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【2538】 | RE:死体を買う男 メルカトル (2010年05月18日 23時01分) |
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ドウコク!さん、こんばんは。 >ということは、「ダレカガナカニイル…」もSF的風味がある、ということですね。 ミステリとSFのどちらに比重が置かれているかと問われれば、SFのほうでしょう。 ましてや本格ミステリとは全く異なります。 個人的にはやや幻想的な雰囲気が好きですが、この辺り、好みが分かれるところではないかと思います。 >ところで、この「軽い」というのは、作品の内容ですよね。(批判とかではなく、テーマが、みたいな。) 勿論ですよ。 批判するほど悪くはないですし、それなりに楽しめます。 ただ、井上夢人氏の作品にしては、なんと言うかノリやフットワークが軽い感じですね。 本当は『風が吹けば桶屋がもうかる』を読みたかったんですけど、どこを探しても見当たりませんでしたので、仕方なくといった感じで読みました。 > ところで、こういう仕掛けのことは何と言うのでしょう。 叙述トリック、というのとはまた違うような気もしますが。 申し訳ありません、細かい部分まで覚えていないので何とも言えませんが、単純にメタ構造、といって差し支えないのではないでしょうか。 > 作中作「白骨鬼」の第1回の内容は、猟奇的な世界を感じさせて、ワクワクしました。 > 双子が出てきた時は、「キター!」って思いましたよ。 そうでしょうねえ。 しかし、残念ながら双子トリックに新味はなかったですね。 全体の構成はそれなりに成功したと思いますけど。 ではまた ^^ |
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【2541】 |
ドウコク! (2010年05月19日 22時28分) |
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これは 【2538】 に対する返信です。 | |||
メルカトルさん、こんばんは。 現在、こちらでは小雨がパラついています。 パチ屋では冷房がかかっていましたが、寒かったくらいです。 暑いのだかまだ肌寒いのか、よく分からない気候でした。 >個人的にはやや幻想的な雰囲気が好きですが メルカトルさんの書き込みを散見する限り、ファンタジーなんかもお好きなようですね。 ファンタジーと言えば……。 と書こうとして、私は読んだことが無いのに今、気づきました。 というか、作品名を思い付きもしない。 昔から、「童心」を持ちあわせていない、のかも。(笑) 歌野晶午「死体を買う男」つづき。 >細かい部分まで覚えていないので何とも言えませんが、単純にメタ構造、といって差し支えないのではないでしょうか。 お教えいただき、ありがとうございます。 それにしても、本作、メルカトルさんにとっては、あまり印象的な作品でなかったようですね。 歌野晶午氏。 私は、本作と「葉桜の頃に君を想うということ」しか読んでいませんが、この2作だけでも全く趣の違う作品を書きますね。 本作は、細かいトリックの集約と、古風な感じ。 「葉桜の〜」は、大トリック一発と、現代的なテーマ。 たった2作だけですが、なかなか幅広い作風を持つ作家だと感じました。 ところで、解説には「歌野氏は、ピュアに本格推理に挑戦している作家」、とありました。 2作品だけでは、そんな感じを私は受けませんでした。(それなら、綾辻氏や麻耶氏の方が感じられると思う。) 上記の注:これは、歌野氏の作風が悪い、という意味ではありません。 解説に疑問を持った、ということです。 |
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