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【5312】 | RE:彼女がその名を知らない鳥たち ドウコク (2011年11月03日 22時31分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >ちなみに、具はなんだったのでしょうか。 しじみです。 赤だし、貝の具は合いますね。 ところで、その高いのを買ったのは偶然で、ホントは「ひるげ」を買うつもりでしたが無かったもので。 私は赤だしの美味しさを、「ひるげ」で知りました。 これでも充分に美味い。 >そうですか、私が中島みゆきを聴くようになったのは、『悪女』辺りからだと思います。 これも、当時としてはアレンジが素晴らしい、いわゆる「ニュー・ミュージック」らしい名曲ですよね。 ちなみに、その辺りのアルバム「臨月」や「寒水魚」はレンタルして、テープに録った記憶があります。 >そうですね、確かに一抹の不安はありますね。 まあ、交通の便が良い(駅近くでオフィス街も近く)ので、その辺は他の書店よりも有利でしょうが。 さて、沼田まほかる氏「彼女がその名を知らない鳥たち」。 >それも、退廃的な人間模様という点では、近年まれに見る傑作かもしれませんね。 おお、これは完全に意見が分かれました。 私はその部分で、かなり消耗したので。 私も、人間関係がドロドロというのには興味を持つ方なのですが、本作の場合、 序盤は、ひたすら一個人(陣治)に対し、執拗に十和子が嫌悪感を示し続けるばかりの展開なので、 「そんなにイヤなら、さっさと別れろや!」と、反感を禁じ得ませんでした。 また、その嫌がる点も(男の視点からすると、)そんな細かいことでいちいち、とウンザリ。 実際、陣治がシチューのエビを食べる様子に十和子が苛立つシーンで、いったんは挫折したのです。 (結局、最後まで読みましたけど。) あそこまでの嫌悪感の描写は、まさに女性作家だからこそのリアリティーだと思います。 男には書けない。 その毒気にあてられたため、私などは読み進めるのが辛いほどでした。 しかし、だからこそ、女性にはお勧めだと思うのです。 そのリアリティーのために、「ある、ある」と感じる部分が結構あるのではないかと。 |
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【5313】 |
メルカトル (2011年11月03日 23時20分) |
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これは 【5312】 に対する返信です。 | |||
ドウコクさん、こんばんは。 >しじみです。 赤だし、貝の具は合いますね。 しじみですか、インスタントにしては凝った具ですね。 赤だしにしじみは合いますよ、あさりもいいですけど。 それに、赤だしはそれ自体の味が強いため、豆腐とかわかめとか、味のついていない具が最適ですね。 >私は赤だしの美味しさを、「ひるげ」で知りました。 これでも充分に美味い。 「ひるげ」も確かに美味しいですが、やはりインスタントっぽさは拭えないですかね。 しかしあのクセのなさは、普段赤だしを食べない人にも十分馴染める味に仕上がっているのではないかと思います。 >ちなみに、その辺りのアルバム「臨月」や「寒水魚」はレンタルして、テープに録った記憶があります。 ほぉ、そうなのですか、ドウコクさん、意外と言っては失礼ですが、中島みゆきの隠れファンだったりしますか? 私は何年か前にベストアルバムを借りて、PCに取り込んだ程度ですね。 さすがに名曲が目白押しです。 >また、その嫌がる点も(男の視点からすると、)そんな細かいことでいちいち、とウンザリ。 男からすると、そんなに嫌いなら別れればいいのに、という気にはなりますね。 しかし、疎ましいと思いながら、別れられない腐れ縁のようなものを感じます。 >実際、陣治がシチューのエビを食べる様子に十和子が苛立つシーンで、いったんは挫折したのです。 私もね、挫折するほどではありませんでしたが、期待したほどではなかったなと、少々残念に思ったのは事実です。 アマゾンでの評価があまりに高かったので、一体どんな世界を見せてくれるのかと、期待に胸を膨らませていたのですが。 まあ、ドロドロした愛憎劇は願ってもない内容だと思っていましたが、ちょっとだけ想像と違ったかな、といったところですね。 >その毒気にあてられたため、私などは読み進めるのが辛いほどでした。 そうですね、中身が濃密なだけに、なかなかサクサクと読めるような小説ではないですから、その辺りじれったさのようなものを感じずにいられないですよね。 >しかし、だからこそ、女性にはお勧めだと思うのです。 それは女性のタイプにもよるのではないでしょうか。 ひたすら嫌悪感を覚える人も中にはいるでしょうし、深く共感できる人もいるでしょう。 ただ、ラストは切ない余韻を残す、なかなか印象深いシーンだったと思います。 このラストシーンは良かったんじゃないでしょうか。 ではまた ^^ |
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