返信元の記事 | |||
【5311】 | RE:彼女がその名を知らない鳥たち メルカトル (2011年11月02日 23時25分) |
||
ドウコクさん、こんばんは。 >まあ、こちらは本場ではないので、美味く作るノウハウみたいなのが無かったのかも知れないですね。 これは想像ですが、安いみそを使っていたせいだと思いますね。 定食一つで200円未満の世界ですから、それも致し方ないですけど。 それでも毎日のように食べていましたから、慣れましたけどね。 >何と東京の築地のお寿司屋さんの味、とのこと。 それは本格的ですね、インスタントでも、それだけのいい素材だと美味しいんでしょうねえ。 ちなみに、具はなんだったのでしょうか。 >いかんせん変な先入観があったので、私が中島みゆきを正当に評価できるまでには、「空と君のあいだに」までかかってしまいました。 そうですか、私が中島みゆきを聴くようになったのは、『悪女』辺りからだと思います。 それまではドウコクさん同様、ちょっと暗いイメージを持っていましたので、敬遠していました。 でも食わず嫌いはやはりよくないですね。 どんな音楽でも一度は聴いてみない事には、本当の良さは分からないものだと思い知らされたミュージシャンです。 >ただ、出版不況の現在、以前ほどの規模で再開して、採算がちゃんととれるのかなぁ、という外野の変な心配はありますが。 そうですね、確かに一抹の不安はありますね。 ですが、大型書店も必要としている人がいるわけですから、雑誌なども含めてそれなりの需要があると信じたいですね。 >「メルカトルさん(というか男性)にはお勧めできない。 しかし、女性には一読の価値が充分にアリ、かな。」 うーむ、このドロドロ具合は好きな人には堪らないことでしょう。 著者が女性ですので、女性の心理描写はさすがだと思いますし、これだけ人間像を明確に作り上げる手腕は大いに評価できますね。 それと久しぶりに本格的な人間ドラマを読ませてもらった気がします。 それも、退廃的な人間模様という点では、近年まれに見る傑作かもしれませんね。 ミステリ的要素は薄くとも、これだけ濃厚な内容であれば、その部分だけでも評価せざるを得ないですね。 ではまた ^^ |
■ 9,999件の投稿があります。 |
【5312】 |
ドウコク (2011年11月03日 22時31分) |
||
これは 【5311】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 >ちなみに、具はなんだったのでしょうか。 しじみです。 赤だし、貝の具は合いますね。 ところで、その高いのを買ったのは偶然で、ホントは「ひるげ」を買うつもりでしたが無かったもので。 私は赤だしの美味しさを、「ひるげ」で知りました。 これでも充分に美味い。 >そうですか、私が中島みゆきを聴くようになったのは、『悪女』辺りからだと思います。 これも、当時としてはアレンジが素晴らしい、いわゆる「ニュー・ミュージック」らしい名曲ですよね。 ちなみに、その辺りのアルバム「臨月」や「寒水魚」はレンタルして、テープに録った記憶があります。 >そうですね、確かに一抹の不安はありますね。 まあ、交通の便が良い(駅近くでオフィス街も近く)ので、その辺は他の書店よりも有利でしょうが。 さて、沼田まほかる氏「彼女がその名を知らない鳥たち」。 >それも、退廃的な人間模様という点では、近年まれに見る傑作かもしれませんね。 おお、これは完全に意見が分かれました。 私はその部分で、かなり消耗したので。 私も、人間関係がドロドロというのには興味を持つ方なのですが、本作の場合、 序盤は、ひたすら一個人(陣治)に対し、執拗に十和子が嫌悪感を示し続けるばかりの展開なので、 「そんなにイヤなら、さっさと別れろや!」と、反感を禁じ得ませんでした。 また、その嫌がる点も(男の視点からすると、)そんな細かいことでいちいち、とウンザリ。 実際、陣治がシチューのエビを食べる様子に十和子が苛立つシーンで、いったんは挫折したのです。 (結局、最後まで読みましたけど。) あそこまでの嫌悪感の描写は、まさに女性作家だからこそのリアリティーだと思います。 男には書けない。 その毒気にあてられたため、私などは読み進めるのが辛いほどでした。 しかし、だからこそ、女性にはお勧めだと思うのです。 そのリアリティーのために、「ある、ある」と感じる部分が結構あるのではないかと。 |
|||
この投稿に対する 返信を見る (1件) |
© P-WORLD