■ 9,999件の投稿があります。 |
【2549】 |
メルカトル (2010年05月20日 23時21分) |
||
これは 【2546】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >確かに嗜好にマッチしているというのはあるかもしれません。 ただ、作品自体の雰囲気はちょっと違うような気がしますが。 そうですか、まあそれぞれの作家独自の文体やらストーリーテリングがあるでしょうから。 それに男女ではやはり、筆運びに微妙な違いが現れる気もしますしね。 >ただ作品のスケールは大きい物が多いのは確かですね。(笑 北森鴻氏の『狐闇』が話題になった時にも思いましたが、スケールの大きい作品がお好みのようですね。 ファンタジー、SF、ミステリなどのジャンルを超えて様々な作品に挑戦する姿勢は見習うべきだと思います。 ただ、私にはどうしてもいまだにミステリに対する拘りがありますので、様々な作品に挑戦しつつも、未読のミステリも貪欲に読み続けるつもりです。 >若い女性の心理描写とか感性を非常に上手に表現しているように感じました。 全くおっしゃる通りだと思います。 この作品では、主人公二人の女子高生の心理状態が手に取るように分かります。 というか、読者によく伝わるように描かれているんですね。 『ストロベリーナイト』や『ジウ』などの警察小説でも、主人公は女性だし、本来女性を描くのが得意な作家なのかもしれませんね。 >さて、LDですが、ますます深い奈落の底が口をあけて待ってました。 蟻地獄のような底にまた一人犠牲者がでてしまい、一体誰が終止符を打つのか、物語自体の収束があるのだろうか? と不安になってきました。 大丈夫でしょう。 高村女史の事ですから、最後の最後でアッといわせる結末が待っているのではないでしょうか。 これだけの大作ですから、全て収束させなければ嘘でしょう、納得のいくラストが待っている事を願っています。 湊かなえ女史の『告白』ですが、第二章の途中まで進みました。 ぎっしりと詰まった、ほぼ行間のない文体に最初は戸惑いましたが、すぐにその世界観に引き込まれることになりました。 内容に関しては、また明日にでも途中経過などを書かせていただきます。 ではまた ^^ |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
【2548】 |
ドウコク! (2010年05月20日 23時12分) |
||
これは 【2543】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >そういったプチ発見がより興味を上積みしていき、だんだんそれが自分のスタイルになっていくのです。 プチ発見にあたるかどうかは分かりませんが、知識が増えたことで見方が変わった例をもう一つ、ピカソを思い出しました。 (ニュースで盗難にあったことも知って。) 最初、この人は(特に「ゲルニカ」)、「めっちゃ、ヘタクソやなー。 これやったら俺の方が上手いやろ。」って思っていたのですが、 「ゲルニカ」の時代背景や制作動機・各パーツの意味、また「キュビズム」の内容なども知って、少し見方が変わりました。 ただ、「少し」だけです。 正直、素人の私には、まだまだピカソがそんなに凄いとは感じられませんけど。 でも、それでも「ゲルニカ」だけは、本当に評価したいですね。 >カニ缶は価格がもろに表れます。 >先日、カミさんの実家でカニ缶を発見。タラバ蟹缶だったのですが、開けたら本物の足肉が3本分くらいギッチリ。 うおー、これは食ってみたいです。 でも、私がスーパーで見たときは、そんなに高そうなのはなかったです。(もちろん、「タラバ」の名の缶詰も) スーパーなどでは売っていないのかな。 専門の魚屋さんの棚にひっそり置いてあるとか。 とにかく、見つけたら絶対に試しますね。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
【2547】 |
ドウコク! (2010年05月20日 22時42分) |
||
これは 【トピック】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >嫌いではないかもしれませんが、私もほとんど読んでいませんよ。 これは失礼いたしました。 どこかで「ファンタジーを読んでいる。」というのを見た気がしたので。 私のカン違いだったようですね。 >『さらわれたい女』『ガラス張りの誘拐』の誘拐物、『密室殺人ゲーム王手飛車取り』などのチャットという現代的な要素を取り入れた >本格もどき、『そして名探偵は生まれた』の古典的テーマを扱った本格物など、かなり手広く執筆活動を繰り広げていますね。 さすがに結構、歌野氏も読んでおられるのですね。 今日、立ち寄った書店で「長い家の殺人」を買いました。 ところが。 >初期の「家」シリーズ3部作は必ずしも諸手を挙げて賞賛できる、とまではいきませんが とのこと。 まあ、ぼちぼち読んでみます さて、今日は「死体を買う男」からの連想でせっかくなので、江戸川乱歩「白髪鬼」。 これを読んだのは、私の(ミステリ)読書の中で、かなり早い方だったと思います。(古いので、詳しくは忘れた。) まあ、本作はミステリでは無いですが。 その際、「名に違わぬ、独特の雰囲気を持つ名作だな。」と感じた記憶があります。 そのため、その後、2度ほど読み返しました。 で、読むたびに、横溝正史とはまた違う趣の、怪奇趣味の描写の仕方に、面白みを感じました。 私は、乱歩の方がストーリー展開に重点を置いている、一方、横溝氏は怪奇部分の描写により力点を置いている、と感じました。 言い換えれば、乱歩は読み物として面白い、横溝氏はメリハリがある、みたいな。 後年、「白髪鬼」は、ポーの「早すぎる埋葬」やデュマの「巌窟王(モンテ・クリスト伯)」をかなり下敷きにしている、 と知ったときでも、本作の不気味さ、人間の情念の凄まじさ、ラストの切なさ・虚しさへの評価は、あまり変わりませんでした。 ただ、読む順番が違っていたら、「パクリに過ぎない」と断定していた恐れもありますが。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
