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【993】 | RE:砂の器 ドウコク! (2009年10月15日 22時40分) |
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メルカトルさん、こんばんは。 >また映像化されるにはもってこいの逸材ではないかと ココなのですよ。 私が更にこの映画を評価したいのは。 実は、あのシーン以外、敢えて映像化する必要の感じられない小説ですし、多分、他の監督がこの作品を撮っていれば、 ただ退屈なだけの、駄作になっていたと思います。 しかし、件のシーンは、実は原作では、ほんの数ページ、しかも、刑事が最後に捜査会議で簡単に推測を報告するだけ、 というあっさりしたものです。 感動も何もありません。 また、この報告だけでは、犯行の動機としては、弱く感じられます。 それを、野村芳太郎監督はイメージを膨らませ、原作には描かれていないエピソードを加味し、更に、「宿命」を、 BGMとしてかぶせることによって、希代の名シーンとして作り上げ、また、犯行動機をより悲劇的に仕立て上げたのです。 若き日の緒方拳(警官役)、若いはずなのに既におじいちゃんっぽい加藤嘉(父親役)の演技が、いっそう輝いています。 これがあったからこそ、映画「砂の器」 は名画の一つに数えられていると思います。 そして、そこから派生して、原作の方も実力以上に評価されているのだと感じます。 もし、原作どおりに撮っていたならば、高い評価は得られていないでしょう。 もし、地上波などで放映される機会があれば、録画してでも、是非、見られることをお勧めします。(少し古臭い感じがしますが) レンタル屋では、多分、ビデオでしか置いていません。 DVDはないはずです。 小説はお勧めしません。 悪くはないのですけどね。 メルカトルさんには、多分、合わないと思います。 ところで、話は全く変わりますが、メルカトルさん、「首が痛い」 が参加しているトピ、カン違いされていません? 某 「集中治療室」 ではありませんよ。 「私。やってみます。」 です。 ここはそんなに人気というわけではないのですが。 (現在は、故あって、皆で故意にレスを増やそうとしています。 でも、落ち着いたら、多分、レス数はひと段落するはず。) |
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【994】 |
メルカトル (2009年10月15日 23時24分) |
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これは 【993】 に対する返信です。 | |||
ドウコク!さん、こんばんは。 流石に原作、映画とも体験された方の意見だけのことはありますね。 なるほど、原作を映像化するにあたって原作の良さを引き出した上、見事に脚色と監督の力量が相まって名作となったわけですね。 >そして、そこから派生して、原作の方も実力以上に評価されているのだと感じます。 それは珍しい例ですね。 大抵の場合は、映画が原作を超えることは稀で、名作であればあるほど、映像を観てがっかりさせられる事が多い気がします。 野村芳太郎監督と言えば、私は『八つ墓村』が最も記憶に残っています。 特に桜が舞い散る中、殺戮を繰り返す為に要蔵が懐中電灯を頭に突き刺し疾走していくシーンが、強く印象に残っていますね。 >メルカトルさん、「首が痛い」 が参加しているトピ、カン違いされていません? >某 「集中治療室」 ではありませんよ。 「私。やってみます。」 です。 ここはそんなに人気というわけではないのですが。 ええ、勿論知っていますよ。 ナズキ改さんの後を継いだ弱小店主任さんがトピ主のお部屋ですよね。 私にとっては十分人気トピだと思うのですが。 >(現在は、故あって、皆で故意にレスを増やそうとしています。 でも、落ち着いたら、多分、レス数はひと段落するはず。) そうなのですか、よく事情は分かりませんが、ナズキ改さんが新たにトピを立ち上げる為の根回しみたいなものでしょうか。 間違っていたらごめんなさい。 ではまた ^^ |
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