返信元の記事 | |||
【74】 | ご都合主義。 パチ屋の狼 (2015年03月09日 03時13分) |
||
最近では、「デウス・エクス・マキナ」とも言われているので、ご存知の方も居るかと思います。 詳しい解説はここで。 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%87%E3%82%A6%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%82%A8%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%83%BB%E3%83%9E%E3%82%AD%E3%83%8A 一言で言うと、「ご都合主義」です。 何の伏線も前触れも無く、絶対的な力で強制的に物事を解決してしまう方法です。 例えば、絶体絶命の主人公のピンチに対して、 (1)いきなり強力な味方が現れる。 (2)主人公の潜在能力が目覚める。 (3)主人公が有利になるアクシデントが起きる。 (4)とりあえず、何かが起きる(おい)。 一番多いのは、「ラッキーな何かが偶発的に起きる」事で、物事を一気に解決してしまう事です。 特に、少年漫画に多い展開なのですが、一定の分別ある年齢に達した者が見れば、明らかに白けます。 一例として、 (1)ものすごい数の敵に囲まれた→主人公の能力が覚醒→必殺技で敵が全滅 (2)ものすごい数の敵に囲まれた→強力な味方が登場→必殺技で敵が全滅 (3)ものすごい数の敵に囲まれた→いきなり地震が起きる→地形の崩壊に巻き込まれて敵が全滅→なぜか味方は無事 (4)地形(川や谷など)が渡れない→いきなり地すべりが起きる→地形が埋まる (5)川が渡れない→丸太が流れて来て橋になる これらの事象に共通している事は、 「主人公が何の努力も行動もしていないのに、勝手に物事が解決する」 と言う事です。 また、似た様な事ですが、有名な「こんな事もあろうかと」や、「実はこうだった」として、前触れも伏線も無い状態から、いきなり話が解決されてしまう事もあります。 「遊戯王」のカードバトルにおける、「トラップカード発動」みたいなものだと言えば、解り易いかも知れません。 さて、何でいきなりこんな話をしたかと言うと、漫画ではなくて、「ライトノベル(通称ラノベ)」において、これらと似た事が、非常に多く起こるからです。 もっとも、ラノベの読者年齢層は漫画の読者年齢層とかぶる事が多い為、比較的受け入れられやすいのかも知れません。 ライトノベル関係を扱うサイトなどでは、こういったご都合主義が、しばしば議論されたりしますが、似た様なもので、舞台を常識が通用しない異世界にするとか、最後は異世界や精神世界に舞台が移ってごにょごにょ、という作品は割と多くあります。 究極の無責任解決として、「夢オチ」があります。 簡単に言うと、「全部夢でした。」で、無かった事にしてしまう事です。 これ、結構映画でもやらかす事が多いので、心当たりのある方も居るでしょう。 ただ、話の解決を偶然で済ませてしまう事は、クリエイターとしてどうなのかと思ってしまうのですけどね。 |
■ 143件の投稿があります。 |
15 14 13 12 11 10 9 8 7 6 5 4 3 2 1 |
【75】 |
古代晋也 (2015年03月09日 12時19分) |
||
これは 【74】 に対する返信です。 | |||
狼さん おはようございます。 >(1)いきなり強力な味方が現れる。 ⇒これは、『マジンガーZ』の最終回がそうでしたね。 ズタボロになったマジンガーZの前にグレートマジンガーという超強力な助っ人が現れました。 それにしても主人公の操るロボットがあれほどズタボロになった例を他に知らないんですが、あるんでしょうか? >(2)主人公の潜在能力が目覚める。 ⇒これは、『仮面ライダーV3』でよくこの手法が使われていた様に思います。 V3の26の秘密とか言って(笑)・・・狼さんなら26の秘密を全部知ってそうな気がしますが・・・ 戻って・・・ドクトルG(ゲー)の罠にはまって、おやっさんと共に潜水艦に閉じこめられたV3! だんだんと酸素が薄くなって、おやっさんは苦しんでいます。 V3は、改造人間だから?大丈夫なんですが、ここで確か? 『レッドボーンパワー』(確か?26の秘密の1つ)が炸裂して・・・と言ってもV3の胸の中央が赤く光るだけで、なぜか? 次の瞬間には、アッサリ地上に脱出?してるのでした。 さて、そういった【絶対的な力で強制的に物事を解決してしまう方法】を極力 使わない様にしてると思われるのが福本伸行先生の漫画ですが、例えば、アカギなどでも主人公の赤木しげる には、好配牌はあまりなく、むしろ、ひどい配牌が多く、そういったグズグズの展開の中から、あり得ない苦境を脱していく様は、リアルで面白いです。 昔の麻雀漫画と言えば主人公が華麗な手を決めて逆転するパターンが多かったですからね。 |
|||
© P-WORLD