【2546】 |
ゴールデンゼウス (2010年05月19日 23時48分) |
||
これは 【2544】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >私が思うにこの作品は、ゴールデンゼウスさんの嗜好に非常にマッチしているのではないでしょうか。 >お好みの作家陣の作風となんとなく似ている気がします。 確かに嗜好にマッチしているというのはあるかもしれません。 ただ、作品自体の雰囲気はちょっと違うような気がしますが。 ただ作品のスケールは大きい物が多いのは確かですね。(笑 >誉田哲也氏の『武士道シックスティーン』読み終えました。 この人は確かまだ若い作家ですよね。私も駅の売店で偶然買って読んだだけですが、この人は身近に若い女性(女子高生か中学生の子供)がいるのではないのでしょうか? 若い女性の心理描写とか感性を非常に上手に表現しているように感じました。 さて、LDですが、ますます深い奈落の底が口をあけて待ってました。 蟻地獄のような底にまた一人犠牲者がでてしまい、一体誰が終止符を打つのか、物語自体の収束があるのだろうか? と不安になってきました。 それではまた。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
【2545】 |
メルカトル (2010年05月19日 23時29分) |
||
これは 【2541】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 >パチ屋では冷房がかかっていましたが、寒かったくらいです。 暑いのだかまだ肌寒いのか、よく分からない気候でした。 今日は雨も降っていましたし、日差しがない分、肌寒く感じられました。 気温もあまり上がらず、5月としては低いほうではなかったのでしょうか。 最近特に気温差が激しいので、体調には十分注意したいですね、お互い気をつけましょう。 >メルカトルさんの書き込みを散見する限り、ファンタジーなんかもお好きなようですね。 嫌いではないかもしれませんが、私もほとんど読んでいませんよ。 基本的にミステリ好きなので、ファンタジーはどこか物足りなさを感じてしまうのではないでしょうかねえ。 ライトノベルズに通じる部分もありそうですし。 >それにしても、本作、メルカトルさんにとっては、あまり印象的な作品でなかったようですね。 申し訳ないです、読んでから相当年数がたっていますので、記憶が曖昧です。 >たった2作だけですが、なかなか幅広い作風を持つ作家だと感じました。 確かに私もそう感じます。 『さらわれたい女』『ガラス張りの誘拐』の誘拐物、『密室殺人ゲーム王手飛車取り』などのチャットという現代的な要素を取り入れた本格もどき、『そして名探偵は生まれた』の古典的テーマを扱った本格物など、かなり手広く執筆活動を繰り広げていますね。 >ところで、解説には「歌野氏は、ピュアに本格推理に挑戦している作家」、とありました。 「本格推理」の部分だけ除けば、解説者の言っている事も分かる気がします。 「幅広く挑戦している作家」である事は間違いないと思います。 初期の「家」シリーズ3部作は必ずしも諸手を挙げて賞賛できる、とまではいきませんが、一作ごとに成長を遂げているのは言うまでもないと思いますね。 ではまた ^^ |
|||
【2544】 |
メルカトル (2010年05月19日 23時28分) |
||
これは 【2540】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >面白いです。 ここから先はネタばれに繋がってしまうので、あまり細かく書けませんが、単純な誘拐、身代金の強奪、そこから発生するさまざまな波及効果。 私が思うにこの作品は、ゴールデンゼウスさんの嗜好に非常にマッチしているのではないでしょうか。 お好みの作家陣の作風となんとなく似ている気がします。 読んだ事のない私の勝手な思い込みかもしれませんが、なんと言うか、作品のテーマやハードなストーリー展開、スケールの大きさなど、前に挙げておられた作家と共通する部分があるように思えます。 >もし機会があれば是非一読をお勧めします。 ありがとうございます。 暫くは読むべき作品の候補が後に控えていますので、読むことはないと思いますが、もし読みたい作品に枯渇したら挑戦してみたいと思います。 さて私のほうは誉田哲也氏の『武士道シックスティーン』読み終えました。 非常に清涼感のある、今時珍しい対照的な二人の女子高生を見事に描ききった、青春小説の傑作だと思います。 剣道を知らない人でも十分楽しめるように工夫されていますし、場面に応じた情景が眼に浮かぶような描写は、素晴らしいと感じました。 これはお薦めですよ。 尚、本日より問題作、湊かなえ女史の『告白』に取り掛かりました。 ではまた ^^ |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
