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【450】 | 犯人はこの中に(その2) PAINTER (2016年02月24日 02時21分) |
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チラチラと周りを見回したり、席を立って挙動不審者のごとくシマをウロウロしながら、下手人の目星を付けようとする僕。 シマに時々巡回に来る女性店員、そしてコーヒーレディーのお姉さんの後ろに立って、クンクンと匂いを嗅いでみたけどどうやら違う。 一番怪しかったのがカド台に座って湯水のごとくジャブジャブと諭吉を投入していたおねえさんだったので、彼女にも注目してみます。 すると何やらそのおねえさん、何やらブツブツ独り言を言いながら打っている模様。 よく聞き取れなかったので、空いていた隣の台に座って打つフリをしながら、何を言っているのか盗み聞きしてみました。 「くそアル(-`ェ´-怒)くそアル(-`ェ´-怒)くそアル(-`ェ´-怒)・・・・」 ダメだ、このおねえさん壊れてやがる。 この台にお金をつぎ込みすぎてこうなってしまったのでしょうか。しかしこれは怖い。怖すぎる。 僕は匂いの主がおねえさんでは無いことだけを確認すると、逃げるように席を立ちました。 さてさて、一番怪しいと思っていた人物はシロだった。これは困ったぞ。 しかし事件とは時としてあっけなく解決したりするものです。 僕の隣で打っていた借金取りに追われてそうなオジサンが、負けすぎて心が折れてしまったのか、うつむき加減で帰ってしまったのですが、 その捨てた台のオカマを掘れると判断したのか、猛烈な勢いでシマの向こう側から一人のババアが僕の隣に移動してきたのです。 そしてその瞬間、先ほどまで漂っていた匂いが急に濃厚なものに変わりました。 いやこれはもう、エレガントだとか芳醇だとかそういうレベルを完全に超えてまして、もはや目に染みてくるレベル。 いったいどんなつけ方してるんだって話ですよ。香水を瓶ごと全部ふりかけてるんじゃないかと思った。 まぎれもなくこのババアが匂いの犯人です。 僕は世の中には自分の理解を超えた人がいるんだなあと思いながらも、ようやく犯人が判明したことに満足したのでした。 やはり疑いを持って何かを探すってことは大事です。何かを疑うってのはあまりよくないものだと思われがちだけど、 そうすることでより緊張感のある、スリリングな日常生活を送ることが出来るよね。 僕はその後、パチ屋って異常なくらいにうるさいから絶対バレないだろうなあ、 などと考えながら力任せにオナラをしてしまい、それが快感だったのですが、 どうやらそのニオイがとても強烈だったらしく、ハーデスのシマ全体が騒然としてました。 そのオナラの犯人は間違いなく僕なのですが、周囲が「この中に犯人がいる!」と疑心暗鬼になるのを期待してたんです。 せいぜいみんな疑い合ってハラハラドキドキしてくれよ、と内心ワクワクしていたのですが、 なぜか数秒後にはシマの半数以上の客が「お前だろ」と言わんばかりの視線を僕に向けて送っており、 中でもカド台を打ってたおねえさんとは一瞬目が合ったのですが、そのとき彼女の口元が微かに開き、 「マジ、最低アル・・・」 と言っているように見えました。 ちくしょう、なんでわかるんだよ。もっとみんな疑心暗鬼になりなさいよ。 その日僕はそんなことを考えながら打ってたせいか、気がついたら財布に千円しか残っていないというボロ負けを喫してしまい首を吊りたくなったのですが、 もしかしたら店長がボタンを押して、自分の台だけ出ないようにしたのかもしれない、などという疑心暗鬼に駆られました。 |
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【453】 |
みゆりんりん (2016年02月24日 09時05分) |
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これは 【450】 に対する返信です。 | |||
ペイさん、おはよーw いや〜、パチ屋の芳香、ウケたよ〜w 目が合った勘違いババァも面白かったww たまにあるよね〜。 私が今でも忘れられない勘違いってか、自分を分かってる?ファッションの人。 いやいや・・・私はファッションセンスに疎く、流行を追う気迫も根性もないのですが(笑) あれは・・・かれこれ8年前。 隣県で有名な観光地『浄土ヶ浜』に行った時。 真夏だったので海水浴の方々も多かったけど、こちらはただの観光。 リゾート気分の方が多い中、ギョッ! 一瞬『ヌード?』と思った女性。 年の頃推定60歳手前。 ふくよかを通り越して腹肉は段×3、手も足もムチムチ。 連れは、娘らしい20代くらいのと、ミスターオクレ?と思うほどか細く小さい男性。 何故に裸?とよくよくガン見すると・・・ 豹柄の細〜いビキニを着ていたんです! ただ! 上のパーツも下のパーツも肉に埋もれ、胸のところと股間のところが若干布があるのが見えるくらい。 で、豹柄なのが災いして、肌色に近いため、パッと見裸かと勘違いした訳ですね〜(笑) ってか!! 家族、着るのを止めろよっ!! お次は函館に観光に行った時。 バスターミナルから程近いところで大きめの百貨店が在ったかと。 そこの入り口に、後ろを向いてる女の子。 全身白系統でフリルたっぷり、裾はクチュール。 『はぁ〜、地元にせよ観光にせよ、白であのヒラヒラは汚れも目立つし変に浮くなぁ〜』と、何気に見ていた訳です。 程なくその子が振り向いた・・・驚愕! 70歳に近いと思われるババァだった! 顔は白塗りだったけど、首とかが黒っぽく、マジで妖怪かと思ったわさ(笑) そういや、滅多に夜の繁華街の時間に街中を通らないんだけど、前に『おっ、イケイケなネーチャンや〜ん』って思って通り過ぎて、『うぉっ、ババァだ!あの年であのピッチリ服を着るのぉ〜?』って驚いたことがあります。 見返り美人ならぬ、後姿美人でした♪ |
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