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【9344】 | RE:ラノベの話 mixtra (2016年10月13日 02時01分) |
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三度、です。 …冒頭で、とんでもない事仰ってませんか??? >ラノベの定義 >ラノベと一括りされた小説群、共通点 >普通の小説と違い >或いは簡単な答えでも 考えましたが、簡単に言い辛いものが出て来てしまったので段階を経て。 まずは、ご質問から。 ラノベの定義は『誰もが何の予備知識を持たず楽しめる小説』 ラノベの括りは『その束』(但し、後に意味が崩れます) 普通の小説との違いは読み易さを重視(行間を開ける、文字を見やすくする、挿し絵や表紙等のイラストをこれまでより多目に入れ、イメージを持たせやすくする、敢えて1つの巻をぶ厚くしない等) 則ち『ライト(に誰もが手に出来る)ノベルス(小説の、媒体)』 が、最初でした。当初の名前は『ジュヴナイル小説』でしたしょうか。活字離れ、文章読解力が深刻化した事もあってか、何とかして本の売上減少を止めようとした一つの手段として目論んだ方法でもあります。 更に内容も、ライトに。 予備知識、前知識、無し。 従って、当初は空想的(ファンタジー)なもの、架空或いは未來(フィクション)の冒険ものが多かったと思いますが、これも段々とライト(身近)なもの、事柄が材料になってきています。 でもそれって… 『ミステリ』だって、一緒じゃん。 ですよね。実際双璧をなして宝島社から『このラノ』『このミス』、どちらも毎年出ていました。途中まで進化の過程は一緒でしたが、いつの頃か、ミステリは単に一ジャンルとなり(歴史と進化的な意味として分類、或いは独立した)、ラノベは言語的に様々なものを加えます。 その後、ラノベは 定義が『イラストも重視した小説』 括りは『メディアミックスの集団』 普通の小説との違いは『マルチメディア化も踏まえた小説の手法の有無』 に、変わっていきます。元がイラスト、原作揃って更に映像化しますから、話題スピードも凄い。ハルヒもメルカトルさんの耳や目にどれだけ触れました? この辺りから、小説の楽しみである 『筆者と読者の知的ゲーム、或いは対話』も失われつつあります。キャラクター重視がより顕著に。 更にもう一段階変わり、 定義『パッと見、売れるもの』 束『その物量(どれか気に入る)』 違い『情報のカタマリ(小説は更に薄く、中身スカスカに)』 小説ですら、なくなりつつあるかも。映像・小説・イラスト、どれか一番手応えあったものから推す節もあります。 まあ… 異性(色気)、です。メインは。 今度はパチンコの流れに近いものが。 ミックス化しすぎて主体が定義出来ません。これからも変わる可能性があります。 で。 ミステリ界は、早目に危惧された(というより持ち前の推理力?)かもしれません。他には歴史、文学等、既に独立したジャンルを持つ世界は皆。何せ、かつての出版界を代表した辞典・事典等学習教材がネットワークにやられましたから、交ざったら併呑する可能性もあります。 ですが、見方によっては別の進化があった筈なのです。 適当に案を考えます。 ●『ライト・ミステリ』。 これはメルカトルさんが詳しいかと思いますが、きっと本格性を薄めた作品の時代。 ●『歴史ミステリ』。 TVが主流ですか?新歴史事実とミステリの融合 ●『リアルミステリ』 これ、ありますか?科学の実験的に、過去の名作のトリックを何かしら流用してリアルタイムで出来るか検証する… あ。手品でした。 駄文挿入した上、続きます |
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【9347】 |
メルカトル (2016年10月13日 22時59分) |
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これは 【9344】 に対する返信です。 | |||
再びです。 > …冒頭で、とんでもない事仰ってませんか??? これは問題発言でしたか?私はポップな感じで問いかけたつもりだったのですが、そんなに軽い質問ではなかったようですね。失礼しました。 > ラノベの定義は『誰もが何の予備知識を持たず楽しめる小説』 一般の小説よりも、軽い気持ちで臨めるというところが異質という意味でしょうかね。 大方の小説が予備知識なしのほうがより楽しめると思いますので、その意味ではラノベも文芸作品もミステリも似たようなものではないかと。 > 普通の小説との違いは読み易さを重視(行間を開ける、文字を見やすくする、挿し絵や表紙等のイラストをこれまでより多目に入れ、イメージを持たせやすくする、敢えて1つの巻をぶ厚くしない等) なるほど、確かにラノベには結構気合の入ったイラストが載っていることが多いですね。 しかも一巻のページ数が少ない。さらになぜか1巻から10巻近くまで続くケースがよく見られますね。これはキャラ萌えを意識した結果なのでしょうか。 > 更に内容も、ライトに。 確かにライトな文章、内容も比較的分かりやすいです。しかし、たまにセリフが妙な言い回しなのを見かけますが。特に主人公が。 以前『六花の勇者』を3巻まで読みましたが、ラノベとは言え、中身が意外としっかりとしているのに驚きました。 この場合は例外的な感じなんでしょうか。あまりライトですんなり読めるという作風ではありませんでしたが。 > ハルヒもメルカトルさんの耳や目にどれだけ触れました? うーん、そうですね、折に触れって感じですか。でもどんなキャラなのかとか、ストーリーとかは知りませんでした。 もう内容もほぼ忘れてしまいましたが、再読する気にはなれない程度でした。 > 定義『パッと見、売れるもの』 > 束『その物量(どれか気に入る)』 > 違い『情報のカタマリ(小説は更に薄く、中身スカスカに)』 そのためにはまず表紙でどれだけ釣るかってことですね。しかし、前評判やら世評などを気にしない読者がいるとはあまり思えないんですけどね。 わざわざお金を出して面白くもないものを買うとは思えません。 物量はそうですね、ある程度の規模の書店にはコーナーがしっかり根付いていますが。 しかし、そのシリーズの長さが災いして、一作家につきあまりに多くの作品が置かれていないような気もします。 > ●『ライト・ミステリ』。 今の主流ですよね。本格が次第に堅苦しくなって敬遠され、次第に軽く読めるほうへ流されていったのは時代性を反映していたと思います。 紛らわしい物理トリックやアリバイトリックよりも、分かりやすく驚愕度の大きい叙述トリックへ向かったのも、時流なのかと。 > ●『歴史ミステリ』 これはどうですかね、今はあまり取り上げられないし、流行ではありませんね。 好き嫌いがはっきりするので、どちらかというと疎まれることのほうが多いと思います。 > ●『リアルミステリ』 実験ですね。ただ、これまでのトリックを再利用し、バリエーションを変えて復活させることは、再三に亘って行われてきたという歴史があるにはありますよ。 再度送信 |
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