もファンは求めている?

あくまでも推測にすぎないが、ふたつの要因が指摘できる。 ひとつは、「出玉感」以外の要因で遊びに行く店を決めているファンが増えてきたこと。つまり、ホールの快適性であったり、 スタッフのサービスであったり、今回第一位だった「データ表示器の有無」など、来店動機において他の要因の比重が増えていることが考えられる。
 今回の調査における自由回答でも次のような意見が見られるようになった。
「いくら出玉が良くてもひどい店員のところには行きたくない。通路で鉢合わせたときに道を譲らずに強引に突っ込んでくる店員がいるようなホール」
(宮城県30~34歳・男性)

【P4】

自店の顧客が本当に打ちたい台は?

最近、ホールで「当店は『新海物語』を看板機種として育てています」といった内容のポスターをよく見かけるが、これだけ他店でも設置している機種をいまさら看板機種にするのはどうだろうかと思うことがある。結果として、他の台の客を減らすことにつながりはしないか。
 自店のファンがどんな機種を打ちたがっているのか。その傾向を調べて、本当にファンが打ちたい台を提供していく「マーケティング」こそが必要とされている。

【P5】

「お店が清潔」は女性で第3位

総合で第6位に入った「お店が清潔である」の項目は、男女別に見ると明らかな違いが出てくる。図2を見ても分かるように、女性に限ってみると、「お店が清潔であること」は第3位にランクイン。約8割の女性ファンが重視しており、「機種構成」や「交換率」を上回っている。ということは、女性は機種や交換率でお店を選ぶのではなく、「清潔なお店」に行きたいと考えていることになる。新規顧客の開拓で女性をターゲットにするホールにとっては注目すべき結果といえるだろう。
【P6】

無視できない駐車場の役割

第7位に入ったのが「駐車場の有無」で、63%の人が重視していた。また、第11位の「駐車場の入りやすさ」も51.7%の人が重視している。クルマ社会が浸透してきた結果、店舗づくりにおける駐車場の重要性は多くのホールで実感しているテーマだ。駐車場の有無で顧客を呼べるならきちんと設備するべきだし、「駐車場の入りやすさ」が重視されるなら、駐車場へのアプローチをわかりやすくしたり、1台あたりの間隔を広げるなど、駐車場にも「快適性」が求められるだろう。
【P7】

改善できるサービスに注力を

第11位の「たばこの煙が充満していない。空気がきれい」は41.8%の人が重視していた。自由回答を見ると、非喫煙者のたばこへの嫌悪感は相当なものだ。禁煙ホールが各地で出現しているが、パチンコ・パチスロファンに喫煙者が多いことを考えると、設備面でどうたばこの問題を解決できるかも大きな課題となりそうだ。第6位「お店が清潔である」にも共通する要素であるが、ホールのクレンリネスにファンは敏感であることも忘れてはいけない。
【P8】

回答者属性に見るファンの動向

①パチンコ・パチスロの遊戯割合〔時系列〕
-2004年はパチスロが増加-
P-WORLDのホームページ上で行っている調査の特性上、パチスロユーザーの回答者が多いという傾向があるのだが、ここ3年間でパチンコ派とパチスロ派の割合は大きく変わっていない。ただし、04年で前年よりパチスロ派が増加しているのは『北斗の拳』のブームがあったことが考えられる。

【P10】

【P9】

スタッフの接客サービスで、あなたが重視するものはどのような態度ですか?

まず、もっとも多くのファンが望んでいる「誠実な態度」を実行すること。しかしこれはもっとも難しいテーマだ。多くのホールで顧客接点の現場にいるのはアルバイト店員だろう。アルバイトは「労働をお金に換える」ことが第一の目的だ。したがって、本当に心のこもった誠実な態度、お客様の立場を考えた接客を彼らが真剣に実行することができるかどうかが問われてくる。
【P12】

【P11】

-前略 ホールスタッフ様-
ホールスタッフは、お客に誠実であるべき、と言うのが私の持論です。何のためにホールスタッフがいるのか?お客さんが楽しく遊べるためにいる、というのが第一優先であるべきだと私は考えます。お客さんを監視するような目線や態度をするスタッフは、もう論外です。そうでないホールスタッフも「何でも聞いてください」「何でも気付いた点を言って下さい」と感じさせてくれる接客態度が欲しいな、とよく感じます。一見のお客さんでもフレンドリーに接してあげられるように、一層の努力をお願いします。
(静岡県25~29歳・男性)


【P14】

【P13】

パチンコ・パチスロ業界はどうする!?

今、多くのパチンコ関係者がこう思っている。「カジノは本当にできるのか」「もしカジノができたら、客がとられてしまって商売が大変になるのではないか」。
 結論から言えば、カジノが設立される環境・状況は数年前に比べて格段に進んでいる。先の参院選で自民党が勝っていれば、秋には「ゲーミング(カジノ)法」が「国際観光産業としてのカジノを考える議員連盟」(野田聖子会長)から提供されるという予定だったが、自民党の敗北によってこの予定ははずれるかも知れない。しかし、自民党のカジノ基本構想はすでに出来上がり、これをたたき台として、遅かれ早かれ創設に向けた具体的な動きが出てくることは確実だ。
 この動きは、地方自治体の動きとも連動している。石原都知事の「お台場カジノ構想」から5年、カジノ誘致を考える自治体は増え続けている。昨年発足した「地方自治体カジノ研究会」には、主催の東京、大阪、静岡、和歌山、宮崎を中心に全県から実務者が集まり、研究を重ねている。3年先か5年先か今の時点ではわからない。しかしカジノが日本に創設される下地は着々と整えられつつある。

【P16】

【P15】

【P17】

【P18】

-日本カジノ構想をめぐる政府・自治体の動き-
2004年
4月
●カジノでゲーム進行役を務めるディーラーを本格的に養成する国内初の「日本カジノスクール」が開校し、授業が始まった。
5月
●自民党の「国際観光産業としてのカジノを考える議員連盟」(野田聖子会長)は総会で、観光や地域復興を目的とする「ゲーミング(カジノ)法」の基本構想をまとめた。他党と連携して来年の通常国会への法案提出を目指す。


【P20】

【P19】