【2543】 |
ゴールデンゼウス (2010年05月19日 23時08分) |
||
これは 【2542】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 解説(=当時としては、大変にスキャンダル) >を読んで、「なるほど、それで有名なのか。」と思った記憶があります。 そうですね。そういったプチ発見がより興味を上積みしていき、だんだんそれが自分のスタイルになっていくのです。 すると他人からみると、この人はすごく詳しいということになり、さらに磨きがかかるというか、好きになっていくものです。 今日は東京でも午後から雨が激しくなって、ちょっと蕎麦の雰囲気ではなかったですね。 カニ缶は価格がもろに表れます。 先日、カミさんの実家でカニ缶を発見。タラバ蟹缶だったのですが、開けたら本物の足肉が3本分くらいギッチリ。 カミさんと話したのですが、これ高そうだね、いくらするんだろう? 我が家じゃ絶対買わないというのが、共通の意見でした(笑 Z |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
【2542】 |
ドウコク! (2010年05月19日 22時52分) |
||
これは 【2539】 に対する返信です。 | |||
ゴールデンゼウスさん、こんばんは。 >画家の生い立ちとか、描かれた背景などを調べてから、実際の絵を見ると、何の前知識もなく見るのと違い、それはまた乙 この文から、ふとマネの「草上の昼食」が浮かびました。 最初に見たときは別に何ともなかった(これがなぜ有名なのだろう?)のですが、解説(=当時としては、大変にスキャンダル) を読んで、「なるほど、それで有名なのか。」と思った記憶があります。 マネ「草上の昼食」 http://www.salvastyle.com/menu_impressionism/manet_herbe.html >距離は距離でも輸送距離の問題だと思います。 なるほど、フランスよりも、まだドバイの方が近いですものね。 >私も蕎麦は大好きなので、夏場は何回も食べますよ。 昨日の時点では、「今日は何が何でもとろろソバ」と思っていたのですが、少し寒く感じたので、 直前になってカップラーメンに変更しました。 なお、余談ですが、ズワイガニの缶詰、失敗でした。 中身は、粉々にほぐしてあったのです。 身を丸ごと、というのを期待していたのに。(味は、まあ蟹の味でしたが、食感で×。) |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
【2541】 |
ドウコク! (2010年05月19日 22時28分) |
||
これは 【2538】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 現在、こちらでは小雨がパラついています。 パチ屋では冷房がかかっていましたが、寒かったくらいです。 暑いのだかまだ肌寒いのか、よく分からない気候でした。 >個人的にはやや幻想的な雰囲気が好きですが メルカトルさんの書き込みを散見する限り、ファンタジーなんかもお好きなようですね。 ファンタジーと言えば……。 と書こうとして、私は読んだことが無いのに今、気づきました。 というか、作品名を思い付きもしない。 昔から、「童心」を持ちあわせていない、のかも。(笑) 歌野晶午「死体を買う男」つづき。 >細かい部分まで覚えていないので何とも言えませんが、単純にメタ構造、といって差し支えないのではないでしょうか。 お教えいただき、ありがとうございます。 それにしても、本作、メルカトルさんにとっては、あまり印象的な作品でなかったようですね。 歌野晶午氏。 私は、本作と「葉桜の頃に君を想うということ」しか読んでいませんが、この2作だけでも全く趣の違う作品を書きますね。 本作は、細かいトリックの集約と、古風な感じ。 「葉桜の〜」は、大トリック一発と、現代的なテーマ。 たった2作だけですが、なかなか幅広い作風を持つ作家だと感じました。 ところで、解説には「歌野氏は、ピュアに本格推理に挑戦している作家」、とありました。 2作品だけでは、そんな感じを私は受けませんでした。(それなら、綾辻氏や麻耶氏の方が感じられると思う。) 上記の注:これは、歌野氏の作風が悪い、という意味ではありません。 解説に疑問を持った、ということです。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
【2540】 |
ゴールデンゼウス (2010年05月18日 23時21分) |
||
これは 【2535】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 ちょっとレスの順番がずれてしまったようですね。 レディー・ジョーカー、約半分まできました。 面白いです。 ここから先はネタばれに繋がってしまうので、あまり細かく書けませんが、単純な誘拐、身代金の強奪、そこから発生するさまざまな波及効果。 こういったものが実に見事に書かれていますよ。 レディー・ジョーカー(以下L・D)の名前ですが、 上巻の最初の方ですぐに名前の由来がでてきます。 最初は随分と安易なつけ方だなと思っていたのですが、後半になってなかなか深いなあと感じてきました。 もし機会があれば是非一読をお勧めします。 それではまた。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD